AUDIOのページ (2006年12月〜2007年6月)
(4)2007年7月〜2009年12月
引越ししてから1年経過して、大分落ち着いてきているが
セッテイングはまだまだといった感がある。
一人身と違い、ほいほいとセッティングも変更できないの
が歯がゆいところで、最大の懸案はスピーカーの間のTV。
ここは取りうるパターンを考慮して試行錯誤するしかあるま
い。
音の方向は相変わらずJAZZのピアノが良く鳴るシステム
を目指している。好きな音楽が現代のピアノトリオなので、
音楽の嗜好が変わらなければ、大きな変化は無いであろう。
現状、大きな投資が出来ないところがもっとも悩ましいところ
だ。
メインシステムとは別に、レコード・CDを置いている部屋にもう一つシステムを組んでいる。2006年12月までは今まで
使っていたヴィジュアル系のシステムを流用していたものだが、今では90年代国産オーディオメーカーの製品を使用
している。
AUDIOメインシステム
<スピーカーシステム>
スピーカー AE AE2
スーパーツイーター パイオニア PT−R9×2
ハイパスフィルター Tone Factory THN−003(16kHz 12db/oct)
●小型スピーカーにスーパーツイーターを追加するのは果たして効果が
あるのかと疑問に思うかもしれないが、スーパーツイーターの有無による
音の違いは大きい。
具体的に何かというのは難しいが、無いと音楽がつまらなくなるのだ。
非常に主観的ではあるが、好みなので仕方がないところ。
このスピーカーの特徴はキレがある締まった低音。低音のボリュームは
そんなに有るとは言い難いが、自分の好きなジャズのピアノをカッチリ明瞭
に聴かせる。好みの音楽にとてもマッチしたスピーカーだ。
スーパーツイーターのしたのウッドブロックは吉祥寺のジャズ喫茶meg
の寺島氏から借りているものだ。
<デジタル系>
左:
CDトランスポート ESOTERIC X50W
右:DAコンバータ WADIA 27
(休止中)
ジッター低減装置 Resolution Audio CHRONOS(故障中)
●X50Wは東京に引っ越す直前に購入したものなので約6年間の使用していることになる。元がCDプレーヤーなので、
DAコンバータを介さない接続ができるが、WADIAのDAコンバータの発熱量がかなりのものなので、夏場はDACの
電源を切ってCDプレーヤーを直接プリアンプに接続する使用法をとる場合が多い。意外と重宝するのである。
音はカッチリと隈取の太い音が特徴。黒の筐体カラーは店で見たときに一目惚れしたくらい気に入っている。
スパイク受けをJ1製にすると、より締まった低音になるので購入した当初から使用している。
DAコンバータはWADIA27。虚飾を排した佇まいと何よりその音がとても自分の好みに合っている。X50W単体の
時よりも高域・低域双方のレンジが広くなり、音数が増えたように感じられる。非常に重層的で深い音色が魅力的であ
る。
欠点は電源ONから音が安定するまで時間がかかるのと、電源ONにし続けている時の発熱がかなりのものであること。
夏場は家庭不和の原因にもなりかねないため、電源OFFにしている場合が多い。
<アナログ系>
上段左:アナログプレーヤー ROKSAN XEXERS−X & カートリッジ SHELTER TYPE501II
上段右:XEXERS電源部・操作部
中段左:MCトランス SHELTER MODEL411TYPEII
中段右:フォノイコライザ PASS ALEPHONO (モノラル使用)
下段左:CSE アイソレーションレギュレータ(アナログプレーヤーの電源部に使用)
●アナログシステムは自分の欲しいものを揃えたという感じで、個人的には今の所非常に満足している。
新旧双方のJAZZを1台でまかないたいので、割と厚みの有る音がでるように狙っている。カルダスのフォノケーブル
も厚みの有る音に一役かっている。
フォノイコライザーをモノラルで使うと音の広がりが増すように感じ、CSEのアイソレーションレギュレータを使うとSNが
良くなると感じた。
<アンプ系>
左:プリアンプ PASS Labolatory X1(本体+電源部)
右:パワーアンプ CHORD SPM1200B
●以前はCHORD SPM600とのバイアンプ接続であったが、どうしてもSPMが非力に感じたのでシングルアンプに戻したら
その方が結果としてよかったのでバイアンプは止めてシングルアンプにしている。
CHORDのアンプは個人的には非常に癖の無い素直な音と感じている。CDやレコードプレーヤーの素性をストレートに音に
反映していると思うのだ。
プリアンプはアメリカのPASSラボラトリー製のX1。これは音を度外視にして完全にルックスに惚れて購入したもの。
ブルーのLED、電源別筐体のいかつい造り。どれもとても魅力的だ。幸い音の方も破綻無く自分のシステムにマッチしている
ので問題なし。ゲインが高く、ボリュームを最小にしてもかなりの音量が出てしまうのが唯一の弱点か。
<その他>
アッテネータ LUX AT−3000
●アッテネータはプリのゲインが高いため特にアナログ系のボリュームがかなり大きくなることへの対策として導入した
もの。これ以外にYAMAHAのYPC−1を所有していた時期があり聴き比べしたことがあるが、自分の好みはLUX
の方であった。どこか麻の風合のような引っかかり感のある音に好感を持った。意外とPASSのX1との音色も似ている。
今の環境ではご近所付き合いの観点からも非常に重要なアイテムなのだ。
AUDIOセカンドシステム
引越しして以来、出番の無くなったビジュアル系システムを
レコード部屋に持ち込んで、ディスクチェックの目的でセカンド
システムとして稼働させていた。
今のシステムの前の構成は
スピーカー : YAMAHA NS7+PIONEER PTR−6
CDプレーヤー : YAMAHA DVDS2300
アンプ : CHORD SPM600+YAMAHA YPC−1
というものであったが、アンプとCDプレーヤーのバランスが気に
なってはいるものの更改も費用の部分でままならなかったため、
思い切って2006年12月に今のラインナップに改めた。
割と当たらし目の機器から90年代の国産品の中古に乗り換えたので、グレードダウンは必至であるが、そんな事は気にせず
オーディオを始めた当初の追体験だと思って気軽に楽しんで行きたいシステムである。
<スピーカーシステム>
スピーカー
:YAMAHA NS−7
スーパーツイーター
:パイオニア PT−R6
●オーディオを始めた当時、エレクトロボイスのSentry500SBVとこの
NS−7を聴き比べしたことがある。その当時は結局エレクトロボイスを
購入したのだが、その佇まいは国産スピーカーの中でも白眉であろう。
クラッシック向けの製品ではあるが、「物」として大変気に入っている逸品
なのである。
<アナログ系>
左:アナログプレーヤー KENWOOD KP990 & カートリッジ SHELTER MODEL501 MONO
右:昇圧トランス SHELTER MODEL401
●ケンウッドのアナログプレーヤーは手持ちのラインナップでは秋田時代から使っていた最古のもの。使い勝手が
良く、いまだに現役選手だ。フォノイコライザーはプリメインアンプのイコライザーを使っている。昇圧トランスを介し
た方が良いかどうかは、これから調整といったところ。
<デジタル系>
CDプレーヤー ONKYO C−1E Ver.2
●トップローディングのCDプレーヤーはこれまでLUXのD500−X’sを使ったことがあるが、その当時の国産のCD
プレーヤーはYAMAHAのCD−GT1やKENWOODのL−01Dなど多くのものが市場に出ていたものだ。
最近はDVDやマルチディスクプレーヤーに押されほとんどがトレイ式になったが、物としての魅力は未だ色褪せない
ものがある。
<アンプ系>
プリメインアンプ マランツ PM99SE−NM
●これも90年代の国産メーカーの製品。アンプの分野でも当時は国産メーカーがしのぎを削っていたため、数多く
の優れた製品が多かった。
マランツのこの製品、特にNM型はあまり中古の出物がなかったが、たまたま見たオーディオ店のHPで見つけ即
連絡して首尾よくゲットしたものだ。こういう時の動きは我ながら素早い。
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