DIARYページへ

HOMEへ

DIARY12

<8月5日(土)>

8月5日(土)




  オーディオ仲間である「出デンさん」が今住んでいるマンション
から来週引越しするので、その直前に今のシステムを是非聴きた
い…ということで引越直前の忙しさにも関わらずお住まいにお邪魔
したのだ。

  今回は「ひゃおさん」とうちのかみさんも一緒。
 もともとはひゃおさんがお邪魔するのに便乗したのだが、かみ
 さんは出デンさんのところの豆柴「龍之介ちゃん」目当て。
 元々犬好きなのであるが、東京に来てから「犬」に飢えていたの
 でノリノリでの参加である。

  前のお住まいではリビングルームにオーディオが設置して
 あったが、今の所では専用のオーディオルームで音楽を楽し
 んでいるのだ。




  

  
  以前にお邪魔した時とラインナップに大きな変更はなく、ディナウディオの
 スピーカーを機軸にした不動のシステムだ。

  フロントはリンのCD12とLP12で、プリアンプもLINN製。パワーアンプが
 アキュフェーズ製である。
  シンプルでいていつ見ても惚れ惚れするような佇まいなのだ。





  


 今回の訪問では出デンさんの奥様「みんこさん」の計らいで、昨年結婚した我々のお祝いも催して下さったのでした。
みんこさんが持っているドレスをTシャツの上から無理やりはおっていい感じ。お色直しもありの豪華さに大喜び&大爆笑。
 私もかみさんも大喜びでついついお酒も進むのだ。

 
(写真左:鯉のぼりに襲われるかみさんの図…ではありません。写真中:どことなくアホアホの雰囲気漂うご両人。写真右:
すっかり出来上がって柄にもないポーズを決めるご両人)

出デン宅の王様でありアイドルでもある豆柴の龍之介ちゃん。この瞳で見つめられたら誰しもが虜になること間違いなし。

    

  




 ひとしきりオーディオを楽しみ、お祝いもして頂き、龍之介ちゃんと遊んだ後、
ご一行はお住まいの近くのイタリア料理店「IL POZZO」でディナーで盛り
上がる。


 暗めの店内での撮影なので、あまり写りがよくないが、本当はどれも色鮮やか
で味もお世辞抜きでとっても美味しい!!

 こんな美味しいイタリアンは初めてである。ウマー♪




  
(上左:冬瓜にウニとカニが乗った冷製の前菜。上中:前沢牛カルパッチョ&青鯛のマリネ&生ハムの前菜盛り合わせ
上右:ムール貝のガーリックソース&バケットに乗せるソース(チーズ、カニ味噌←すんごく美味しい!))

  
(上左:水菜とトマトのニョッキ、上中:牛ヒレ肉のステーキ?、上右:デザート盛り合わせ)




  飲んで、食べて、騒いで本当に楽しいひと時でした。
 夜遅くまで楽しんだためか、龍之介ちゃんも、ねむねむ
 のご様子でした。


  出デンさん&みんこさん、本当にありがとうございました。
 あと、ひゃおさんお土産ありがとうございました。


  (追)O崎さん、酔った勢いでBBSに書き込みしてまい
 大変失礼しました。お許しくださいませ〜







8月25日(土)



  社会人になってからちょっとだけ自転車に興味が
 出てきて、高級とまではいかないがそこそこのモノを
 乗り継いできた。
  初代のロード用は女子高生と衝突して大破し、次
 のマウンテンバイクは大分年季が入ってきたのでい
 ろいろ物色してきたが

  Bianchi社製 「Mini Velo 8」

  の小粋な容姿にすっかり参ってしまったのだ。
 小口径の自転車なのでかみさんは「サーカスのクマみ
 たいになるわよ」と言うが、そんなことは気にしない。

  休み前に注文していたのものがようやく入荷したので
 早速お店に取りに行き、そのまま乗ってきたのでした。



 Bianchiのトレードマークいうべきチェレステカラーが実に色美しいが、小さいサイズでドロップハンドルというのが
小粋でとっても気にっている。
 お店の人の話によると、店頭にディスプレイしていたのを見てほんの数日で2名の方が注文していったとのこと。なん
か自分のことのように嬉しい。

 写真左にちょこっとだけ写っているマウンテンバイクもまだまだ現役で頑張ってもらおう!同じカラーの自転車が2台
自転車小屋に並んでいるのでした。

 これから季節が良くなれば気軽に街中をすいすい乗りたいものだ。



  久しぶりにジャズネタである。

  ピアニストのChristioan Jacobというと輸入盤愛好者
 にとっては中堅位の位置づけの割と生真面目なピアニスト
 というイメージがあるだろう。

  その彼がリリースしたアルバムがこれ。

 「Contradictions」 (WilderJazz 0601)

  このアルバムは若くして病気で世を去ったピアニストの
 Michel Petruccianiの曲集なのである。Petrucciani
 は本当に大好きなアーティストだ。
  アルバムには私のお気に入りの「Looking Up」や
 「Rachid」という一度聴いたら忘れられないであろう佳曲が
 収録されている。


もちろん他の曲も素晴らしいのは言うまでもない。今年聴いたアルバムの中でも屈指の好内容だ。
こういう作品に出会うとjazzを聴いてて本当に良かったと思うのでした。


9月3日(日)


  この日は田無にある「コール田無」で真空管アンプの製作者で「無線と実験」誌
 でもその作品を紹介している柳沢正史氏の「第5回オリジナル真空管アンプで音楽
 を聴く会」が催されたので足を運ぶ。

  コール田無は自宅から程近くにあるのだが訪れるのは初めてで、この催しに参加
 するのも初めて。会場にはいって驚いたのがその大きさで、大きいスピーカーも
 とても小さく見える。

  「音楽を聴く会」という名前に違わず、ジャズ・クラッシックを中心にいろんな曲を
 聴くことが出来た。途中jazzの生演奏もあったそうだが、途中からの参加だった


ため、聴けなかったのがちょっと残念。青江三奈の「伊勢崎町ブルース」が大音量で流れたのはびっくりで、一同大喜び(?)
の一幕でした。


  音楽を聴く会が終了後、会に参加していたjazzラーメンげんき亭の花村さんと
 ジローさんが拙宅にオーディオを聴きに遊びに来られた。
  ジローさんは独身寮時代の音を聴いたことはあるが、引っ越してからの音を聴く
 のはご両人ともはじめて。

  まずCDを聴いてもらったのだが、「低音に満足されてますか?」とちょっと低音
 の出方に難アリの様子。何気に接続をみてみたらDAコンバータのWADIA27を
 経由しない音だったので…

  「すみません今かけたCD、もう一回かけさせてもらってもよいですか?」


と、DAコンバータ経由の音をもう一度聴いてもらうと、バランスの取れた音にご両人からも及第点を頂いたので一安心。
あわや大失態を演じるところでした。
その後はCDの他にレコードも聴いて頂いたりととても和やかなひと時でした。
是非またおこしくださいませ。

あっそうだ、いろいろ準備してくれたうちのかみさんにも感謝せねば!

9月16日(土)

毎週第3土曜日は恒例のmegの会があるので、吉祥寺に足を運ぶ。
どうもジャズは敷居が高い、勉強しないとダメ。というイメージが巷にはあるようだが、今更ながら
この会に参加しているとそんなことは感じない。ジャズに興味があればだれでも楽しめると思うし、
好きになればなお良い。

老若男女、ジャズ歴様々な方が今月も心から楽しんでいる♪



今月のお題は「月」。めいめいが「月」にまつわる曲をかけていく。
下の写真はその中でも個人的に特に気に入ったもの。内容もジャケットも秀逸なのでした。

 






 左の写真は会でかかったレコードの隅っこに
書かれていたイラスト。

 「レコードをかけるときは針を綺麗にしましょう」
という旨の注意書きであるが、うまヘタなイラストが
なんともいい感じ♪

 至ってのん気なおじさんと物凄く必死な様子の
お姉さんがいい味をだしているのでした。







9月17日(日)

連日のmeg通い。
この日はジャズ好きであり、なおかつ映画通でもある若林さんプレゼンツの「ジャズと映画」のイベント。
3回目のイベントで、megではこの季節恒例のイベントだ。
今回はうちのかみさんが助っ人で参戦。レジメ作成でちょこっとお手伝いしたが、さてさて上手くいくかな?

下の写真左は、イベントが始まる前に和やかに打ち合わせをするお二人。右は始まりの挨拶。

 

3連休の谷間ではあるが、なかなかの盛況ぶり。特に女性の参加者が多く数あるイベントの中で
華やかさではトップクラスか。映画に造詣の深い岩浪先生も関心したご様子を見せることしばしば。

  



 心配には及ばす、会は非常に濃い内容かつ終始和やかに進み、参加者も
本当に楽しんでいるようす。

 手前味噌ではあるが、かみさんもなかなか度胸が据わっていて、コメントも
堂に入っていて予想以上にいい感じ。
 これは益々頭が上がらなくなりそうだ。もうちっと自分も精進せねば。


 イベントの最後は若林さんのピアノ演奏。「バグダットカフェ」のどこかミステリ
アスな旋律に場は水を打ったような静けさ。演奏が終了と同時に割れんばかり
の拍手に包まれたのでした。

 



9月23日(土)

この日はPCMラジヲの収録日。
今回はゲストとしてジャズ通の間では今や全国的に有名になっているショップ「VentAzul」の早川さんが
遠方からおいでになられたのだ。



 選曲の良さは言うまでもないが、ラジオは初めて
という割にはとても落ち着いた語り口で、淀みなく
収録は進んでいく。

 本人曰く、とっても緊張していたとのことだが、全然
そんなそぶりは感じさせず。

 この日は自分の収録も一緒。今回は最近ミシェル・
ペトルチアーニ集をリリースして一躍注目を浴びるよう
になったピアニストのクリスチャン・ジェイコブ特集。

 リーダー作の他に、ベーシストのテリエ・ゲウェルト
とのデュオのアルバムから選りすぐりの曲を紹介する
のでお楽しみに。




収録後は第4土曜日恒例の新譜試聴会に参加するため吉祥寺に移動する。早川さんも一緒。
今回のお相手はmoonksの前泊さん。
何時になくアバンギャルド色の強い展開で、寺島さんがいないこといいことにオーネット・コールマンまで飛び出す
状態。
オーネット・コールマンの曲が終わったすぐ後に寺島さんが店に入ってきたのを見て、なぜか場にいた一同は
ホッと一安心の様子には思わず笑ってしまったのでした。

  

9月24日(日)



 この日も吉祥寺でイベント。9月は週末の度に吉祥寺に出か
けているような感じなのだ。
 今回は「丸ごと一晩VentAzul」。先日PCMの収録に引き続
きmegでイベントを行うのである。

 イベントにはポーランドジャズの第一人者で、あかぎ小次郎さ
んのHPにしばしば登場する「オラシオさん」がアシスタントとして
青森から上京。
 
 今回はあくまでもアシスタントであるが、年内にmegでイベント
を行うそうで今から楽しみである。






第一部は「VentAzulができるまで」ということで、早川さんがこれまでに出会ってきたジャズの中で特に気に入ったもの
を紹介する。第二部は最近お勧めの新譜特集ということで主にボーカルを中心にピアノもの、ホーンものを紹介する。

 

かかる一曲一曲に早川さんの人柄が表れてくる感じがする。
また是非お会いしたい、とてもジャズに熱い方なのでした。


9月30日(土)

9月最後の日はmoonks結成2周年記念ということで、目白の花想容 というところでパーティーが催された。
花想容は初めて行く場所であるが、古民家を使ったとても雰囲気の良い建物で、普段は着物や陶器等の
展示をしたりお茶会等を行ったりしているそうだ。

  

普段なかなか会社以外の方とお話しする機会がないので、こういうイベントは自分にとっては貴重である。
レコードショップ関連方やレーベルの方、メンバーのお友達の方等々、数多くの方が出席してくださったのだ。

 



 ジャズ喫茶の常連さんが集まって始めたmoonksもあっという間の
2年間である。
 ライナーノートの執筆やラジヲの収録など、普通のサラリーマン生活
では考えられないような活動を行うことができたことは得がたい経験
である。

 これまでお世話になった方には本当に感謝してもし尽くせない位だ。

 (左の写真はこれまでの活動の遍歴、原点の「must150」は今読み
返しても新鮮である)



9月21日(土)




 
 毎年この時期の東京はオーディオのイベントが
 目白押しである。

  その中でも最大規模といってもいい「東京インター
 ナショナルオーディオショウ」が有楽町の国際フォー
 ラムで開催されたので足を運んだのだ。今年は老舗
 JBLもフラッグシップとなるスピーカーを間に合わせ
 てきたりと、見所は多そうだ。

  東京に来てからは毎年見ているこのガラスガラスして
 いる会場はいつ見ても美しく、かつ、人のパワーを感じ
 る。

  一通り見て回った各ブースの感想と最後に気に入った
 機器を紹介する。
 人が多かったり、気が乗らず見ないブースがあるのは
 多めにみてくだされ。

 (あくまでも個人的感想なのであしからず)




<6F>

・エソテリック
  イベントばかりであまり音聴けず。X01にDSD処理を追加したバージョンが展示していた。

・リン
  音、普通。ピーター・バラカン氏&和田博巳氏の公演は人一杯。いきなりオーネットコールマン
  &サン・ラ アーケストラの2連チャンの選曲は恐れ知らず。

・アブサートロン
  個人的にあまり目玉なし。印象残らず。

・デノン
  あっ、見てなかった(!)

・今井
  これも印象残らず。

・アイシン
  スピーカーのバリエーションは増えていたけど、普通。

・大場商事
  音は普通だけど、物は魅力的なもの多し。個人的にはナグラのコンパクトサイズのCDプレーヤー
 とジェフの小型のプリ&パワーが小粋でいい感じ。

<5F>

・CEC
  個人的には結構気に入った音。ヴィエナアコースティックが健闘していた。

・ボーズ
  毎年イベントに入場できないので、今回は最初から入る気起きず。

・ディナウディオ
  至って普通。いい意味で安定感あり。

・アッカ
  YGの一番小型のスピーカー”kipod”での試聴だったが、個人的に今回トップクラスの気に入った音。
 同社の大型サイズのスピーカーが展示してあったが聴けなかったのが惜しい。値段もトップクラス。

・オルトフォン
  新型のアームが目に付いたが、それ以上にちっちゃいスピーカーの元気のよい音に好感。

・ノア
  主力のソナスファベールのスピーカーではなくベーゼンドルファーのスピーカーでの試聴。昨年に引き
 続きそのただずまいは非常にいい感じ。物として欲しいかも。ブース的には目新しい感じはしなかった。

・ナスペック
  ダールジールとジョセフオーディオのシステムは目新しさはないが、音は非常に自分好み。いかんせん
 値段が高すぎるので指をくわえるのみ。

・マランツ
  すみません。ちょっとみただけで退出しました。

<4F>

・デノン
  STEREO誌の評論家陣の溜まり場。フルタイムでイベントしているので常に人だかり。近寄れずじまい。

・ハーマン
  今回のブースの中でやはり一番活気があった。newエベレストは伝統的安定感のある音。悪く言えば
  「普通」だが、水戸黄門的安心感はあるぞ。

・エレクトリ
  マジコの大型スピーカーが個人的にいい感じ。昨年のPASSのラシュモアに続き、大型スピーカーの隠
 し玉的存在と感じた。

・アキュフェーズ
  新型のセパレートのSACDが展示。音はJBLのNEWエベレストとウィルソンのシステム8(?)を揃えて
 いる割には普通。

・ラックス
  新型のステレオパワーアンプとプリメインアンプが登場。音は普通。M−07やD500X’sの頃のラックス
 が懐かしい…

・ステラボックス
  ヴィヴィッドオーディオのヌメッとした造形は個人的にダメ。ゴールドムンドの製品群も完成形に到達して
 いるのか、イマイチ代わり映えなし。

・ゼファン
  ジャーマンフィジックスの大型スピーカーと超高額のアナログプレーヤーが迫力あり。常に人が多く、満
 足に音が聴けなかったのが残念。皆さんの感想が聞きたい。

・タイムロード
  いつものジャーマンフィジックスのスピーカーがなくなり、極めて寂しいブース。CHORD贔屓の自分に
 とっては残念極まりない。業務用製品でアナログのプチプチノイズのみを消す装置がちょっとだけ目を引
 いた。

<D棟4F>

・A&M
  エアータイト社の真空管アンプが中心。音はちょい聴きながら割りといい感じ。

<D棟5F>

・アクシス
  WADIAのSACDが有ったがVRDSメカではなかった。せっかくエアーの新型パワーアンプが展示
 してあったが、めぐり合わせが悪かったせいか、音出しは相変わらずルーメンホワイトとFMアコーステック
 とクレルが中心でイマイチ代わり映えせず。

・スキャンテック
  アナログオンリーのシステムは相変わらず潔い。グラスマスターと対になるプリアンプが目をひいた。
 あとLYRAのアンプ群が異なった仕上げで再登場となるようだ(旧オーラデザインのようなピカピカ仕上げ)。
 音は上々。

・ユキム
  行ったとき、たまたまバラカン氏&和田氏の公演で人がごったがえしており、入れなかった。オーラデザ
 インの新製品があったようだったが、結局見ずじまい。


 個人的に好ましいと思ったのはアッカとナスペックのブースでした。ただどちらも高嶺の華なので、麓から
見守るばかりなのでした。


 (左)LINNのブースで公演中のピーター・バラカン氏&和田博巳氏。(中)エソテリックのブースで公演中の
傅信行氏。(右)アイシン高丘社のブース。

  


(左)大場商事のブース。(右)マランツ社のブース。(右)ナスペック社のブース。

  


(左)ノア社のブース。(中)オルトフォン社のブース。(右)アッカ社のブース。

  


(左)ディナウディオ社のブース。(中)CEC社のブース。(右)タイムロード社のブース。

  


(左)アキュフェーズ社のブース。(中)ラックス社のブース。(右)エレクトリ社のブース。

  


(左)アクシスのブースにあったWADIA社製SACDプレーヤー。(中)スキャンテック社のブース。(右)ハーマンイン
ターナショナル社のブース。

  


(気になった製品)

(左)ナグラ社製の小型のCDプレーヤー。参考出品なのでまだ改良可能性がありそうだ。(右)YGアコーステック
社のスピーカー「kipod」。音の切れと全帯域のバランスが非常に良い。


 


(左)ジェフローランド社製プリアンプ「CAPRI」。(右)同じくジェフローランド社製パワーアンプ「MODEL102」
どちらも小型で造りもしっかりしている。値段も同社の他製品に較べればまだ手がだせる範囲だ。

 



11月19日(日)


  ジャズを取り上げているHPやブログは多くあるが、特定の
 国や地域のジャズを重点的に紹介しているところはあまり多く
 はないだろう。

  さてここに登場するは、ヨーロッパのそれもポーランドジャズ
 に造詣が深い「オラシオ」さん。オラシオ主催万国音楽博覧会
 でポーランドジャズを中心に情報発信しているのだ。

  そのオラシオさんが11月19日に吉祥寺・megでイベントを催し
 たのである。


 当日は新潟から文応さん、広島からヴェント・アズールの早川さん他、遠方からのゲストも参加している。

 席につくとオラシオさんからイベントのパンフレットを頂いたが、今回のイベントで紹介するアルバムが一枚
も持っていないのだ。かろうじて名前だけしっているアーティストが何名かいるくらい。まだまだジャズの世界
は広いんだなーと実感。

 イベントは3部構成。1部はポーランドジャズの大家であるクシシュトフ・コメダと彼に関連するアーティストの
の作品。2部はショパンの曲をモチーフにした作品。3部は現在進行形の要注目のアーティストの作品。

 個人的にきになったアルバムは第3部で紹介したイェジィ・マウェクというトランペッターの「By Five」
(写真左)と、第1部で紹介したズビグニェフ・ナミスウォフスキの「Dances」(写真右)。前者はバリバリの
ハードバップで後者はどちらかというとトリッキーで、何が飛び出すか判らない感じの楽しいアルバムだ。
 あと写真は撮ってなかったが、第3部で紹介したヴォイチェフ・ニェヂェラというピアニストがリーダー作
でもサイドでもなかなかいい感じでした。

 

 普段ほとんど聴く機会がなかったポーランドジャズを心底堪能したイベントでした。オラシオさん、お疲れ様
でした♪


11月23日(木・祝)





  この日は掲示板にも書き込みして頂いた「風林火山八王子」さん(以降「風八
 さん」)のご自宅にご招待頂いたので久しぶりに八王子までおでかけ。

  懸案となっていたスピーカーケーブルをAET製のものに変えたところ大成功!
 ということで、その変貌した音を聴きにいくのが今回のお目当て。
  風八さんのところには2005年2月27日 と 2005年6月18日 の2度お邪魔して
 いるので今回は3回目のご訪問なのだ。 
  今回はかみさんも一緒で、遠足気分で中央線に乗り込む。

  待ち合わせの場所で久しぶりに風八さんと再会。以前にも増して元気なご様子
 でした。オーディオに限らず、趣味に打ち込む方は活き活きしているものだと改め
 て実感。



 この日は奥様もご一緒で、ご自宅に移動する前に八王子の「SCENE」というフランス料理のお店で昼食を頂く。
「ご結婚のお祝いに」ということですっかりご馳走になってしまったのだ。美味しい料理と風八さんご夫妻の心遣い
にかみさん共々大感激なのでした。

 食事を堪能した後、ご自宅の方に移動。おばあちゃん犬のちゃっぴーちゃんと新たに家族の一員となった、
コーギーのウランちゃんもお出迎え。犬好きのかみさんはそれだけでデレデレのご様子。


 さてさて、風八さんのシステムは外観は前回お邪魔した時と変わっていないが、ケーブル類が一新。スピーカー
ケーブルと電源ケーブルがAET製に変わっている。
(写真左:システムの全景、写真中:AET製スピーカーケーブル、写真右:アンプ側はゴールドムンドのYバナナ
で終端処理している)


  

早速、板橋文夫の「渡良瀬」を聴かせて頂く。

「〜♪」

以前お邪魔したときはそのときのHPで書いた文言を引用すると…

「音色は非常に穏やかであり、最近のテンポの良いピアノトリオものに見られる鋭いアタックの表現や隈取のくっきり
した表現は苦手なのかもしれない。」

であったが、今回聴かせて頂いた音はその時とがらりと表情を変えている。

 一聴して感じたのは「音の曖昧さがなくなった」ということ。特にピアノの残響音が最後まで一音一音くっきりとして
ぼやけることがないのだ。マッキントッシュのアンプとJBLのスピーカーの組み合わせとはにわかに信じがたい音色
なのである。
 楽器の音色が以前より際立つ変化の場合、それに反してボーカルが貧相に変化する場合があるが、自宅から持
っていったボーカルのアルバムをかけてみても痩せることなく張りのある声に聴こえる。総じてケーブルを変更による
音の変化は非常に大きいと感じた。この音は風八さんご本人もかなり気に入っているようである。


 オーディオという不思議なご縁で3度目の訪問でしたが、風八さんと奥様の暖かいお心遣いに接した一日でした。
本当にありがとうございました。

 最後にちゃっぴーちゃんとウランちゃんの愛らしいお姿を御覧あれ♪

 

 

 




11月26日(日)



  この日は以前に何度か訪問している若林さんの御宅にお邪魔
 したのである。ただ、今回はメインは自分ではなく、かみさんなの
 だ。

  今日は9月17日にmegで行った「映画とJAZZ」の打ち上げ
 と、我々の結婚1周年もお祝いしてくれるとのこと。とっても嬉しい。
  我々のほかに、東京に「活動」に来ていたももちゃんも一緒。久
 しぶりに顔を合わしたのだ。

  若林さんと言えば、やはり美味しい手料理。この日もプロ顔負け
 料理がテーブル一杯に並んだのでした。








  



  本当に美味しい料理に、お酒もすすむすすむ♪

  上段左はアーモンドとゴマが乗ったお手製のリーフパン。上段中はホタテ等がたっぷ
  り乗った海鮮サラダ。上段右は豚角煮の薄切り。左はあつあつのキッシュ。

  料理もさることながら、使っている器もそれぞれの料理に実に合ったものだ。
  「もうちょっと器も揃えないとダメねー」と、かみさんと二人で納得。




大分から上京してきたももちゃんも元気そうで何より。上機嫌の4人はシャンパンを3本も空けてしまったのでした。
若林さん、とびっきり楽しいひと時ありがとうございました♪

 


12月9日(土)




  この日はPCMラジヲの収録日。今回は自分の回の収録はない
 が、今日からディレクターが新しい方に代わるということで 蔵門の
 スタジオまで足を運ぶ。

  新しいディレクターは以前に収録の際に一度顔をあわせている
 wさん。なんとこの方はジャズに限らず日本の「前衛音楽」に精通
 しているとのこと。恐れ入ることしきりである。

  収録は問題なく無事終了。そうそう収録を始めて以来、初めて
 コーヒーが出ました♪これには皆感動。

  いつまで放送が続くかは判りませぬが、今後ともよろしくどうぞ♪






12月16日(土)

この日は毎月第3土曜日恒例のmegの会。ここ2ヶ月ばかり所用で欠席していたので、久しぶりの参加だ。
今回は和田「名誉」会長が急遽参加。今駒現会長とダブル司会なのだ。

 

それにしても手前味噌ながら、和田さん&今駒さんの写真は何時撮ってもいい感じなのだ。
多分モデルが良いのであろう♪



  今回のmegの会にはドラマーの市原康さんが参加していた。市原さんは
 木住野佳子さんなどと競演歴のある国内有数のドラマーなのだ。

  持ち寄りのお題が「白」ということで、市原さんはピアノの福田重男さん、
 ベースの森泰人さんと録音したアルバム「What are You Doing 
 The Rest of Your Life」を紹介。美しい白のジャケットはお題にぴっ
 たり。情緒深い演奏がいい感じでした。




12月23日(土)



  この日はPCMの収録日。今回は自分の収録もあるため、遅れぬように
 半蔵門まで足を伸ばす。

  今回の特集はFranklin/Clover/Seales。ベースのヘンリー・フランク
 リン、ドラムのスティーブ・クローバー、ピアノのマーク・シールズの3名の
 グループ名だ。改めて聴くと非常に内容の濃い演奏の素晴らしさを再認識。

  1月26日の放送なので、PCMラジヲが聴ける方はお楽しみに!



さて、オーディオにちょっとした動きアリ。といってもセカンドシステムの方。
下の写真をご覧あれ。

 

ご存知の方はピンとくると思うが、これは90年代の国産メーカーの製品。
左はオンキョーのCDプレーヤー「C−1E Ver.2」、右はマランツのプリメインアンプ「PM99SE−NM」

レコード部屋にあるセカンドシステムが中途半端な状態で煮詰まりつつあったため、いろいろ思案した結果、後戻りを
承知の上で、購入に踏み切ったのでした。



スピーカー   : YAMAHA NS7+PIONEER PTR−6 (変更なし)

CDプレーヤー : YAMAHA DVDS2300 ⇒ ONKYO C−1E Ver.2

アンプ      : CHORD SPM600+YAMAHA YPC−1 ⇒ マランツ PM99SE−NM



いかんせん10年以上前の物なので、最新の機器と較べると性能的に見劣りするところもあるかもしれないし、音的にも
最新機器に較べると悪くなってしまうかもしれないので、いくら中古で安いといっても万人にお勧めとは言いがたいが、
個人的にはそんなことは気にしない。

要は「思い入れ」なのである

丁度自分がオーディオを始めたのが90年代初頭のころ(STEREO SOUND誌でいうと102号)で、当時は国産メーカ
もなかなか良い品を多く世に送り出していたのだ。オーディオに限らず趣味の世界では自分がその趣味を始めたころの
製品には少なからず思い入れを持つものであろう。時代を経てその頃の品が中古で割りと安く買えるようになったのだ。
この中途半端な時代の製品はビンテージとも言いがたく、年を召したマニアにも最近オーディオを始めた方からも、あまり
見向きもされないかもしれないかもしれない。それでも欲しいと思わせる輝きを持っているのだ。もっとも人によっては全然
輝かないものでもある。
PCのようにスペックだけでは図れない奥深さがオーディオにはあると思う。

STEREO SOUNDのようなとても手が出ない商品を紹介している雑誌にはそんな「思い入れ」を醸成する力を持っている
のでは?と最近思うようになってきた。
今後同じ趣味を続けようとする方にとっては、そういう雑誌を読むことは徒労にも空虚なことにもならないであろう。

オーディオは金のかかる趣味と言われるが、「思い入れ」と中古の出物をいち早く探して購入する「情報収集能力」&「決断力」があれば必ずしもそうとは言えないものである。楽しみ方は色々あるものだ。


10月30日(土)




  この日はmegの年末恒例イベントで 「オールナイト。朝までJAZZ」 が催される。
 さすがに家庭不和になるのはやばいのでオールナイトは厳しいが1年の締めという
 ことで顔をだすことにする。

  実はこのイベント参加するのは初めて。というのもいつもは実家に帰っている時期
 であるためである。
  店のドアを空けるとすでにお客が一杯いるのである。例年はスタート時の客の入り
 はあまりよくなく、時間が経つにつれ客が一杯になるそうだ。




早速第1部のクインテット&カルテットで各人が持ってきたCD・レコードをかけていく。

〜♪

さて、自分の番。
普段はピアノトリオを中心に聴いているため、ホーン入りのアルバムはほとんど聴かないが、それでもお勧めはあるものだ。


  「For Lady」  Prestige 7106
  Webster Young

  プレステージからリリースしたアルバムである。このアルバムはたまたまmegで
 かかっていたのを聴いたのがきっかけで購入したもの。

  枯れた音色と切ないフレーズにいっぺんに参ってしまったのだ。

  このアルバム、なんとお客様の投票のNo.1になって、商品のDVD(ミシェル・
 ペトルチアーニ の ”Power of Three”)をゲット!!
  ピアノ以外の作品を紹介して一番になったのが何よりも嬉しい。今年最後のイベ
 ントで思わぬプレゼントに大喜びなのでした♪





1月1日(月)

今年は去年に続き東京での年越し。去年は田無神社で初詣だったが、今年は吉祥寺で…と思って出かけたが参拝客の
長蛇の列にあえなく断念。吉祥寺の街中を歩いていていると「月窓寺」というお寺でも初詣客が参拝している。人も多くなく
実にいい感じ。
中に入ってみると、なぜか羽子板やコマ回しに興じている方々が多い。お寺の計らいで自由に使って遊んでよいそうだ。

そこで…

  

昔取った杵柄とはこのことである。他のお父さん方がコマ回しに難儀しているのを傍目にちょっとした優越感♪


1月12日(金)

今年は年明け早々から大阪に出張。大阪出張は毎回夜遅くまで作業が続くのでなかなか大阪の街を見る暇もないのだ。
今回は9日〜12日の予定だが1日余計にとまって13日に東京に帰ることにする。ちょっと行ってみたいところもあることだし。

12日は大阪に転勤したジャズ仲間の重藤さんと一杯飲もうということで待ち合わせする。
待ち合わせの時間までに余裕があったので町の様子を写真に撮ってみた…

  

歌で聴いたことがある法善寺は意外と道頓堀に近いところにあったのだ。たまたま裏道をうろうろしていて発見。


 

大阪といえば真っ先に思い浮かぶのが「食い倒れ人形」と道頓堀川にある「グリコのネオン」。
大阪の夜の街はとても色鮮やか。東京よりもど派手で明るいのは大阪気質なのかな〜。


  




  その後、首尾よく重藤さんと合流して向かったのは通天閣方面。
 せっかく大阪に来たので、一度は「串カツ」を食べねば…という
 ことで足を運んだのである。

  上の写真は言わずと知れた通天閣。生通天閣は初めてなので
 遠目で見えたときからテンション上昇。
  道すがら、演歌専門の歌謡ホールを見かけたりと、まさに大阪
 風情たっぷりだ。

  通天閣の足元はとにかく串カツ屋が山ほどあるのだ。重藤さん
 曰く最近は観光客目当ての店が多いとのことだ。
  フランス料理のマナーは知らなくとも、串カツ屋のマナーは何故
 か知っているものである。粗相のないようにソースは一度づけ。




 重藤さんと最近のジャズ&オーディオ話で盛り上がる。転勤になってから小規模ながら大阪でもオーディオシステムを構築
しているとのことで、なんでも翌日にスピーカーが届くそうだ。カタログを見ている時が一番幸せとよく言うが、物が届く前日も
シアワセの頂点であろう。オーディオは物が届いてからが難儀な世界なのである。



  串カツ屋を後にして、その足でよく行くというジャズが流れるBARに足を運ぶ。

  「BABY」というお店はこれも通天閣の程近くの場所にあり、澤野工房の社長さんもよく通う
 そうだ。なんでも、澤野履物屋が閉店になる時間に店を開けるらしいが、これは本当だろうか?

  このお店はオーディオにもかなりこだわっているそうだ。かける曲はボーカルものか澤野
 工房のアルバムのみ。ますます楽しみである。

  お店に入ると、心地よいボーカルが流れてくる。マスター曰く、客層に併せてかけるものを決
 めるそうだ。この日は割りとご年配の客がいたので、やはりボーカルしかも女性ボーカルを中心
 にかけているとのこと。





オーディオシステムはスピーカーがアルテックの業務用のシステムで同軸ユニットにツイーターを追加している。写真で
は判りにくいが、バスレフポートの穴のうち、向かって右の箇所にツイーターを仕込んでいるのだ。

アンプ類は結構複雑で、マッキントッシュ&ハンドメイドの真空管アンプを中心に複数系統の接続をスイッチで切替て
使っている。組み合わせによって音の表情はかなり異なったものになり、ボーカルに向いている割とやわらかめの音や
インスト系に合うかっちりした音を上手く使い分けているのだ。

  

下の写真はお店の入り口脇においてあったビクター製の電蓄。音も聴かせて頂いたが、なんともなまめかしい音なのである。
蓄音機の音は何度も聴いたことがあるが、共通して言えるのは独特の音の風合い。スクラッチノイズがあるのは致し方ないが、
特に人の声が実に暖かくかつ実体感があるのだ。

右の写真はピックアップアーム。その形状から「コブラアーム」と言うそうだがその佇まいといい工芸品の風情である。

  



  これまでの大阪出張にはない、実に至福なひと時である。

  こういう出会いがある度に、ジャズ&オーディオ好きで本当に良かったと
 思うのだ。

  重藤さん、BABYのマスターさん、楽しい大阪の夜、ありがとうございました♪





1月13日(土)




大阪に来たからにはジャズファンとしてどうしても立ち寄りたい
場所がある。

昨日に引き続き、目の前には通天閣。
そう、澤野工房である。

写真では何度も見た景色であるが実際に店を前にすると本当に
サンダルや下駄がたくさん並んでいるのだ。








お店に入ると澤野社長は顔を覚えていたようでホッと一安心。
お店の中はレコードでさぞかし一杯に…と思っていたが、意外にも店の隅の一角につつましく整然と並んでいるだけなので
ある。やはり本業は履物屋であって、レコードは「従」なのである。

 

色々お話した中で面白かったのが東京と大阪で行われる澤野工房主宰のコンサート。特にオープニングの社長の挨拶は
毎回密かに楽しみにしているのだが、挨拶する側はかなり難儀なものだそうで、事前にあれこれ言うことを考えていても、いざ
壇上に上がるとスコーン!と頭の中から消えてしまうそうだ。
今年も楽しみにしてますよーと言うと、もう挨拶のことが今から気がかりなのだそうだ。

最後は一緒に記念写真でパチリ。昨日に続き、益々大阪が好きになっていくのでした。

この後梅田のレコード屋、ワルティ堂島にお邪魔して、ジャズ担当の古川さんとお会いできたのも大きな収穫でした。ワルティ
堂島は輸入版のアルバムも多く取り扱っており、東京では見つけられないアルバムもあるので、大阪に行った際には通天閣
エリアに加え是非とも訪れたいスポットである。


1月14日(日)

この日はジャズ・オーディオ評論家として有名な寺島靖国氏の御宅にお邪魔する機会に恵まれたのである。
この日の模様は コラムVOL9 いざJAZZオーディオの総本山へ をご覧ください。





DIARYページへ

HOMEへ