「ひとこと集@」 門田宗朋
◆ホームページ開設 =25年11月23日=
ホームページを開設しました。
◆「利休にたずねよ」 =25年11月29日=
映画「利休にたずねよ」が公開されます。原作は、若いときの恋愛(フィクション?)も描かれ、今までのイメージとは異なる、男性・利休の物語。撮影には本物の楽茶碗等が使われたとのこと、楽しみです。
◆聖護院大根 =25年12月4日=
先日のお稽古の生菓子は「聖護院大根」。ふっくらした愛嬌のある形に、こちらもニッコリ。京都の寺院では11月〜12月に、中風封じや健康増進を願う「大根炊き」の行事が行われます。
◆映画「利休にたずねよ」を観て =25年12月12日=
映画「利休にたずねよ」を観ました。教室メンバーの感想はー
「利休の揺るぎない美意識がすっきりと描かれており、悲しく厳しい最期にもかかわらず、重さを感じませんでした」(Mさん)
「意外な展開。今までと違う利休像を見ました。忘れがたい過去の体験が、その後の生きざまに大きな影響を与えることを痛感」(Hさん)
◆「無事是貴人」 =25年12月27日=
12月の教室の掛け物は「無事是貴人」。
禅語の「無事」には、(修行を積んで)何事にもとらわれず、造作しないで自然に行う、という深ーい意味があるそうです。
けれども俗人の私は、おかげさまで今年もつつがなく(無事に)お稽古を続けられました、という感謝の意を込めて、一年の終わりにこの言葉を床に掛けます。
◆茶は養生の仙薬 =26年1月12日=
産経新聞に連載されている「1カ月で分かる茶道」によるとー
茶を日本に伝えた僧栄西が著した「喫茶養生記」の冒頭は「茶は養生の仙薬なり。延齢の妙術なり」。二日酔いの源実朝が、茶を喫すると良くなったとのこと。
お茶が薬だったとは知っていましたが、二日酔いにも効果ありとは。お悩みの方、一度お試しあれ。
◆和の魅力 きもの =26年1月12日=
先日の初稽古では、お若いEさんが格の高い小紋を召してお点前。着付教室に通っているだけあって、上手な着こなしでした。写真は後日掲載します。
明日は成人の日で、たくさんの振袖姿が見られることでしょう。若い人が和の魅力に関心を持ってくださるとうれしいですね。
◆節分の和菓子 お多福 =26年1月31日=
節分が近づくと、上生菓子コーナーには豆、お多福、鬼といったユーモラスな形の物が並びます。茶席も和やかに。
豆には邪気を払う霊力が宿っていると考えられています。ところが、鬼を祭神とする神社での掛け声は「鬼は内」。また鬼の字の付く姓のお宅でも「福は内、鬼も内」だそうです。
先日の初稽古、お着物でのお点前姿は「教室案内」ページに。
◆陰暦2月は「梅見月」 =26年2月12日=
梅の固いつぼみがちらほら。そこで梅形の干菓子盆に、梅形のお菓子を盛りました。形が重なっても、不思議とくどくなりません。 陰暦2月は新暦3月頃。梅が咲く時期なので「梅見月」「梅つ月」の異名も。各所で梅花祭や梅まつりが行われます。
ちなみに「梅の色月」は陰暦5月の異名です。
◆煤竹茶筅(すすだけちゃせん) =26年2月25日=
表千家流では、煤竹で作られた茶筅でお茶を点てます。
煤竹というのは、150年以上前に建てられた茅葺き屋根の住宅の天井や屋根裏に使われていた竹で、囲炉裏の煙で燻され、濃い飴色に変色しています。張りが強く、丈夫。
今では古民家が少なく、生活様式が変化したため、煤竹は入手が困難になってきています。