衛星や宇宙基地等の飛翔体周辺にはどのような宇宙環境が形成されるかを調べることは、人類の宇宙進出にとって非常に重要です。筆者はこの研究を飛翔体環境 (Spacecraft Induced Environment; SIE)の科学と名付けて研究を行ってきました。宇宙空間の環境は宇宙空間プラズマが重要な役割を果たすことから、本ページでは、筆者が参加した宇宙空間プラズマ現象に関わる実験室実験、観測ロケットによる電子ビーム放射実験やエレクトロダイナミックテザー実験、スペースシャトルによる電子ビーム、プラズマ、中性ガス放射実験、Space Flyer Unit(SFU)による 飛翔体環境科学の研究、についての講演資料と関連する参考資料を紹介します。 これらの研究は、宇宙環境の静的な観測とは異なり、宇宙環境に人為的な作用を及ぼしその影響を計測することによって宇宙環境を理解したり制御したり、またその結果を宇宙工学に応用しようとするもので、宇宙能動実験(Space Active Experiments)と呼ばれています。我が国のこの分野の研究の歴史)はすでに50年以上ありますが、時代により研究の動向は大きく変わってきています。また本ページでは宇宙環境計測に関連して研究を行なった宇宙テザーシステムの工学的な研究資料も紹介しています。
(和文)
(英文)
以下の英文雑誌の論文については、著作権の制約によりアクセスはアブストラクトのみに限られるものがあります。フル論文が必要な場合は末尾のお問い合わせ先にご連絡ください。