第67回 講座「戦国時代の足利将軍の文書を読む」
内 容
戦国時代は、織田信長をはじめとした大名や領主が各地で活躍した時代とよく認識されています。その一方で、室町幕府も依然として存在しているものの、その活動や実態への認識は低いものです。近年は研究の進展によって、そうした将軍像も改善されつつありますが、何をしていたのかよくわからない方も多くいると思います。 本講座では、戦国時代の室町幕府の将軍のうち、十三代将軍足利義輝の出した文書と関連史料を読みながら、この時代の室町幕府将軍の政治的役割と、各地の大名とどのような関係を構築していたかを見ていきたいと思います。 なお講座で必要な資料はこちらで用意いたします。
講 師 木下 聡(博士(文学))
主要著書・論文 ・『中世武家官位の研究』(吉川弘文館、2011年)
・『全国官途状・加冠状・一字状目録』(日本史史料研究会、2010年) ・「織田権力と織田信忠」 (戦国史研究会編『織田権力の領域支配』岩田書院、2011年)
日 時 2020年2月2日(日) 14時〜16時
場所 日本史史料研究会水道橋研究センター
参加費 2,000円(会場費・資料代)
定 員 8名
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