私とトールキンの出会いは、中学の時でした。
親(母)が、私が小学校の頃、新聞の書評を見て、ナルニア国物語(C.S.ルイス著)と指輪物語を、子供(兄と私)に読ませようとして、購入したのです。 ナルニア国物語は、小学校の時分に読んで夢中になりましたが、指輪物語の方は、最初の巻(旅の仲間(上))の始めが、ホビットに関する専門書調(というか、研究書調とでもいうのか)の記載と、指輪物語の前段となる、ホビットの冒険のあらすじの説明が、細かい字で書いてあったので、とりつくことができず、読まずにいました。 (ちなみに、兄は全く読もうとしませんでした。元々、この類の話に興味が無かったせいでしょうが。) その後、中学になって、何のきっかけでか物語の方を読み出し、後は夢中になって読んだような気がします。 実は、5巻目、王の帰還(上)を、注文先の本屋さんが届けるのを忘れていて(というか、それのみ取り寄せに時間がかかって、そのうち本屋も忘れてしまった)、読み出してから親に頼んで、改めて取り寄せてもらったのを憶えています。 おかげで、ずいぶん長いこと、この巻のみが真新しくて、他のと一寸違ってるな、という感じでした。今では大して違いがなくなっていますが、それでも、少しきれいな気がします。 |