第13代目代表からのメッセージ(代表者略歴)

宇大学生会(寺子屋)代表-吉澤 潤一

国立大学法人 宇都宮大学学士課程 吉澤 潤一

特定非営利活動法人 とちぎ生涯学習研究会 宇都宮大学学生部長

宇大学生会寺子屋は、30年余り地域の方々に支えられ、真摯にお子様とご家庭に向き合ってまいりました。そして、近年の児童・生徒の取り巻く環境は大きく変化し、文部科学省のGIGAスクール構想により、1人1台の情報端末が配布されたり、生成型AI技術が開発されたりするなどプラス面でもマイナス面でも情報があふれています。この30年で勉強内容や勉強方法も大きく変遷しています。

あふれる情報化社会の中、人(お子様)を成長させるのは人(保護者様や先生)であると考えます。どんなに優れたAIロボットであっても、それは人に置き換えることはできません。私は、中学時代、受験勉強に悩み、大きな挫折を経験しました。その時、応援してくれた恩師や両親の支えがあり、今では児童・生徒を支えることが出来ています。

私自身の経験から、お子様の成長のために大切にしていることが、2つあります。一つ目は講師とお子様との信頼関係と勉強の方法・習慣化、二つ目は講師と保護者様とのコミュニケーションです。

ひとつ目については、講師はお子様の勉強の先生であり、お兄さんお姉さんでもあります。信頼関係を築いていくと、お子様も勉強方法や進路相談などこちらの話に耳を傾けてくれるようになります。多くのお子様は、「何を、どうやったら、勉強ができるようになるか」という勉強の方法が分からなかったり、つまずいている単元をできないままにしていたり、勉強の習慣化ができていなかったりすることが多いのです。勉強の方法さえ分かれば、つまずいている単元を克服さえできれば、勉強の習慣がついていれば後述の主体的な勉強につながっていきます。

二つ目については、このホームページをお読み頂いている保護者様はもちろんのことではありますが、お子様の成長を願わない保護者様はいません。しかし、子どもの成長を願うばかりに、子どもに強く当たってしまい、親子ケンカに…なんてご相談も多くあります。 おそらく、私たちに家庭教師の依頼をされる多くのご家庭で、お子様がなかなか勉強をしないというお悩みを抱えていると思います。そんなお子様が進んで勉強をするようになるには、その子の主体性を引き出し、さらに根気強さを養っていかなくてはなりません。そのためには、私たち講師よりも圧倒的に長い時間をともに過ごす、保護者様のお子様への接し方や声かけが重要になります。そのため、保護者様とは、お子様の勉強に関しての一切を講師に丸投げするのではなく、私たち講師陣と協力してお子様の成長を促す関係を築いていきたいと思っております。

最後に、勉強ができない、反抗期、学校に行くことが難しいなど様々な事情を抱えるお子様をお持ちの方もいらっしゃると思います。でも、どのようなお子様も、お父さん、お母さんのことが大好きなのです。お子様は、大好きなお父さん、お母さんのために「こんなことが出来るようになったよ!」と言いたくて、一生懸命がんばっています。だからこそ、私たちはお子様と丁寧に向き合い、お子様とご家庭が成長していけるよう尽力します。保護者様とのコミュニケーションを大切にし、お子様に情熱をもって接することができる講師をこれからも提供してまいります。これからもよろしくお願い致します。

【OG現役教師からのメッセージ】

近年、子どもたちの学力低下が問題視される中、文部科学省では子どもたちの学習時間を増やことに解決の糸口を見出そうとしています。果たして、それで子どもたちの学力は向上するのでしょうか。

学習意欲の無い子どもに勉強を強いても期待するような効果は表れてはこないと考えます。何故なら子ども自身“本人”が、学習意欲を持とうという意識が沸いてこなければ、周囲が口うるさくいっても、 勉強に対する意欲“やる気”は沸いてはきません。むしろ、子ども達の長所を見出してあげることにより、子ども本来の学習に対する姿勢を理解し、子どもが学習過程の中で何に興味を持つか、 また興味を持った時に興味の持ったことをより分かり易く指導していくことで、“学ぶきっかけ”がつかめると考えるからです。

学習意欲に目覚めた子ども達の吸収力は凄まじいものです。宇大学生会では、この点に着目し、子ども達の意欲を高めることに重点を置いています。 この考え方は、単なるアルバイトではなく、アルバイトの枠を超えたプロの意識を持つ者だけが為せる業であり、単に分かりやすく勉強を教えるだけでは駄目なのです。それを実現するために、 宇大学生会では長年積み上げてきたデータなどを基に先生方に勉強の教え方についても日々教授を行っております。

私たちは生徒ひとり一人の習熟度をしっかりと把握したうえで、授業にアクセントをつけるなどの授業に対する創意工夫も忘れません。これからも私たちは、地域に根ざす 「家庭学習・応援団」として、生徒ひとり一人にあわせた“オンリーワンの家庭教師”を送り出して参ります。