「第31回オブレートの集い」に参加して

オブレート会員 森 壽子

 

小野幌教会の根本さんご夫妻の車に乗せて頂き、6名で秋の遠足気分を味わい、シスターの皆様との再会を楽しみに室蘭へと向かいました。
参加者は小野幌10名、東室蘭5名、伊達1名、元寺小路教会1名の計17名でした。

2017年9月16日(土)オブレートの集い
ミサ後聖堂にて全員で記念写真


 集いが始まり、東室蘭教会のハン神父様から、韓国生まれであること、大学で軍隊に入隊し板門店で北朝鮮の人と対面した時、同じ顔の同胞であるという思いを持ったと話されました。
私達には考えられない特殊な状況ですから、その気持ちはいかばかりだったでしょう。
除隊後、神父様に頼まれ教会学校の手伝いをしていて、神様に呼ばれ神父様になられたそうです。
希望の赴任地はアフリカでしたが、日本に来るようになったそうです。

 

 [講話一]は聖書を使ってのお話でした。
心に深く響いたことは「生と死について」で、最後の別れにおいても悲しんではならない、大きな喜びがあり、弱さの中にこそ神様の力は現れるという熱情に満ちたお話でした。
その後、「昼の祈り」に参加させて戴き、聖歌は天使の声のようで身も心も洗われる清々しい気分になりました。 昼食のデザートは手作りの水羊羹と温かなおもてなしを受けました。

 

 [講話二]は「サマリヤの女の人」から「カナの婚礼」のお話でした。
北イスラエルはアッシリアに征服され男は皆殺されたそうです。
イエス様がガリラヤに向かう途中サマリヤ地方を通った時、ユダヤ人とサマリヤ人は口もきかないほど仲が悪かったのに、イエス様はサマリヤの女の人に水を所望して話された。
当時、サマリヤの女の人は理想の人をさがし、五人の夫を取り替えていた。
今も、夫ではない人と暮らしている事をイエス様に言われて驚きました。
水を飲んでもすぐ渇くが、私が与える水を飲む者は渇くことがないと言われた。
サマリヤの女の人はすぐに信じて皆に知らせに行き、大勢のサマリヤ人が信仰を持ったとあります。
普通、女の人は朝水を汲むのにサマリヤの女の人は誰とも顔を合わせないように、カンカン照りの正午頃水を汲みに来てイエス様に声を掛けて貰った。
 私は皆と顔も合わせない人、5人も男の人を変える人を気にも掛けないかもしれないなと思いましたが、イエス様はあらゆる人に偏見なく、話しかけ会いに来てくださったのです。
続いてカナの婚礼と続きました。
イエス様は六つの水瓶の水を葡萄酒に変化させた話です。
神父様は信仰は古い人が新しくなる。
どんな困難、誘惑があっても神様は先に私達を愛してくださっているので、希望を持ってお祈りしましょう。
どんな小さな恵みももったいないことですとおっしゃいました。
また、私達にミニロザリオ、車に付けるクリストファのメダイ、韓国のマリア様の栞等お土産まで下さいました。

 

ミサ、茶話会と続き、とても充実した日を過ごすことが出来ました。
神父様、シスターの皆様本当に有難うございました。