2003年6月28日(土)、
たぬきマンは西オーストラリアのパースにストリート篆刻ライヴパフォーマンスをするため旅発ちました。
オーストラリアは真冬で寒いと聞いていたので、セーターやスイングトップなど日本の冬の服装で行ったらこれが暑い!
日中は半そでのTシャツで十分で、日陰に入ったり、夜になれば上着がいるくらいで、持っていったものが何も役にたちませんでした。
パースの西20キロの所に有る「フリーマントル」という港町に電車で行って
場所を選んでいたら、
いろいろなパフォーマ−がいる市場とカフェの
間の道を見つけたので、私も持っていったイスとテーブルを広げての挑戦です。
隣にはジャグラーがいたり駅前ではバグパイプを吹いているオッサンがいたりと強敵ぞろいです。
その中でも私の篆刻が一番人目を引き、
「一体何を始めるんだ?」とか
「生まれて始めてみた。このTENKOKUてのはいったいなんだ」とか、
とにかく大盛況なのですがオーストラリアの英語が実にわかりずらいのと、
人種のるつぼで、マレーシア人や中国人、イラン人やトルコ人、
イタリア人にクロアチアetc.など、それにバリ島やドイツ人なども混じって
物凄いなまりの有る英語ばかりで、最初はどこの言葉を話しているか分からず大変な思いをしました。
パースには「J.A.パース」という日本語新聞があり、事前に日本で篆刻パフォーマンスをするよ、とMAILを出しておいたらカメラマンを連れて取材に来てくれました。
8月号に載るそうなので今から愉しみです。
Danny khoo というマレー人に篆刻を彫ったら、自分は写真家でその作品にぜひ印を
使いたいという嬉しい言葉。
もちろんOK(オーストラリア人はOKをオーカイと発音します。)というと私の写真をとってくれて、パフォーマーばかり写している、小さい自分の写真集をくれました。
私も写真集に載せてくれるといいます。
私のパフォーマンスは珍しい?と聞くと、
非常に面白い。絵になるしオリエンタルな魅力とお前のDoingが魅力になっているよ、と嬉しい言葉。
そのほかにもイタリア人のレストランのオーナーは子供の名前を作ってくれたり、
中国人の彼女を連れている日本人は船を作る職人で、いま勤めている船工房が
ゴルファーのグレックノーマンの70メータークラスの40億円するクルーザーを
受注して、
自分もフィルワーカーで(どういう意味か分かりません)で参加していると胸をはっていました。
外に出て何かに挑戦するのはホントに大変なことですが(今回も大分辛いこともありました)
勇気を持って出ていくと、素晴らしい仕事をしている人たちの仲間になれたような気がして篆刻家として誇りに思います。
これからも世界中の街角でこのストリートライヴを続けていこうと思っています 。
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