あなたもスコアがつけられる。〜超・初心者のためのスコアのつけ方入門〜

 <3時間目>

応用!ボックスの使い方とスコアカードの使い方


 1時間目の<授業>ではボックスの使い方を、2時間目には、統一記号について、勉強してきました。
 この時間は、それらを踏まえての「応用編」とまいりましょう。少し実戦調になりますが、まずは、実際の試合の流れ風のボックス記入にチャレンジしていただきたいと思います。
 と同時に、スコアカードの使い方についても少々解説をしておくことにしましょう。

<練習問題>
〜この問題は、スコアカード・スコアブックに解答を記入してください。ない方は、練習用のシートを作成しましたので、印刷してお使いください。(PDFファイル)〜

@
1番 ストライク・ファウル・ファウル・ボールの5球目、中前安打
2番 ストライク・ストライク・ストライク(一死)。
3番 ストライク、このとき一塁走者が二塁へ盗塁。一塁走者を刺そうとした捕手の送球が外野へ抜け(二塁ベースカバーは遊撃手)、走者は三塁へ。
   ストライク・ファウルボールの4球目、中堅フライ(二死)。
4番 ストライク・ストライクの3球目、死球
5番 ストライク・ボール・ボール・ストライク・ファウルボールの6球目、左越の二塁打
   三塁走者は本塁生還(「自責点」)。一塁走者は三塁をまわり、本塁をつくが、左翼手→遊撃手→捕手と返球されてタッチアウト(三死)。
 ※5番打者は二塁残塁

A
6番 初球を中越の二塁打
7番 初球を右越の三塁打。二塁走者生還(「自責点」)。
8番 ボール・ファウル・ファウルの4球目、中前安打。三塁走者生還(「自責点」)。
9番 初球、投手へバント投手→一塁ベースカバーの二塁手へ送球がわたる。(一死)一塁走者は二塁へ進塁。
1番 ボールからの2球目、二塁フライ。(二死)
2番・ボール・ストライク・ストライクの3球目、二塁ゴロ。(三死)
 ※9番打者は二塁残塁

B
3番 ストライクからの2球目、三塁手へバント。三塁手の一塁への送球(ベースカバーは二塁手)が悪送球となり、走者セーフ。
4番 ボールからの2球目、遊撃フライ。(一死)
5番 初球、二塁手へのゴロ。二塁手→二塁ベースカバーの遊撃手へ送球がわたり、一塁走者がフォースアウト(二死)。打者は一塁へ出塁。
6番 ボール・ファウル・ボールの4球目、左翼フライ(三死)。
 ※5番打者は一塁残塁

C
7番 ボール・ファウルボールの3球目、左翼フライ(一死)。
8番 ボール・ボール・ボール・ボール。
9番 ストライクからの2球目、遊撃ライナー(二死)。
   一塁走者は飛び出して戻れず、遊撃手→一塁手と送球がわたってアピールアウト(三死)で、ダブルプレイ成立。

 →解答例はこちら

 さて、どうでしたか?ちょっとややこしい点もあったものと思いますが・・・。

 みなさんには、統一記号を覚えていただき、また、ひとつひとつのボックスの書き方を覚えていただきました。
 ですが、言うまでもなく試合はひとつの流れの中で行なわれています。ボックスもその流れに沿って記録されていくわけです。
 このような練習問題によって、その流れをぜひ感じていただきたいと思います。


 

<この時間のおさらい>
@「統一記号」は、スコアをつけるすべての基本。必ず覚えよう!!
A覚えるのは大変だけど、それが必ず役立ちます。倦まずたゆまずがんばりましょう!!
Bとはいえ、頭だけで覚えるのはむずかしい。実践の場もつくって勉強を。

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