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  -Diary-  ('02年8月-)
 
この項では、家主が日々感じたことなどを、順不同、行き当たりばったりで書いていこうと思っております。
まったく何の役にも立たないものですが、お暇つぶしと思われて、ご興味のある方はお読みください。
ちなみに、毎日書く予定はありません。これも、気の向くままになると思います。ご容赦を。

 *過去の日記:'00年9月'00年10月-'01年1月'01年2月-5月'01年6月-'02年3月

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   2002年11月13日(水)

 ・御礼&祝! HPカウンター1万ヒット! と、キリ番プレゼント。

 掲示板にも書きましたが、このHPは、11月9日でカウンターが1万ヒットを超えました〜!
(朝7時頃に入ったら、10005カウントになってました。この日の零時過ぎに入った時はまだだったと思うのですが。)
皆様、こんな僻地にある、雑駁で更新の遅いページを、ご愛顧頂いてありがとうございます〜(平伏 _(__)_ )。
コンテンツの更新も、どんな内容を書くかも、全部家主の趣味と気まぐれで、書かなけりゃ、と思う内容が山積みになっています。頑張らなくっちゃ〜。

 ところで、これも掲示板に書きましたが、カウンタが1万をヒットした事後になってしまいますが、カウンタ1万ヒット御礼・キリ番プレゼントを行いたいと思っています。カウンタが丁度1万の時にお越しいただいた方に、プレゼントを差し上げたいと思います。
賞品は、マイセンのブルードラゴンのバタープレート(現代物)です。直13.5cmの小さなプレートですが、とても可愛いですよ。
1万のキリ番を踏まれた方、お差し支えなければ、是非、掲示板への書き込みか家主へのメールで、お知らせ下さい。
よろしくお願いいたしますぅ〜。

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   2002年11月 4日(月・祝)

 ・奥入瀬リベンジ

 このHPに既に書いたが、9月末の3連休に、東北・十和田湖の奥入瀬に旅行に行って来た。
その時、(これもその旅行記に書いたが、)奥入瀬渓流遊歩道を全行程徒歩で歩き景色を楽しむ積りで、けれども、交通機関の具合でやはり時間が足りず、全制覇は出来なかった。それで、”リベンジ(もう一回行って、歩いていないところを歩く)をしようと思っている、とも書いた。

 実は、仕事場では、体調のせいでいまいち出勤状態が芳しくない(有り体に言って、普通より良く休んでいる)のにも関わらず、この11月初めの連休(2,3)で、リベンジを果たしてきてしまった。これは、かかりつけの医師に出してもらっている薬が変わったせいで、体調がよくなったのと、ちょっとストレスの原因っぽい、会社の仕事の状態が、前より良くなってきたせいでもある。
上のような状況だから、会社の人には、旅行に行ったことは黙っていようと思っている。

 リベンジには、やっぱ多少トラブルもあったが、成功して、前回と合わせて奥入瀬を全制覇して、十和田湖を拝んできてしまった。紅葉は終わっていたが、やはり奥入瀬は美しかった。ついでに、翌日は竜飛岬まで足を伸ばしてきた。今回は、結構寒くて、雪もちらついたりしていた。青森から十和田湖へのバスは、八甲田の峠(冬季に不通になるところ)が通れず、回り道をしたので、バスが30分遅れ、奥入瀬を歩く時間が短縮されてしまった。竜飛岬は風がものすごくて、手袋とマフラーが必携だった。でも楽しかった。広広と津軽海峡を見渡せ、対岸も見える(見えたと思う)し、やはり、最果てという感じだ。石川さゆりの、”津軽海峡冬景色”の大きな歌碑があり、でかいボタンを押すと、大音量で、”ごらんあれが竜飛岬北の外れと・・・”と、例の演歌が流れるようになっていたりして、面白かった。

 道順は、朝早い(指定が取れなかったので極めて早い、6:02東京発の)新幹線で盛岡へ、それからはつかりで青森に入り、バスで奥入瀬に向い、半ばまで登ってから残りを歩いた。宿は(前回泊った谷地温泉が取れなかったので)、十和田湖温泉郷の適当な宿(鳳凰閣と言う、民宿みたいな小さな宿)に泊った。宿泊客が少ないし、部屋は広くて、まあまあだった。お風呂(温泉)は、まあ広めで、(特に華美な施設ではなかったけど)一人占め出来たところが良かった。体を洗った回と合わせて、夜2回、朝1回入ってしまった。(どーも、私は温泉に行くと、このパターンで入浴する癖がついてしまったようだ。)
 翌日は、バスで青森に出て竜飛岬に行き、戻って青森で夕食を食べ(この前の高い観光客目当て寿司屋で口惜しい思いをしたリベンジで、ガイドブックにあった寿司屋(一八寿司)に行き、堪能した)、その時間ではもう、東京に到着できる普通の電車は終わっているので、寝台列車で帰ってきた。寝台って、結構快適であることも発見してしまった。(初めて乗ったんですぅ。ま、女性用車両だったけど。)

 旅費は、東北の割引切符で3連休パスってのがあって、それを使って安上がりにする予定だったんだけど、寝台の特急料金と寝台料金は別払いだそうで、結局、飛行機まで使った前回と、1万円くらいしか差が無い状態みたいでした。

 結構、やっぱ面白い旅行でした。旅行記と写真、後日アップすると思います。(あ、でも、旅行記は、結構ここに書いちゃったから、書かないかも。)

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   2002年10月20日(日)

 ・矛盾の公園散歩

 私は井○頭公園の近くに住んでいる。
昔から私は、朝、この公園を散歩するのが好きだった。と言っても、ここに住むようになったのは数年前からで、ここには以前、祖父母が住んでいた。
夏休みなどに祖父母の家に来た時に(ちなみにその頃は大坂に住んでいたのだが)、朝、公園を散歩し、池の端のお茶の水(その頃は、傍まで入れるようになっていた、今は立ち入り禁止だけど)とかでぱちゃぱちゃ遊んだりしていた。

 ここに住むようになり、しばらくは忙しかったのでろくに公園にも行っていなかったが、ここのところ、体調を崩したりして、家で大人しくしてることが多くなったので、何となく休みの朝とかに、よく、公園を散歩してみたくなったりする。
 前、忙しい時は、きまぐれに夕方頃行って、池を横切る橋(七井橋)の上から、池のコイにエサ(近くの売店で売っている、お麩)をやったりしていた。この、お麩をやるのが私は好きで、ただ朝に、公園の周りをぐるっと回って来るだけより、餌やりをする方がいいなぁ、と思っていた。だが、早朝では売店は開いていない。
で、前もって、近所の100円ショップで、お徳用のお麩を買っておくことにした。
これは、気が向いた時に買っておけばいいのだから、これでお麩問題は解決した訳だ。

 そこで、この前とこのお休みに、朝、お麩を持って公園に散歩に行ってみた。
だが、ここでまた問題が。
夕方、公園に行って、橋の上から餌を撒くと、でっかいコイがうようよ寄ってきて餌を食べてくれるのだが、朝だと、コイは寄って来ないのだ。どうも、まだ寝ているらしい。
 代わりに来るのは、池のカモなどの水鳥達である。いや、鳥達に餌をやるのもいいのだが、やっぱり、コイ達がうようよと来て、先を争って食べてくれないと(ホントに、入れ食い状態なのだ)、面白くない。
だが、夕方、特に気候のいい日の夕方は、公園は凄く混むのだ。駅から七井橋通り、公園までの間とか、他の場所(駅ビル(ロンロン)、駅北口のサンロード、東急裏とか)も、ちょっと原宿の竹下通りか、渋谷の109前(よりもは少しは人が少ないけど)状態。
だから、朝なら空いてるのだけど・・・・ 
肝心のコイさんがいないんじゃ、面白くない。

うーん、問題だぁ(どこが?)。
どうしよう、どうしよう・・・
・・・と思いながら、今日は(日曜朝のニュースショーが終わる朝10時過ぎに)公園に行ってみようと言う私でした。
(結論:全然懲りてない。)

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   2002年 9月 8日(日)

 ・2周年

 早いもので、この9月2日で、私のこの拙いHPも、開設2周年を迎えました。
カウンターも、その直前くらいに、9000を超えました。
こんな拙くて、雑駁で、更新の遅いHPに、皆さん来ていただいて、嬉しい限りです。
2周年記念の記念大更新ってのも出来ないのですが(何しろネタが無い)、今後とも、お見捨てなく、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします〜。

 最近、家主は、夏ばてのひどいのにかかって、体調が余り良くないのですが、この数日、秋風が吹く様に少しすずしくなったとたん、久々に旅心がうずいて、この秋の連休を利用して(といっても、1泊2日程度ですが)、北東北(奥入瀬)の方に、ウォーキング旅行に言って見ようかなどという計画を立てています。
山の中のきれいな流れが、見てみたくて。奥入瀬は、行って見たかったんですよ。温泉に泊ったりもする予定。
へへへ、楽しみ。

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   2002年 8月18日(日)

 ・ドレスデン

 今日は珍しく、朝から雨だ。台風のせいらしい。
このお休み中は、ろくに外出もせず(映画には2つ行ったが)、家で過ごしたが、特に今日はどこにも行かなかった、なので、気温も低いし、近所の井○頭公園に散歩に行こうかとも思ったが、さっき雨がやんでいると思って出てみたら、小雨が降っていたので、挫折した。雨は、ちょっと激しくなってきたようだ。
 雨とか、台風とかではないが、ヨーロッパでは、今大雨と洪水で大変だそうだ。特に、チェコやドイツの辺。チェコのプラハの話題では、ニュースの度にブルダハ(モルダウ)河の名を聞いた。この河は、確か現地のチェコ語(?)では、ブルダハで、他の言語(英語?)ではモルダウという。中学の頃、合唱をやっていて、チェコの著名な作曲家、スメタナの交響詩(我が祖国)の同名の曲(というか、メロディー)に詩を付けた、”モルダウの流れ”という曲をよく歌った。大好きな曲だ。
 それはそれとして、これからが本題なのだが、この洪水で、一番被害が出ているのは、ドレスデンの辺りだそうだ。マイセンも、一部被害が出ているとも聞いた。ドレスデンは、マイセンには劣るにせよ、陶都というか、陶磁器の絵付けとそのメーカーで有名な所だ。今でも、メーカーはあるだろうし、良い品も沢山のこっていると思う。そういうところで、こういう洪水などの被害が出ているとすると、ちょっと心配だ。重大な被害(名品が壊れたとか)が起こっていないといいが、と、住人への被害そっちのけで心配してしまったりする。ちょっと人でなしかもしれない。でも、住民の方も含めて心配だ。

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   2002年 8月11日(日)

 ・マージョラム

 また、同敷地内転居関連のことだ。
 転居のことを会社の友人に話し、また、私のコレクションや、その他置いて置きたい家具で、新しい自室に入らないものが、母屋の一室に押し込めてある(おどけて倉庫部屋と言った)と話した。そうしたら、そのうちの一人が、”倉庫部屋って見てみたい”とのたまった。
正直言って、ちょっとカチンと来た。こっちは、家一軒占領の優雅な身分を、最近捨てざるをえなかったのだ。で、母屋に移った。勿論、住むには充分な場所と広さだし、残したいものは残させてもらっている。文句を言うような身分ではない。だが、狭くなったことには変わりないし、何となく、その友人の言い方は、こちらを嘲笑しているようなそういう言い方のような気がした。
 で、”え、ただの倉庫だよ”と、つまり”見せるようなところじゃない”というニュアンスで答えてしまった。友人も、むっとしたようだ。その後数日、応対が悪かった。

 しかし、考えてみれば、来てくれるというのはありがたいような気がする。で、来てくれる(或いは招待する)ことに備えて、ちょっと準備(?)を始めた。といっても、園芸関連で、実は上手く行かなかった。
これまで、私は2、3回、友人に自宅に来てもらっている。一人暮しをしていた間だ。1回は、マンションに住んでいた頃、他は、この前まで住んでいた家でだ。その時、いつも、お昼を用意していた。今度も、用意したいなー、というのが発想の始まり。
 用意するなら、やっぱりパスタが簡単でいい。でも、レパートリーは、結構尽きている。で、1度だけ作ってみたことのある、自作出来るパスタ(ニョッキという)を作ろうか、という結論に至った。これは、ある種のチーズとジャガイモと小麦粉の練り物を、小さな塊にして茹でて作るパスタだ。それを、さらに軽くハーブと竹の子と炒めて作る。手間はかかるが、まあまあ美味しかった。
 でも、これで使うハーブ(マージョラムと言うの)が問題なのだ。かなり特殊な(名は良く聞くが)ハーブなので、お店で滅多に売ってないのだ。前回も、結局無くて、他の乾燥ハーブで代用した。
今度はそうするのは口惜しいから、自分で栽培しようと思った。で、種を買って来て植えた。ところが、使い差しで、他のものも植わっているプランターに蒔いて、おまけに父に話してなかったので、父が雑草だと思って全部丁寧に抜いてしまったのだ!
 がっかりである。まあ、こっちも悪いや、しょうがない、と思って、もう一度蒔いた。が、今度は、(父にはちゃんと話しておいたのだが)虫食いが多くて、上手く育たなかった。もういちど種を買ったが、どうも、蒔く時期を過ぎてしまったようなので、栽培は諦めた。
 仕方が無いので、スーパーに行って、乾燥したのを探したらあったので、一応買っておいた。これで、いつ友人が来ても大丈夫だ。ハーブは乾燥のしかないけど。
 でも、実は、言い出す機会がなくて、未だ、友人を家に呼ぶ話はしていない。十分ゆとりが出来てから、話そうと思っている。 

 ・ぶどう

 これも同敷地内転居関連。
 私が住んでいた棟(2年前、留学&結婚で出ていった弟と一緒に住んでいた。その後2年間1人で占領していたが、弟も帰って来る(但し、社宅に入る)ので、けじめをつけるという意味で出た)は、人に貸すことになった。年金暮らしの両親には、心強い収入になるはずだ(というより、収入源になるような所を、占領していた私って悪い子、と言う感じだ)。
 で、人に貸すので、母屋との間にフェンスを作った。何しろ、大して広くもない所に2棟建っているのだ。玄関なんて、殆ど共用状態(母屋は大きな門、貸す棟は脇の門から入ることが出来るが、門は隣り合わせ)。玄関は、歩いて7歩というところ、一番近いところの直線距離は、2メートルってところだ。
 それでも、まあ、お庭も見えるように(庭まではつけて貸せないが)、でも仕切りになるように、フェンスをめぐらせた。そのフェンスは白くて、母屋の方(庭に面したガラス戸)から良く見えるので、母が、”ツタでも這わせてくれない?”とのたまった。私が、最近鉢植えなどを増やしたり、貸すほうの棟の表側の植え込みのツツジが枯れたところに、ツタなどを(他のとこで余ったので)植えたりしたからだ。
 そんな事を言われても困るなあ、と思いながら、園芸とかが好きなので、結構考えてみた。で、近所の園芸ショップに、ブドウだの、ヤマブドウだの、その他、常緑のツタ性植物で、花の良く咲きそうなのを見つけた。だが、それを父に話したら、”植える場所が乏しいし、ブドウは冬は葉が落ちる。どうしてもというなら、工夫して植えてもいいが・・・”と言う答え。
 そんな事をしていたところ、この2,3日(お店のお盆休み前)、そのお店で、セールをやっていたのだ!鉢物全品半額。で、ブドウも、半額になっていた。で、父に了解を取って、買ってしまった。
 今は、実をつけている状態なので、植え替えは出来ない。実が終わってから(秋になってから)、植えつける予定だ。待ち遠しいなぁ。
でも、”実をならすなら、袋とかをかけなきゃいけないんじゃないか?(父談)”などという宿題も貰ってしまった。調べなくちゃならない。あーあ。

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   2002年 8月10日(土)

 ・夏

 今日から、私は、夏休みだ。お盆休みとも言う。
勤め先がメーカーなので、1週間、まるまる休みになる(尤も、お盆でくれるお休みは2日だけで、強制的に有給を消費させられるんだけど。)9連休に有給を更に1日つけて、10連休だ。

 この前の日記にも書いたが、この初夏に、同じ敷地内で引越をして、まあ、母屋というような建屋に移った。今は、6畳の和室にいる。南に向いた部屋で、ベランダに面し、ベランダ越しに、庭の松の木のてっぺんの辺の枝(というか、葉の先)、お隣さんの屋根越しに、青い空と、井○頭公園の木が見える。
 この木が、とてもいい感じだ。雑木だが、青い空を背景に風にゆるようすは、いかにも”夏!”と言う感じだ。
部屋で、ぽけらっとしてくつろいで、この、風に揺れる公園の木を見ていると、これだけでも、母屋に引っ越して来て良かったと思う。

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   2002年 8月3日(土)

 ・”千と千尋の神隠し”の主題歌 その他

 最近、塞ぐようなことが多かったのだが、ちょっとほっとするようなことがあった。
7月19日に、昨年のジブリのヒットアニメ、”千と千尋の神隠し”のDVDが発売された。以前から大宣伝があって、売り切れ必至だからということで予約を薦める宣伝が大きかったが、実際のところ、1日前から、ロンロンの中央口で、1割引きで叩き売り(?)をしていた。
18日には、ちょっと迷ったので買わなかったが、19日に買った。ただ、買った後で人から聞いて知ったが、どーもコピー防止のプロテクトをかけすぎて、画質が悪い(画面が赤っぽくなる、DVDのみ)そうだ。
そういえば、赤の色の入っている(赤系の色とか、夕焼けの雲とか)画面は、やや赤みが強いようだ。青系は特に問題がない。全体に、ちょっとな、とは思うが、元々配色がきつめ(赤め)の映画ではあるので、耐えられなくはないので、そのままでいいや、と思っている。

 なかなか本題に入らないが、ここまでが前置き。これからが本題だ。
この映画の主題歌は、上映時のCMでよく聞いた。「いつも何度でも」と言う歌だ。
とても優しい(メロディも歌い方も歌詞も)、”癒しの歌声”とでも言いたいような歌だ。聞いていると、とても
ほっとする。
詳しくは憶えていないが、この歌を歌っている人は、ゴスペルかなんかを歌う人(?)で、一時、病気で、歌手生命が危うかったそうだ。それから回復して、宮崎アニメの主題歌(しかもこんなにいい歌)を歌えたのだから、”復活して大成功した”と言って良いだろう。
歌を聴いても、とても優しい歌声で、歌の内容にとても合っているが、ちょっと声量が足りない感じで、一時歌手生命が危うかったことも納得するような声だ。
 最近、へこみがちなので、この”千と千尋”を見(映画の内容も、気が晴れるような内容だ)、エンディングで流れるこの主題歌を聞くと、心が静まり、”これでよいのだ、がんばろう”と言う気がしてくる。
この歌を歌っている人も、一時絶望的な状況に陥って、でも、復活してこんないい仕事をしているではないか、と感じるのだ。
 著作権とかが気になるが、うろ覚えだが歌詞を書く。”こなごなに砕かれた鏡の上にも新しい景色が映される””
繰り返す過ちのそのたび人はただ青い空の青さを知る”果てしなく道は続いて見えるけれどこの両手は光を抱ける””生きている不思議、死んでいく不思議””悲しみの数を言い尽くすより、同じ唇でそっと歌おう”
厳しく突き放した表現と優しい救いの言葉、悲しみの中で抱く希望、そういう内容だ。それが、優しいメロディと優しい声で歌われる。とても心が休まる。
 大体、ファンタジーというのは(この”千と千尋”もファンタジーだと思うが)、予定調和と言うか、ハッピーエンドが約束された世界だ。おまけに、ジブリくらい演出が上手いと、安心して夢中になれる。安易な気休めに終わっているのではという気がするが、気が塞いでいる時には、最高の気晴らしになる。浸り込んで依存症にならないように気を付けさえすれば、いい気晴らしだと思う。
 この”千と千尋”の場合、何より、主題歌を歌っている人が、挫折から復活した人なので、尚更である。

 復活と言うことで、最近、注目したことがもう一つある。厳密に言えば、復活と言う言葉には当たらないかとも思うが。
サッカー日本代表で、今回のワールドカップで日本チームで最初に得点し、W杯後、その時の対戦相手のベルギーのチームに移籍した鈴木と言う人がいる。かなり年長の人で、若手ホープと言う訳ではないので、ニュースなどでの注目度は低かった。
 この人は、晩成の人であるらしい。何度か海外チームでプレーした経験もあるようだが、鳴かず飛ばず状態で、苦労している人らしい。だが、その分、というのか元々なのか、ハングリー精神は旺盛な人のようだ。
そう言うタイプの人が、W杯で初得点、それで注目されて海外移籍と言う結果となった訳だ。頑張っていれば、評価される、という好例、という感じで嬉しい。

 沈んでいる時、こう言う風に、厳しい状況を乗り越えて、花を咲かせた人の話を聞くと、気が晴れる。安易に人の成功談に酔うのは、癖になるといけないので、なるべく控えるようにしたいが、自分の心を軽くし、日々を過ごす力を得るためには、少しは良いのではと自分に許している自分がいる。

 ・らっきょ

 最近、GWに、事情があって同じ敷地内で引越(でも、小規模ながら家1軒分の荷物を移動・始末したんで、ちょっと大変だった)したり、その後もいろいろ個人的に大変(仕事のプレッシャーとか)で、体調も悪くしたりしてちょっと大変だった。何しろ、独り身だし、荷物の始末は(結局自分でしなきゃならないから)殆ど自分でやったんで、結構大変。夫婦2人位の家の引越の小規模なものを、女一人でやったようなもんだった。おまけに、外出の用事も(内緒で)あったりして、。
 でも、家で休めるときは休んでいたのだが、それだけではくさくさするので、あるきっかけであるところで、らっきょの大きなのを、割と安くてに入れたのがきっかけで、らっきょ漬けに嵌まってしまった。
 そのらっきょは、大きくて安くて立派だった。で、ネットで漬け方を調べて、漬けて見た。で、1回つけただけじゃ、食べたらすぐなくなってしまうから、追加を漬けたくなり、後2回、近所で買ってきて漬けた。
らっきょ漬けは、本格的にする場合、2週間塩漬けにして、塩抜きした後本漬けにする。何が手間がかかるかって言うと、皮むきなどの初めの処理と、本漬けの調味液作りだ。これが、氷砂糖を溶かすのと、漬ける瓶とらっきょうを熱湯消毒(らっきょうは、鍋いっぱいの煮立てた湯(但し火は止めて)に、らっきょを10秒漬けてする)しなければいけなくて手間だ。
 まあ、全ての作業をクリアして、今は3つの瓶が熟成するのを待っている段階だ(ちなみに、全部1キロづつ)。初めの奴は、もう漬かっている頃合(1ヶ月)だが、粒が大きいので、まだ若干漬かりが浅い。甘味もちょっと足りないので、蜂蜜を買ってきて、さっき足したりした。でも、しばらくはらっきょうで楽しめそうだ。どういう味に漬かるか、楽しみである。
 ちょっと口惜しかったのは、こういう作業をやっていたら、母に、”そんなことをするんなら、ご飯の手伝いをしてくれ"と言われてしまったことだ。他のことでへとへとになっていて、わずかな娯楽としてやっているのに、余り愉快ではない。他の兄弟は、自分の好きなこともやっているのに、という気がした。まあ、この辺も、話して解決はしたのだが(要するに、目立つことをするとよくないらしい)。
 ま、猛暑のなかのわずかな楽しみ、と言う感じである。

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