川越市剣道連盟 居合道部

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居合道について

「居合道」とはどんな武道なのでしょうか?
全く思い浮かばない方、丸めた畳表を斬る「試斬」を想像される方、大道芸の「居合抜き」と混同される方、など様々なように感じます。 端的にいえば「胴衣に袴を着けて腰に刀を差し、敵に襲われたという想定で行う型稽古」なのでしょうが、正しく伝えようとすればとてもここで書き切ることはできません。
居合道詳細の解説は他のサイトに譲ることとし、ここでは居合道の歴史を中心に紹介します。

居合の歴史

刀を抜くと同時に敵に切りつける「居合術(抜刀術)」は古い流派にも見られますが、一般には林崎甚助重信(戦国時代〜江戸時代初期:生没年は諸説あり)が集大成したものと伝えられています。
幼少期に父を闇討ちにされ、その仇討ちのために武術に精進する重信は、林崎明神(現在の林崎居合神社・山形県村山市)参篭の際に神より居合の極意を伝授されたとされています。
京都で本懐を遂げた後も、諸国修行の旅を続ける傍ら幾多の弟子を育てました。 その中には田宮流を開いた田宮平兵衛、伯耆流を開いた片山伯耆守、無楽流を開いた長野無楽斎、関口流を開いた関口柔心、一宮流を開いた高松勘兵衛などが名を連ねています。
重信は元和3年(1617年)7月、川越にいた高松勘兵衛のもとを去って奥州へと旅立ち、以後、消息を絶ちました。 現在、蓮馨寺(川越市連雀町)には有志により「居合抜刀始祖 鎮魂之碑」が建立されています。

重信が開いた居合・抜刀術はその後、様々な流派に分派しました。 その中でも江戸時代初期に長谷川英信が開いた「無双直伝英信流」は土佐および信州で継承され、特に明治以降も残った土佐の英信流は現代居合道の母体の一つとなっています。

夢想神伝流

明治以降も土佐に残った英信流は二派あり、それぞれ谷村派(無双直伝英信流)と下村派(無双神伝英信流)と呼ばれました。 明治〜昭和にかけての剣道家・中山博道は大正時代、英信流下村派と谷村派の双方を学び、これに独自の工夫を加えて「夢想神伝流」を伝えました。
この夢想神伝流は、後述する「全日本剣道連盟居合」の成立に強い影響を与えました。 また現在、無双直伝英信流と共に現代居合道の母体の一つとして、居合道界最大の門人数を擁する流派となっています。

全日本剣道連盟居合

昭和31年(1956年)、全日本剣道連盟は居合道部を創設し、剣道と共に居合道の振興を図ることとしました。
昭和30年代後半に入り、剣道人に日本刀の感覚が薄れ、剣道が竹刀の操作に特化していくことを危惧した全日本剣道連盟は、剣道人に居合道を推奨する方針を打ち出します。 そのような中、剣道修行者にも習得しやすい居合道の基本の技を各流派から抜き出し、統一された型として制定されたものが「全日本剣道連盟居合」です。
全日本剣道連盟居合は昭和44年(1969年)に7本の型が制定され、昭和55年(1980年)には3本を追加。 その技・礼法は無双直伝英信流や夢想神伝流の影響を強く受けたものでした。 平成12年(2000年)にはさらに2本の技が追加され、現在は全12本となっています。

川越市剣道連盟居合道部での稽古

全日本剣道連盟居合は「全剣連居合」とも呼ばれ、従来からの各流派に伝承される独自の技(古流)とは区別されています。
全日本剣道連盟居合制定の目的が剣道人への居合道の推奨であったことから、川越市剣道連盟居合道部の稽古会では全日本剣道連盟居合の稽古を行うこととしています。
(古流居合の稽古・研究は行っておりません。)

ただし、全日本剣道連盟居合では下緒の結束法および捌き方、納刀の方法などを各流派の定める方法により行うこととしています。 また全日本剣道連盟関連団体の主催する昇段審査会や居合道大会では、全日本剣道連盟居合と併せて古流の技が「指定技」として指定されます。
そのため、流派としては「夢想神伝流」を標榜しています。

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◆日 時◆
毎週土曜日
19時30分〜20時30分
(年末年始・GW・川越まつり期間中を除く)
 
◆場 所◆
川越武道館
埼玉県川越市郭町2-30-1

 

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