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川越市剣道連盟 居合道部のあゆみ

創部からの川越市剣道連盟居合道部のあゆみについては、平成17年11月に発行された 『川越市剣道連盟 創立五十周年記念誌』 に詳細が記載されています。

藤崎 吾郎先生が寄稿された 「居合道今昔」 、渡部 靖先生が寄稿された 「剣居一体を目指して 川越市剣道連盟居合道部の活動」 を原文のまま掲載します。

「居合道今昔」
   『川越市剣道連盟 創立五十周年記念誌』 70〜71ページ より抜粋

 居合道今昔                               藤崎 吾郎

 川越市剣道連盟居合道部の発足は昭和四十五年と伺って居ります。その頃までは当連盟に居合道部はありませんでした。その頃現会長小野先生に米山行三範士から居合道の薦めがあり、これを機に小野、野原、田中の三氏が毎週土曜日浦和の雄信館へ通い始めました。これが居合道部の始まりでした。当時武道館は無く間坂尚武館を稽古場として居りました。これを伝え聞いて、藤崎吾郎、吉田勇、戸田周一、故杉山信一の諸氏、さらに合気道の会員も加わり賑やかになりました。加えて川越に転居して来られた故宮野清教士(七段)と故道岡義則教士(七段)の二先生も見え賑やかな稽古が見られました。

 昭和四十七年二月第一回川越市居合道大会には埼剣連会長をはじめ多数の先生方、入間市の興武館、自衛隊などの参加もあり盛大な大会が催されました。その後居合道部長に藤崎吾郎五段(錬士)が部の運営に当たりましたが、昭和五十四年埼玉県剣道連盟居合道部が認められ各支部も活発な活動に入ると共に、居合道部長は渡辺幸夫七段(教士)に代わり川越武道館、道岡道場などで稽古が行われて居りました。

 またその頃まで時々浦和の雄信館で稽古会があり長本寿、利根川孝一、福島与一、武田信太郎、岩田彦治、山崎誉の各先生がご指導に来られました。ある年の新年会が雄信館で催された時、前記の先生方他会員多数のお集まりの中で会が始まると間もなく道岡先生が今日はこの後稽古をやらないのか、と発言されました。列席の諸先生をはじめ列席者一同思わず顔を見合わせて困ったのも今は微笑ましい出来事になりました。特に思い出の講習会は秩父の会場でのことでした。前日から宿泊して居られた壇崎友彰先生(範士九段)を始め県居合道部の先生方以下多数の剣士が集まって居りました。当日のご指導は英信流一本目から始まり五本目の颪まででした。特に颪には時間をかけられ立て膝のまま約三十分程話されましたが参加者一同足がしびれて難儀した思い出があります。特に先生の刀は長大で他の先生や参加者の刀と並べると二十センチは長かったのではないでしょうか。

 現在、居合は川越武道館を本拠に渡辺幸夫教士七段を指導者に渡部靖錬士六段部長をはじめとし二十名程の部員を擁し武道館、道場に分かれ稽古に励んで居ります。現在武道館においては土曜日午後七時半から九時迄の時間帯で熱心な部員の気迫の籠った稽古が見られます。特に剣道高段者の方々には剣道形演武に際して刀の操法が演武の成否に影響大と思われます。剣道形の醍醐味を安心して十分に発揮出来ますよう、昭和四十四年制定されました、全日本剣道連盟制定居合十二本を稽古されることをお薦め致しますと共に、川越市剣道連盟、川越市剣道連盟居合道部の御隆盛を祈念いたしまして擱筆させていただきます。

「剣居一体を目指して 川越市剣道連盟居合道部の活動」
   『川越市剣道連盟 創立五十周年記念誌』 70ページ より抜粋

 剣居一体を目指して 川越市剣道連盟居合道部の活動  居合道部長 渡部 靖

 ここに川越市剣道連盟創立五十周年にあたり、居合道部も発足から三十七年目を迎えました。一時期の部員激減から徐々に部員数が増加しております。居合道部が順調な活動を行えますことは、これ偏に諸先生方及び関係各位のご指導、ご支援の賜と存じ、深く感謝申し上げる次第であります。約五年前から若い人達が居合道部に入部し、さらに剣道高段者の先生方が居合道部の稽古に参加され、現在岡元義人四段、赤城竹男三段、永田誠人三段、岡本裕樹三段、桑原正男三段、大室洋夫三段が県内外の居合道大会で活躍中である。また、三科滋、加藤浩、福田忠博の三氏がこれに続き稽古に励んでいる。今後共部員の増加及び居合道の普及のために精進して参りたいと思っております。ご指導ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

 先日、川剣連の小野会長が居合道部の稽古場にお見えになり、宮野青剱先生作詞、佐藤雄峰先生書、居合道の精神を詠んだ掛軸を持参し、居合道部に寄贈され会長を囲んで記念写真を撮らせて頂きました。

 題して「居合道」ここに紙面をお借りして紹介させて頂きます。

 神州巨匠斎刀苑  神州の巨匠刀苑を斎め
 鍛尽光芒三尺剣  鍛え尽くす光芒三尺の剣
 百錬宝刀留武勲  百錬の宝刀は武勲を留め
 千磨振是残師伝  千磨これを振りて師伝を残す
 体胖正座我無思  体胖に正座すれば我の思い無く
 紫電切春風一閃  紫電春風を切って一閃す
 居合道真情仰何  居合道の真情そもそも何れぞ
 心身昿達忘邪念  心身昿達して邪念を忘る

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◆日 時◆
毎週土曜日
19時30分〜20時30分
(年末年始・GW・川越まつり期間中を除く)
 
◆場 所◆
川越武道館
埼玉県川越市郭町2-30-1

 

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