Home

■20-3:戦争と国家・戦士と資質2■

20:戦争と国家・戦士と資質2◆初期のファイル:20-620-520-4/20-3/20-220-1

戦争」と「暗殺」。「世界貢献」「対テロ」という名の「虐殺」。

『戦争』

軍隊」と「諜報機関」。戦闘員と諜報部員、そして一般市民。

世界中が独裁国家か、その中で人々は…。

昨日に引き続いてロシア。「反プーチン体制を訴える住民などによる大規模集会」を取材する予定だった『TV取材班』がロシア南部の宿泊先(イングーシ共和国の中心都市ナズラン)のホテルで武装集団に襲われ、そして一時的にとはいえ誘拐された上に暴行を受けていたことが明らかになった。
また、右派連合のベールイフ代表やネムツォフ元ロシア第1副首相なども車で連行され、一時的に拘束された後で解放されている。各地での拘束者も増えており、現在のところ約200名以上と伝えられている。その多くが警官隊や治安部隊により警棒などで暴行を受けている。
今この時間にも隣国では独裁政府の強硬姿勢によってあからさまに暴行を受け、そして連行されている人々が存在している。なぜこのような暴挙が行われるのか。人権もクソもあったものではない。このように他国で発生している「暴政」に対して、なぜ国際連合やほかの先進国は何も言えないのか。こういうくさり切った国が「常任理事国」の1カ国として君臨し続けている理由がどこにあるのか。
一方では「他国のために」という欺まんプロパガンダによって、『国際貢献こそが求められている』などとして軍事介入し、虐殺を繰り返す国際連合などのゆがみ切った世界。
この世の「超現実」というものが実に鮮明な形で我々日本人の目の前にも現れている。いつまでこのような「破滅と矛盾に満ちた世界」が続行されるのか。世界中の人々の思いなど木っぱみじんである。
破壊と混乱があふれ、混とんとした荒廃し放題の国々が暴走をやめない現実。フランスや他国でも大規模なストライキやデモが連発状態である。世界中の人々は平穏な人生を求めている。その願いすら許容されない現実の世界。国家という巨大なシステムは人の存在や命の価値など眼中にはない。
人々にまず求められることは、『この現実を見つめること』であり、そして『理解すること』である。この日本でも政治に関しては情報がコントロールされている。各テレビ局や新聞などは政府与党によって「統制」されている。そういう状況の中で人々はインターネットによって『真実を知る』ことが可能になった。インターネットの世界で情報が発信されるようになり、その影響力が巨大化したことにより、各テレビ局も新聞もその事実を無視できなくなった。それによって、真実に近い情報も取り扱うことを強いられているという側面がある。そして、インターネットを利用しない人々の耳にも各テレビ局を通じて「ほんの一部」ではあるものの情報が届くようになった。
「現実に目を向ける」ということ、そしてその意識と行為を持続させることが何よりも大切なことである。それを行わずに人生を生きているとは言えない。人間は時に感傷的な精神状態を求めることがある…意味があるないに関係なく。しかも「現実を飛び越えて」…というよりも「現実を無視して」と言ったほうが合致するか。
現状でも『架空のストーリー』にほんろうされているというばかげた現象がある。『携帯小説』と呼ばれているものである。実話でもなく、単なる架空の設定でしかないクダラナイラブストーリーのようなもの。もちろん読んだことなどない。が、内容のほうはある程度まき散らされている情報で把握できる。しかも映画化して暴利をむさぼろうとしている「輩」が右往左往している。実にばかばかしい『日本人の典型』である。
本当に悲しみを感じたいと思うのであれば、その悲しみから何事かを学びたいというのであれば、現実の中にくさるほど転がっている。つまり、このような悲惨な現実をもってしても「ばかな行為で『自己満足』している輩が多い」ということである。
まず「架空のもの」「絵空事」から学べることなど皆無と言える。あくまでも人間は『現実』からでしか学び取ることができないと思って差し支えない。架空のものや絵空事から学べることは『想像する』という行為だけでしかない。そのようなものであるならば、最初から必要ではないということになる。ここでは想像するという行為自体を否定している訳ではない。映画でも音楽でも、見る側&聞く側が感じ取れるのは、作っている者が己の人生の中での現実で感じたものを何らかの方法(演出や表現)によって伝えることができたからである。ただそれだけのことでしかない。あくまでもそれが個々の感性であり、感じ取れるか、理解できるかという個人差の問題でしかない。その感じ取ったものをどのように取り扱うのかもすべて個々の感性によって道が分かれる。それだけのことである。
よって、踊らされている「輩」が『本当の愛情』や『相手からの深い思いやり』を理解できるとはとうてい考えられない。こういうことに動かされている「輩」とは、現実問題としてお友達にもなれないだろう。物事を理解するという基本が理解できていない「輩」があまりにも多過ぎる。
このサイトに訪れてもらっている読者の皆さんにはよく理解していただけると思う。流されずに生きることは難しくないということを。

「2007-11-29:追記」
慌ただしい防衛省問題にかかわる国内外とその周辺。「副題:小泉を引きずり出す最初で最後のチャンス」

「防衛省問題にからむアメリカ」との関係ということで「ベネズエラのチャべス大統領」から。この人物は「反アメリカ・反ブッシュ」の急先ぽうとして世界中に名をとどろかせている大統領である。とても有名な人物であり、愉快でもあり、その発言は痛快でもある。世界中の大統領や国王などが集う会議場でも歯に衣を着せない発言で「悪漢は悪漢だ!」と名指しする姿勢は実に圧巻。これまでの発言はいろいろとあり、最近ではブッシュを『彼は悪魔だ』『昨日ここへ悪魔が来た』『彼は保護施設(精神病院)に収容されるべきだと思う』と力強く発言している。
ただむやみに口撃している訳ではなく、アメリカがイランへの軍事介入をたくらんでいることへのけん制も行っている。『ブッシュは第3次世界大戦や核兵器が使用される可能性について言及した』『もしブッシュが(アフガニスタンやイラクに対して行った同様の)暴挙に出たら世界は終わる。人類は存在しなくなる』と大きなくぎを打ち込んでいる。勇敢な人物であり、またある意味で命知らずとも言える。チャべス大統領の発言は、本来であれば全世界が行うべきものである。国内の政治においてもいろいろと問題を抱えているようだが、ベネズエラの国民のために働いてもらいたい。
アメリカがデタラメな理由をこじつけてアフガニスタンとイラクへと侵略したことは、今現在においても様々な証拠が噴出していることで証明されている。イランへの攻撃にしても「核兵器使用」を視野に入れた攻撃プランが存在していることについてはすでに情報が流出している。チャべス大統領は状況を正常に分析し、そして正常に怒りを感じ、その気持ちを言葉で表現している。スペインやコロンビアともけんかをしているようだが、とにかく今までのようにぶれずにがんばってもらいたい。
そしてアメリカであるが、経済担当のハバード大統領補佐官も年末で辞任する。友好国トップ、閣僚、側近など相次ぐ消滅…サブプライム問題が深刻化している最中に「経済担当」が消えるという状況でブッシュは後1年をたえなければならない。
しかし日本では守屋君と夫人が抱き合わせで逮捕された。贈収賄の中で、夫人が関与していた収賄容疑での逮捕は異例中の異例であり、その事実はアメリカのホワイトハウスもざわめいていることで理解できる。
また、今年2007年3月に来日した「初代国家情報長官(DNI:Director of National Intelligence)」でもあった「ネグロポンテ国務副長官(第15代)」と「守屋君」は会っている。更に同じく同月に「(ほぼ)極秘」で来日していた「ヘイデンCIA長官(中央情報局)」とも防衛省内部で会っている。
ネグロポンテであるが、確か記憶では過去に「ホンジュラス」や「ニカラグア」などでの極悪CIAの作戦に従事していたというくさった過去があったはずである。もちろん『虐殺』、そして『麻薬』と『銃器』のやり取りである。以前に記述しているが、「ホンジュラス」や「ニカラグア」では『臓器売買』のための凶悪な犯罪が行われている。政府レベルでの巨大なシステムである。そこにも関与していたという情報がある。一部の作戦については、アメリカ議会でも追及を受けていたが「知らない」ということで逃げ切った外道中の外道である。この人物の写真の目の奥を見れば分かるが、すさまじい狂気に満ちている。この種類の目をしている欧米人は、何らかの組織に所属していると思って間違いない。もちろん『裏の組織』である。ほとんどの歴代大統領が組み込まれていた組織などであり、そういう組織はいくらでもある。入ることを拒んだ大統領は1人残らず『暗殺』されていることも以前に記述しているとおりである。
多くのアメリカの各機関トップやその周辺人物が「守屋君」と接触しているということが「どういう意味」を指し示しているのかということである。この問題に触れ始めた当初から記述していることが事実であることを理解してもらいたい。この問題は、非常に大きく、そして奥深い問題であり、場合によっては死人が出ることも有りえるということも。
各テレビ局などのメディアでは「守屋君の娘」である人物がホースで水をまき散らした「和服放水娘」として、また夫人のことを「女亭」として、実にクダラナイことを扱っているようだがそのようにふざけている時間はない。
アメリカの政府機関関係者も認めていることがある。「守屋前次官の『時代』に沖縄のアメリカ軍基地移転など多くの重要な案件が決まった。彼の逮捕で影響が出なければいいが」と。
この発言の意味が何を指し示すのか。答えは簡単である。「守屋君」をここまでの立場に仕立て上げたのは『小泉君』とその秘書官であった『飯島君』である。これまで防衛省における事務方のトップには東大卒が当たり前であったが守屋君は東北大卒であり、すでにこの時から異例であった。このことは以前にどこかで記述していたと思うが…。そして、それが2003年8月であった。その後、4年間というこれまた異例の長期間である。完全に「日米関係」と「沖縄基地問題」を仕切らせたことはこれまでの事実が証明している。
小泉君が「改革!改革!」と発狂していたことがすべてデタラメと大うそであったこともすでに歴史が証明しているのだが、彼らの改革の意味の1つとしては「国防族議員」を追い出して『好き勝手にやる』ということでもあった。それは自民党内部でも同じように行われた。これまでの力関係を破壊し、「自分の好き勝手にやる」と。その意味の中で最も重要だったのは「アメリカのブッシュのために何でもやる」「後は野となれ山となれ」ということであった。「防衛相の石破君」にしても「守屋君」とは「犬猿の仲」とされているが、守屋君を『事務次官』に任命したのはだれであろう「小泉一派」であるその『石破君』自身である。
現在もなお贈収賄関連の情報が乱れ飛んでいるが、この期に及んでそのようなことはどうでもいいのである。果たして特捜が取りあえずは『小泉君』までたどり着けるかどうかである。その意志があるのかどうか。国内においては少なくともそこまでは到達してもらわなければ話にならない。その後、アメリカとどうするのかという『次のステップ』が待っている。

「2007-12-04:追記」
国民の意識はいい方向に動きつつある状況。

最初はベネズエラのチャべス大統領から。憲法改正案で「反対:50.7パーセント」「賛成:49.3パーセント」…その差「1.4パーセント」で否決された。90歳を越えても中央に存在したいという思惑はとんざしたことになる。少しばかりやり過ぎたようだ。権力維持よりも国民の生活状況を向上させることに集中することが必要である。
国内へ。昨日記述していたアスベストの事業所情報に関する問題で、本日12月4日になって詐欺師ピエロの舛添君:「集計させている。できるだけ早く出したいということで指示している」と。
常に『隠ぺい実態』が噴出してから、のこのこ現れては「データを集めている」だの、「指示を出している」だの…うそで固められた上辺だけの言葉などだれも聞いてなどいない。
薬害肝炎では、『幹部3人を2番目に軽い文書による厳重注意処分』で終了させる鬼畜厚生労働省。これまで何百人、何千人、何万人死んでいるのか、その実数はだれにも分からない。それは『がんが遺伝する』からである。これらの畜生共が行った凶悪な無差別殺人は『今後も遺伝子的に継続される』ということを考慮に入れなければならない。その罪の大きさは尋常ではないのだ。目の前で死んでいる人々をよそに、「2番目に軽い」とても処分とは言えない形ばかりの行為。国民を殺し、これからも殺し続けることになる現実を『全く無視』している実態。何度でも言い続けるが「これらのことにかかわった者、現状を知りながら何もしない官僚、自・公連立の議員(偽員)共は、1人残らずすべて『極刑が相当』する」。
『被害者(Victim)全員の救済もしない』方針の政府与党。舛添君のほら吹きが鳴り響く。現在メディアで訴えている被害者の1人だけを救済すると言い出したり、めちゃくちゃである。
防衛省の問題に移る。「額賀君の証人喚問がとんざ」してしまったことは残念である。「国民の70パーセントくらいが証人喚問を求めている」という情報もあるようだ。複雑に問題がからんでおり、結論からは「守屋容疑者が夫人共々に逮捕された」ことが大きな要因の1つでもある。が、検察方向から突撃する可能性が高まったのでひとまず任せたということである。『場合によって』は今後「再びのろしを上げる」ことも可能である。ほかにも3〜4つほどあるがここでは省略させてもらう。いずれにしても、額賀君と彼らとの関係もいろいろと証明されている。このまま何事もなく終了とはならないだろう。
以前にも記述しているが、特捜は『久間君』を敵陣営の「重要な出城」として『別働隊』を動かしている。「山田洋行」からも『500箱以上』の資料を押収して調査中という動きも本気であることがうかがえる。トップが抑え付けられるまでは動き続けるだろう。
それから先月、同じ項目の「2007-11-16:追記」で取り上げた『アーミテージ』も、今月の12月1日に「山田洋行と少なくとも過去7〜8年間に『億単位』の金のやり取りがあった」ことが発覚している。「コンサルタント会社:アーミテージ・アソシエーツ」「ロビン・サコダ元国防総省日本部長(アーミテージの側近)のコンサルタント会社」「国務省・国防総省・共和党関係者関連の10以上の法人」など数億円単位。『表のやり取り』だけで数億円である。
「山田洋行」から独立して、昨年の2006年9月に「日本ミライズ(未来図?)」を設立した宮崎容疑者は、「アーミテージとは20年来の交流がある」と語っていた。表面上では「山田洋行」とうまくいかずに「日本ミライズで独立」とされているが、「計画的な別働隊」だったという見方のほうがスムーズである。
また、守屋容疑者は民主党へ情報を提供していたことも明らかになっている。勝手ながら、民主党へのアドバイスが有効だったということにさせてもらう(笑)
その守屋容疑者は夫人も逮捕されたことで『たががはずれる』可能性が高い。洗いざらいぶちまけることを願う。残念なのは『逐一メモしていた手帳』を焼却したと言っていること。事実であれば、非常にもったいない。そして、年間「約2兆円」とも言われる「防衛装備品納入」に群がる政官業癒着の利権集団と沖縄マフィアなどの存在などが明らかにされることを願う。
それから、地元でもヤクザと仲良くしてきたからこそ政治家になれた「小泉君」。これらの真相の奥にふんぞり返っている日本史上最悪の外道総理にして売国奴。以前にも触れたように、少なくともこのイカレタ完全なる『精神&思考異常者』を引きずり出さなければ話にならない。親子そろって『防衛利権』に巣くった売国奴である。
国民の意識がいい方向に動きつつあるということ…それは、これらの「小泉君などの実態」に気付き始めたことであり、責任の追及を求め始めていることである。
ついでに、あらゆる輸入商品、生活用品が値上がりしている状況で、『作為』が動き始めている。国産の牛肉はほかの食品と同じく値上がりしているのだが、「運賃&運搬費用」が跳ね上がっているはずの『アメリカ産BSE感染牛』が値下がりしているという摩訶不思議なことが起きている。取り扱っている業者などは安いほうへと手を伸ばす可能性が高い。計画的に推進される死の飽食。
近所で見掛けた光景。菓子パンの1つである「カレーパン」を小学生がほお張る。そのそばで立ち話をしている母親達。その「カレーパン」には確実に「アメリカ産BSE感染牛のエキス」が使用されている。

「2007-12-05:追記」
迷路に引きずり込まれる人々。

世界中を飛び交う情報群。真実とうそを見分けることが求められる。しかし、己の欲望とメディアによる巧みな情報誘導により、その作業は困難をきわめる……それが一般の人々の苦悩。何を見つめればいいのか、何を感じればいいのか、何を考えればいいのか……何を無視すべきか、何を拒絶すべきか、何を排除すべきか……。
そろそろ訪れる…そして毎年行われるクリスマスなどに何の意味があるというのか。現在、全世界で「3〜5秒」に1人の子供達が餓死、病死している。クリスマスなど、欺まんに満ちた宗教を広めるためのプロパガンダ。空を見上げ、宇宙や量子力学などを語ったところで、現実は何も変わらない。宇宙の中の地球であることに変わりはないが、その地球というコミュニティーで何が行われていたのか、何が行われているのか、何を行おうとしているのか……可能な限りその現実を知り、どうすべきであるのかを全身全霊で感じ、考え、行動を起こすことこそがすべての人間に課せられた最大の問題である。そこに個人の自由などという甘ったれた選択肢など存在しない。
我々人間が生きている空間はすべての人間が共有している。その共有空間を破壊している者達が存在し、そのほかの人々の命と人生と生きる権利を奪い、犠牲にしてのうのうと生きているのが現実である。
その現実を無視した人生の選択など有りえない。まずはすべての人々がその現実に立ち向かうことが求められている。そこに最善の意志が存在するのであり、唯一の改善方法として人々が認識しなければならないのである。
アメリカに目を移せば、実にばかげた調査結果もある。9.11が巧妙にして壮大な計画の上に行われたデタラメなテロであるということ、または何らかのアメリカ政府による計画が実行された…などの数字は「約70パーセント」以上にも達する。そして「アフガニスタン・イラクへの侵攻、戦争は間違っている」という声が大多数である。
しかし、「イラン」が核兵器を開発中であれば、「アメリカが侵攻してもいい」という数字が「約50パーセント」という間抜けな答えを出すばかなアメリカ人も多い。
それにはこれまでと同じようにアメリカ政府による「情報操作」の力が大きいことは否定できないが、過去と同様にとても簡単にダマされるばかが多いことも事実である。それはこの日本でも同じこと。
ブッシュ、CIA、軍産複合体などは、「アフガニスタン」と「イラク」へ侵攻する前から「イランへの攻撃計画」も平行して進めていた。侵略戦争、一連の『対テロ』という「旗印」に関するプロジェクトは侵攻直前に決まったものなどではない。また、戦争の1〜2年前に決められたような簡単なものでもない。
ブッシュ共和党政権による地球全体の破壊はすさまじく、その実態は世界中に刻まれた事実を見れば一目りょう然。アフガニスタンとイラクと同様に、「イランが核兵器を開発している」「テロを支援している」「言うことを聞かない」「危険だ」「戦争しかない」という情報操作。大衆の意識誘導が垂れ流され続けた。そして、ならば「仕方がない」というばかがボコボコ生まれたという構図。
しかし、以前から触れているように「アメリカ政府内部」にもそれらと闘っている者達が存在している。そして、その者達からの情報を公開する決断を下している連中も存在している。数日前の12月3日「NIE:アメリカ国家情報評価」が、「2003年にイランは核兵器開発計画を停止し、現在も停止状態が続いている」という分析結果を出している。完全に「悪しき組織の一部」であれば、このような情報は表に出ない。同組織は2年前に「イランが核兵器の開発を決意している」という分析結果も出していた。しかし、「何とかして止めようとしている一部の者達が存在している」ために、今回の評価結果が出てきたのである。
アメリカ軍司令官レベルでも公然と批判している者も存在している。ブッシュと共和党政権に対する批判である。「現政権は政治、経済、軍事のすべてにおいて正常にコントロールできていない」「戦争という終わりなき悪夢の中にある」「無秩序な開戦計画も、現在の増派戦略も破滅的」「現政権の指導者は無能」「アメリカ国民は政治指導者の責任追及をすべきだ」など。また、上層部の中にも「劣化ウラン弾による被曝の実情」を深刻に考えている者達が存在している。それらの問題に対する「アメリカ政府の非常に無責任な対応」に反応してのことである。
どこの国であっても、それが日本であっても、どこかの職場であったとしても、その内部で何年、何十年と行われてきた不正が続行されたのはなぜなのか。本気で立ち向かった数少ない者達は、迫害を受け、追放されていった。そうなる前に、共に闘う者達が多く存在していれば、展開も変わっていたであろう。すべては「本当に必要とされる時」に、「絶対的に決断をしなければならない時」に何もしなかった者達が多かったため、現実の様々な不正が噴出していると言える。現在、生きている者達の中で「だれかのために闘った」者達が果たして「どれだけ」存在するのか。
事象により、「決断すべき時はほとんど決められている」と言っても過言ではない。ジッとたえなければならない時もあるが、動くべき時は必ずある。例えば、簡単なところとして…町中でだれかが言い争っていたとする。言い争いにも「種類」や「段階」がある。通常はどちらかが我慢すれば、そのうちに気持ちも治まり、事態も収まる。が、ドンドン事態が悪化しているような場合や、どちらかが「何か武器を持っているような雰囲気」を感じ取ったら、十分に注意しながら「止めに入る」ことが求められる。もちろん、取っ組み合いや殴り合いが始まったら止めに入ることが求められる。この時も重要なのは、「両方の相手の行動」に注意をしながら止めに入るということになる。それが実行できない者は、行動を起こさないほうがいい場合もある。それは「仲裁に入り、刺されて死亡した」などの事件もあるからにほかならない。しかし、少なくとも「交番」に行ってみることくらいはできるだろう。警察官がいなかったら「どこどこで争っている」と110番するという方法もある。
常に「無関心でいる」ことを止めて、周囲を観察すること。それは自らに発生する緊急事態の可能性に対する準備にもなる。何が起きるか分からないのが現実である。「何かが起きた時にはだれかの助けがほしい」と思っている者は、「その前に(相手によってはかかわらないという識別も必要であるが)自分自身がだれかを助ける」という心掛けも必要である。

「2007-12-10:追記」
正常だと思えることが何もない政情。

まずは、せんだって取り上げた生活保護費の受給引き下げ。ほかの視点からも言えることがある。例えば、政府与党、自・公連立による「数々の悪政」により、日本全土で生きている多くの人々が「ただでさえ低い現状の生活保護費で生きている世帯よりも『更に低い収入で生きているという破滅的な生活実態がある』という現実をかき消すため」という側面である。
要するに、前回も記述しているのだが『最低ラインの引き上げ』を実施しなければならないという「本来の政治と行政の責任」をもかき消すということである。そもそも世界に前例のない恐るべき「少子高齢化」という現実の中で、『毎年、社会保障費を2200億円削減し続ける』という完全に狂っている鬼畜法案を決めたのは『小泉君』であり、『自・公連立』である。
『絶対に減らしてはならない部分』『触れてはならない部分』をことごとく「その汚れた手でグチャグチャにかき回し、引きちぎっていった」圧制と暴政を繰り返しているのが政府与党、自・公連立である。
現状をかんがみると「この予算こそが毎年増えなければならない」という対応が正常なものである。現実から考え出された「いやおうなしに必要とされるもの」は、だれにも動かせないのであり、また動かそうとしてはならないのである。
しかし、自・公連立が実際に行っていることは全く逆行するものである。本来の予算であれば「10分の1以下」でも多過ぎる『防衛費』という存在。『機密』という言葉を使う資格がないど素人の集まりが「防衛」だの「機密事項」だのと好き勝手に言いたい放題を繰り返し、闇にまぎれて『政治資金』に使用したり、『癒着』という構図の中に吸収させている。しかも『毎年、増え続けている』というイカレタ実態。
そして、国も地方も公務員のボーナスはアップしているという『最悪の差別』『官制社会主義国家』のまぎれもない実態が国民の怒りに火をつける。更に国民の財産にとてつもなく大きな損害を出している社会保険庁は冬のボーナスでは「自主返納」という形ばかりの要求すらなくなっているという実態。
財政がひっ迫しているはずの地方では、いまだに「箱もの」を造ろうとしているということなども取りざたされている。しかし、国民も黙ってなどいない。反対運動を展開して癒着満載の計画を引き下げることに成功したりしている。
それから、再び「グアム移転費」に関して。本日の12月10日午前に行われた参院決算委員会で、一戸約8000万円のアメリカ軍住宅について、防衛相の石破君:「そんな豪華な家を国民の税金まで使って我々が提供する必要があるのか。どう考えても高過ぎるというのが普通の感覚だ」と。
実際に質疑そのものの光景を見てはいないので「発言の前後」がどうなのかは分からないのだが、発言内容の「前半」と「後半」の意味が異なるという部分は見逃せない。前半は「国民の税金でアメリカ兵の豪華な住宅を提供する必要はない」という方向性の主旨になっているのだが、後半は「豪華な住宅は必要ない」という方向性に聞く者達を誘導している。
本来であれは、「アメリカ兵の住宅をしかも海外である他国の領土内に日本人の税金で造ることは許されない。絶対にそういうことがあってはならない」と終止しなければならない。が、アメリカ側が造れば「一戸約1800〜2000万円」になる予算が、なぜ日本側が造れば「一戸約8000万円」という4倍の予算になるのかという事実を国民の多くが知っているから、その金額差を精査するという主旨にすり替えているだけでしかない。
そして、民主党内部のがん細胞「副代表の前原誠司君」が、再び軽々しくばかな発言をしている。『武器』に関して、前原君:「これから(各国の)共同生産、共同開発が主流になる。同じものを皆が配備するのは互いの信頼情勢になる」「そういうもの(枠組み)に入れないような、ハードルが上がった今の3原則は見直すべきだ」と。
どうにもこうにも「極右思想(死想)」の持ち主には特効薬がない。この世界情勢の中で、武器を一緒に造ろうとか、仲良く配備しようとか、ほとほとかえすがえすもばか丸出しである。民主党にはずいぶんと以前から「一刻も早くたたき出せ」と忠告しているのだが中々進まない。
クラスター爆弾にしても、全世界が各種あるクラスター爆弾の「即時全面禁止」から、「ほぼ全面禁止」、「一部禁止」までの意見が大半なのだが……先ごろウィーンで行われた国際会議。2月の「オスロ」、5月の「リマ」、そして12月の「オスロ・プロセス」と呼ばれる第3回目の会議に、アメリカ、ロシア、中国は出席すらしておらず、この日本は何を主張したのかと言えば:「必要性を訴えて廃棄しない方針」をのうのうとのたまっている。少なくとも130カ国の参加国の多くは相次いで:「不発率の極めて高い旧型は廃棄すべきだ」との認識を示している。その中で「必要性を主張する」この戦争を放棄した国であるはずの日本の存在は、地球の中でがん細胞と化している。
他国の一般市民だけの被害ではとどまらず、アメリカ兵の中にも被害者は存在している。クラスター爆弾投下後の地域に足を踏み入れ、がれきの下に埋もれていた「クラスターの不発弾」で足を吹き飛ばした兵士もいる。中には、小さな破片が血管内に残っていたために心臓や脳に達し、死亡している兵士もいる。しかし、アメリカ軍が「名誉の戦死」「死因不明」として片付ける。そういう形で片付けられてしまった兵士の戦友であったり、あるいは家族であったりする者達が、自国の政府や軍が行った事実の隠ぺいを知った時の絶望感は計り知れないほど大きい。そういう人物達が増えている。
日本は武器を買わされ、アメリカの言うとおりに発言をし、行動をするという奴属・奴隷の関係。中国にも「レアメタル」の関係も相まって、圧力を受けている日本。今月12月1日に北京で行われた初の閣僚級「日中ハイレベル経済対話」で合意した共同文書について、日本側への了解なしに中国側が一方的に一部を削除していたことが発覚。もはや国として認めてもいないかのごとき暴挙である。更に先月の11月には、「東シナ海のガス田開発」において「日本が試掘すれば軍の艦船を出す」と脅されて、「日中中間線の日本側で、中国との共同開発を認める」という譲歩姿勢をさらけ出したことが発覚したばかり。
ロシアからもオーストラリアからも国際連合からもそのほかの国々からも金を絞り取られている現実には、むしずが走る思いである。
福田君を頭領とした自・公連立は、諸外国の圧力に屈し、すべての条件をのみ込んでいる。どこから見ても、この国の歴史をかんがみても、実に情けない軟弱な国であり、奴属・奴隷国家と言える。少なくとも「独立国」であることと、「国の威信」を取りもどすべく、国民も野党も立ち上がらなければならない。我々国民は、諸外国に財産を差し出すために生きているのではない。

Status:2007-11-26〜作成

Home■ ▲このページのトップへ

Copyright(c) Rescue Force SOG. All Rights Reserved.