第1回 介護に関する研修会開催

--- 2010年2月17日 ---

第一回研修会は、わっく室蘭(社団法人 長寿社会文化協会 室蘭支部)の鈴木健生氏を講師に、「高齢者、障害者観と介護の概念」をテーマにお話し頂きました。
入所中のシスターを除き、全員が参加出来ました。

 地域や共同体の高齢化を踏まえ、各自が老いをどのように受け留め、また誰しもやがて歩む道を、また、まさに道の途上にある人生の先輩方に如何に共感し共に歩むことが出来るかを、共に模索する時間となりました。

 今回は一時間という短い時間でしたが、心に残った生物学者ルーの3原則をご紹介したいと思います。
  1、人の器官や機能は、使わなければ退化(老化)する。
  2、適度に使えば維持発達する。
  3、使い過ぎると壊れる。

 このように人間は、神様のみ元に帰る日までは、たとえどんな状況にあっても、自分が出来る範囲内で、可能な限り頭も身体も使いこなす努力が必要なことを再確認しました。
 病状にもよりますが、たとえ寝たきりのご病人でも、一方の介護者が心掛けねばならないことを実感しました。

 お年寄り、ご病人の大変さを理解し、残っている機能、今、出来ることは何かを共に考え、生活の質の向上に励みたいものです。
そして、少しでも力のある方は、「こわい、こわい(北海道の方言で疲れるの意味)」と言いながらも、身体を動かすのが一番のようです。

もちろん何事も個人差はありますが。

  -- 第2回の報告もお楽しみに!--