ご復活おめでとうございます


  わたしは復活であり、命である。
  わたしを信じるものは、死んでも生きる。
《ヨハネ11章25節》

院長ご挨拶

ご復活おめでとうございます。

 待ちに待った春がやって来ました。
この冬は、吹雪の日が例年に比べて多く、さらに寒い日が続いたと感じるのは、
歳のせいばかりではなかったと思います。
北海道のみならず、全国各地で、いつもと違う何かが天候を狂わせているようです。

 オブレートの皆様はお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか? 
お陰様でシスター達は、日々祈りの中で感謝のうちに奉献生活を送っております。

  冬の厳しさも神をたたえよ。
  かすみと霧は神を賛美し、霜と寒さも神をたたえよ。
  氷と雪は神を賛美し、夜も昼も神をたたえよ。(ダニエル書)


 冒頭で、冬の風物を生活上やっかいもののように見てしまいましたが、
決してそうではありません。

 小教区で去る1月に初聖体準備の合宿が行われ、その後の感想文を読み、
道産子の私はすっかり忘れてしまった子どもの頃を懐かしく思い出し、
キラキラ輝く雪や冬の夜空の美しさを再発見させてもらいました。

 神様に宛てた子どもの手紙をご紹介しましょう。

 たのしかった、たのしかった。
 いちばんたのしかったのはゆきあそび。
 ゆきがっせんもしました。
 ゆきをしんぷさまにぶっつけられました。(幼男児)

 ゆきあそびたのしかったです。
 おおきいゆきだるま、おもしろいんです。
 ここ、きょうかいのゆきはきれい。
 かみさまはやさしい、ほんとうです。(小1女児)


 北海道に咲く山野草の花の色は、特別濃いと聞いたことがあります。
それは、半年もの間、雪に閉じ込められ冷たい風の中で耐え、じっと春の陽を待ち続けた植物が織り成す美しさからではないでしょうか。

 無邪気な子どもたちのように、今日の日を賛美しましょう。

院長 シスターマルタ上田若子