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化学なんて大嫌い!という人のための 風変わりなヒント
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 第34号(2010.3.31発行)



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   化学なんて大嫌い!という人のための
              風変わりなヒント  第34号
                  2010年3月31日発行

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 <目次>
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 1.一風変わった化学の授業
     〜 白金について

 2.化学をつくった人たち
    ※今回は都合によりお休みです。

 3.あとがき
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  1.一風変わった化学の授業
          〜 白金について 〜
 ────────────────────────────────

  今回は白金(プラチナ)を取り上げます。
  装飾品に使われることが多いので、ご存知の方も多い金属だと思いま
 すが、それ以外にも様々な用途があります。



 白金の概要と性質
 ─────────

  白金の名前の由来は、スペイン語の「小さな銀」の意味のplatinaから
 きています。

  ※日本語の「白金」はヨーロッパでこの金属がWhite goldと呼ばれて
 いたことに由来します。


  白金は、光沢のある銀白色の金属で。酸化されにくいのが特徴です。
 (銀のように放置しておくと黒ずんだりすることもありません)。

  化学的には比較的不活性で、王水以外の酸とは反応しない性質を持っ
 ています。

  軟らかく延ばしやすい金属であり、加工しやすいこともあって、装飾
 品としての用途が多くなっています。
  ※また、金と同様に箔を作成できます。


  白金は、6つの白金族元素(白金Pt、ルテニウムRu、ロジウムRh、
 パラジウムPd、オスミウムOs、イリジウムIr)が混じり合った形、
 もしくは銅やニッケル鉱の副産物として産出します。
  ※産出地は南アフリカが大半を占めています。

  融点が1774℃とかなり高いため、通常の溶解技術で溶かすことは難し
 く、精錬方法は王水に溶かして塩化物としてから分離します。


  なお、金属それ自体は無毒ですが、体質によっては身に着けたときに
 金属アレルギーを起こす場合もあるようです。



 白金の用途
 ──────

  用途としては約半分程度が、美しい外観を利用した装飾品として使わ
 れます。

  また、石油精製時の様々な工程、硝酸の製造、および自動車の排気ガ
 ス浄化などの酸化・還元触媒としての利用も多いです。

  ※ちなみに昔使われていた「白金カイロ」は、白金の触媒作用を利用
   したものです(今は発火の危険性があることから、白金カイロ自体
   が使われなくなっていますので、お目にかかることはほとんどない
   と思います)。


  白金は高価ですが、すぐれた耐食性、耐熱性があるので、他の金属で
 は難しい用途に使用されています。

  ※例としては、白金るつぼ、電極、温度測定用熱電対、抵抗温度計な
   どがあります。

  合金では鉄やコバルトを加えたものが永久磁石としてよい性質を発揮
 するため、小型永久磁石として電子時計などの超小型機器に使われます。



 白金化合物のひとつであるシスプラチンについて
 ───────────────────────

 ・抗がん剤としてのシスプラチン:
  白金化合物の中にシスプラチンという錯体化合物がありますが、この
 化合物は抗がん剤として作用します。

 ・シスプラチン発見の経緯:
  この化合物が発見されたのは、細胞分裂が電磁場によってどのような
 影響を受けるかということを調査しているうちに、ある種の大腸菌の細
 胞分裂を抑える現象が見られたことがきっかけです。

 ・シスプラチンの作用:
  シスプラチン(および他の白金を含む抗がん剤)は、DNA塩基のグア
 ニンが隣どうしに並んでいる箇所に結合して架橋することで、DNAの複
 製を抑える作用があります。
  そのためがん細胞の分裂を抑えることができます。

  ただし、正常な細胞にも同じように作用することから、副作用も生じ
 てしまうため、現在では副作用を抑えるタイプの薬剤も開発されてきて
 います。


 ────────────────────────────────
  2.化学をつくった人たち
 ────────────────────────────────

  今回は都合によりお休みです。


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  3.あとがき
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  4月から新年度ということで、新たな出発をされる方も多いと思いま
 す。
  私も初心を忘れないように頑張っていかなければ、と改めて思ってい
 るところです。


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  ※参考文献はこちらにまとめてあります。興味がありましたらどうぞ。
   → http://www13.plala.or.jp/chem-hint/reference.html


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  ◇◇ 化学なんて大嫌い!という人のための          
                     風変わりなヒント ◇◇
  ・発行者 後藤 幹裕
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