風が吹くと砂が飛ばされ砂と砂が擦れあいその時、調べが聞こえてくることから鳴沙山と名づけられました。
黒・赤・青・黄・緑の五色の砂は手に取るとさらさらと指の隙間からこぼれ落ちます。この砂は長い年月をかけてゴビ砂漠から軽い砂が吹きたまったものです。
東西40km、南北20kmにもおよびその東断崖に莫高窟が彫られています。ラクダの背に乗り「ラクダは楽だ」などと言いながら揺られていると中腹くらいまで連れて行ってくれます。そこからは砂に足を取られながら、小高い砂山に登ります。靴を脱いでも履いても
ズルズルと滑り落ちるのは防げませんでした。砂丘の上にたどり着くと、そこには足跡一つ無い砂紋といわれる砂の波が描かれており芸術的な砂漠の稜線が広がっていました。 |