ここ数年 熊の被害が 新聞・テレビで報道されています
熊の被害は今に始まった事ではなく 昔から起こっていた事ですが
里に降りて来ての被害は最近の現象でしょうか
諸説言われていますが 私は「新世代熊」の出現が大きいと感じます
昔は 「マタギ」衆が山に入り 熊を求めて生活していましたが
「マタギ」の激減により 人を恐れなくなった熊の 新しい世代の出現です
時代の流れで当然なのですが 人にも熊にも不運な時代に成りました
人にとっても 熊にとってもいい関係でいられないものでしょうか
私はここ10年程 熊には逢っていません
会ってからの対処を考えるより 会わない対処を考えた方が現実的です
山の頂点に君臨する熊でも 食べ物リストに人間は入っていません
山での事故は 不幸な 「出会い頭」的な事故ばかりです
人間の存在を大いにアピールし 時には「爆竹」など鳴らしながら
私は山に入ります
人間の存在に気付いた熊は 危険を感じ逃げる行動に出ます
当然 私からは見えませんし 私自身気付きません
しかし これがお互いの距離感を保ち 無用な出会いを避けていると信じています
山や森は彼らの住処で 彼らの持ち物です
お邪魔しているのは 私たち人間で 熊が居るのは当たり前の事です
熊の五感に訴えるように 「音」・「臭い」・「光」などなど
人間の知恵で 不幸な出会いを避けたいものです
山に入れば熊は 直ぐ横にいる
当然の事ではないでしょうか
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