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テーピング
テーピングの目的
テーピングは正しい知識やテクニックを持って適切に行うことで次のような効果を得ることが出来ます。
1.関節可動域の制限
本来の正常な関節の動きを損なうことなく意図的に異常な動きを制限します。
2.筋肉、靭帯、腱の補強
ケガをして弱くなった部位をサポート(支える、支持)することでその部位を補強します。
3.固定、圧迫
れがをした部位を固定し悪化を防ぐと共に適切な圧迫を加えることで内出血や腫脹(腫れ)を防ぎます。
4.痛みの緩和
ケガをした部位を固定、サポートすることで負傷部位のグラつき等を防ぐことで痛みを和らげることができます。
5.その他
また、ケガをするのではないかという不安感を取り除く。
ケガ自体が治ってもケガによる筋力低下、可動域制限等の機能低下が回復するまでのケガの再発予防、
フォームの矯正など。
テーピング実施の注意点
テーピングを過信しないで下さい。
適切に行うことが出来れば、テーピングは適応するものに対しては有効に働きますが、
すべてのケガが対象になるわけではありません。
治療や再発予防においては筋力トレーニングや関節や筋肉の柔軟性を高めることが重要であり、
その補助としてテーピングを活用することが大切です。
ここでは最も頻度の高い足関節内反捻挫のテーピング オープン・バスケット・ウェーブを紹介します。
まずは、アンダーラップを巻き皮膚を保護します。
![tp001](image/tp001.jpg)
アンダーラップ巻き終わり
![](image/tp002.jpg)
アンカーテープ
フクラハギの筋肉の下のあたりに一本若しくは二本テープを巻きます。
![](image/tp003.jpg)
スターアップテープ1
アンカーテープの内側からカカトを通り外側に貼ります。
![](image/tp004.jpg)
スターアップテープ2
スターアップテープ1内側やや後ろからカカトを通り前方に斜めに貼ります。
![](image/tp005.jpg)
スターアップテープ3
スターアップテープ1内側やや前方からカカトを通り後方に向かい斜めに貼ります。
![](image/tp006.jpg)
スターアップテープを3本張り終えた状態
シワを作らないように気をつけましょう
![](image/tp007.jpg)
アンカーテープ2
土ふまず真中よりややつま先よりにテープを巻きます。
![](image/tp008.jpg)
![](image/tp009.jpg)
ホースシュー1
土ふまずのアンカー外側から後を通り内側にテープを巻きます。
![](image/tp010.jpg)
![](image/tp011.jpg)
この時、土ふまず部分の隙間にテープを張ります。
![](image/tp012.jpg)
![](image/tp013.jpg)
ホースシュー2
ホースシュー1に1/3位、重ねて内側から後を通り外側に巻きます。
![](image/tp014.jpg)
同様に少しずつ上にずらしながら巻いて行きます。
![](image/tp015.jpg)
![](image/tp016.jpg)
![](image/tp017.jpg)
![](image/tp018.jpg)
![](image/tp019.jpg)
![](image/tp020.jpg)
![](image/tp021.jpg)
![](image/tp022.jpg)
フィギアエイト
外側のくるぶしから内側土ふまず外側を通り、内側のくるぶしまで巻きます。
![](image/tp023.jpg)
![](image/tp024.jpg)
![](image/tp025.jpg)
![](image/tp026.jpg)
前方のフィギアエイトの重ね部分を中心に上に向かって少しずらしながら補強します。
![](image/tp027.jpg)
![](image/tp028.jpg)
斜めに交差させながら上に上がって行きます。
![](image/tp029.jpg)
![](image/tp030.jpg)
![](image/tp031.jpg)
![](image/tp032.jpg)
一番上のテープの前方の重なり部分を補強します。
![](image/tp033.jpg)
![](image/tp034.jpg)
下のアンカーテープの前方の重なり部分を補強します。
![](image/tp035.jpg)
完 成
![](image/tp036.jpg)
テーピングを巻く時にシワが出来ると、そこがストレスポイントとなり、
水ぶくれや皮膚を痛める原因になってしまうので十分に気をつけましょう。
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