車体加工・改造・カスタム技術者のサポート |
|||
事業概要 改造車/特殊車輌 車枠応力測定試験 JIS D4606ヘッドレスト試験 内装材難燃性試験 構造変更申請 車体加工例 ALTO・LA 機能性/加工部品 推進軸加工 サスペンション用コイルスプリング 並行輸入車用機能部品 FM周波数変換器 |
● 自動車用サスペンションスプリング 製作相談 自動車のサスペンションは大変重要な役目をになっています。 サスペンションが機能を果たせなくなると、操縦安定性が極端に悪化し、運転者、乗員の生命までもが危険にさらされる可能性がある、大変重要な機能部品です。 特に自動車用のサスペンションに使用されるスプリング(ばね)には、非常にレベルの高い性能が求められています。 自動車のサスペンションに求められている基本性能は以下のようなものがあげられます。 1) 車輪保持機能 自動車の基本機能である「走る」「曲がる」「止まる」を実現するために、車体と車輪の連結を保持しなければなりません。車両重量や積載重量の変動、走行時の駆動力、旋回時の遠心力、制動力に対する強固な強度と耐久性が必要です。 2) アライメント制御機能 ねらいの車両運動特性を可能にするためには、タイヤの接地状態を適切な状態に制御しなければなりません。 3) 緩衝機能 走行中の車体、積み荷などの保護、乗員の快適性確保のために路面の凹凸などから生じる不快な振動や音を抑制するとともに、車体姿勢変化を抑制します。 4) ストローク規制機能 サスペンションが設定以上に上下動(ストローク)すると、タイヤと車体の干渉、可動部分の破損などの問題が生じます。 これらを防止するために、過度に動かないためのストッパ機能が必要です。 5) その他 客室、荷室のパッケージング、デザインなどの多様化に伴い、小型軽量コンパクトでありながら上記の性能がバランスよく実現できることが重要視されるようになっています。 自動車用のサスペンションに使われる緩衝用のスプリング、バネにはいくつかの材料、方式があります。 リーフスプリング(板ばね)、コイルばね、ネジリばね(トーションバー)、空気ばね(エアーサスペンション)、流体ばね(油圧などを用いる。ハイドロリックサスペンション)などの方式があります。 ● サスペンションスプリングが抱える問題 自動車用の多くのサスペンションに使われるコイル状のスプリングは大変厳密な製造管理、熱処理管理、特殊鋼が使われ、自動車メーカーが採用している純正部品はバネとして非常にレベルの高い良質のもの、最適設計がなされています。 実際、日本で純正バネを自動車メーカーから製造指定を受けている製造会社は三社しかないそうです。 その三社のもとで自動車サスペンション用純正バネを製造している会社は日本にはさらに少なく、純正部品指定されているバネメーカーも数社しかないといわれています。 自動車用のスプリングは要求性能が大変高く、特殊鋼材の入手、熱処理技術、長期間にわたって使用される部品であることなど、大変難しい側面が多いので、お近くのバネ屋さんでは自動車用のスプリング製造を問い合わせても断られる場合が多い事情も見受けられるようです。 作成してもらったとしても非常に短い期間でへたってしまったなどの話もよく聞きます。 ホイールベース延長加工や特殊設備の設置など、大変重量が重くなって標準車装着のバネでは不足な場合、スプリングの強化が必要なことが大変多くなりますが、なかなか希望の性能(車高や乗り心地など)を持ちながら品質の高い自動車用バネを製作することは難しいのが現状です。 ● 自動車用ばねの製作相談 車体加工分野の方々が抱える問題をよく知るからこそのサービスを開始したします。 このたび、当社ではサスペンション用純正コイルスプリング製作を行うごくわずかな会社との協力関係が実現し、車体の加工分野の方面では大変重要な車体重量を支えるバネの製作相談を受けることができるようになりました。 大変品質の良いバネをご提供できます。 要求品質の非常に高い純正部品と同じレベルです。 (自動車メーカー純正部品のバネを製作している工場ですので、ご相談のものについても純正部品と同じ材料、製作工程による製造がなされます。一般ばねと同じ材料ではありません。) 自動車用懸架ばねの製作は、専門のノウハウが必要な分野であり、ばね工場ならどこでも製作できるというものではありません。 自動車用のサスペンションスプリングは、常時1000〜3000kg程度の車体重量を支えながら非常にコンパクトであることが求められるため、鋼材の特性の中でも大変厳しい条件で使用されています。 綿密に設計して良質な材料を使用し、適切な製造管理がなされないとヘタリや折損など、重大なトラブルが生じる可能性もあります。 さらに、車の使用終了までの数年から数十年間もの期間、ずっと最大性能を発揮し続けなければならない部品ですので、非常に部品の寿命が長くなければなりません。 技術力や長い経験が求められる大変特殊な分野です。 ホイールベース延長リムジン加工や特殊設備の設置など、大幅な重量増が伴う車体加工分野の場合、標準装着のバネでは容量不足になるのでスプリングを強化することが必要なことが大変多くなりますが、そうした分野でお困りの方はどうぞご相談ください。 純正形状をベースとした最適設計ばね、車高アップ/ダウン、塗装色などのご要望に応えることが可能です。 また、オリジナルスプリングの製作(少量、多量どちらでもご相談ください)、塗装についてもご希望を最大限取り入れたオリジナル色が可能です。 製作例 : ニッサンシーマ用としてご注文をいただいた特注スプリングです。かなり太い線径になり、がっちりしたバネです。 左側一本が純正スプリング、右側二本が特注スプリングです。標準車より500kg以上重くなった車両です。 重量、車高のご希望に基づいてご依頼車両のためだけに設計されたばねです。 このほか、ベンツGクラス、セルシオ、プリウス用などの実績があり、車高、乗り心地ともに大変よい評価をいただいています。 ●ご注意 依頼者からいただく情報に基づいて設計をする特注品ですので、設計が終了して仕様が決定するまで見積もりができません。 設計・製作にはご依頼者様から各部寸法、無加工車の標準重量、加工車の正確な重量等の情報、製作手本となる純正ばねのご送付をいただく必要があります。(仕様書を準備しています。) ご相談内容を検討した結果として、性能と設計が成り立たないこともあり、お断りしなければならない場合もあります。 ご相談内容に合わせて特別に設計する特注品につき、長めの製作期間が必要ですので、早い納期を望まれてもご希望通りの納品ができないことがあることをご了承ください。 特別設計の特注品という性質につき、一個の依頼でも設計作業が必要です。 費用についても大量生産品より割高になる傾向があります。 本気の方のお問い合わせにしかご対応できません。 調査が必要な場合、別途費用をご請求させていただくことがありますので、冷やかしはご遠慮ください。 バネのカットは大変危険です。 バネは設計して使用する部品であるため、カットや加熱などの作業をして設計バランスや材料強度を落としてしまうと、材料内部の応力状態が変化し、バネとしての正常な機能を果たせなくなって破損に至る可能性が大変高くなります。乗員の命に関わりますので絶対に避けてください。 バネ表面は材料表面に傷がつくのを避けるために、分厚い塗装処理がしてあります。 バネは高強度部品のため、傷や切り欠きに対する感受性が大変高く、飛び石等の傷や塗料がはげてしまった後の錆によって応力集中が起こり、折損する可能性が大変高くなりますので、スプレー等によるご自分での塗装はおすすめできません。 板バネ(リーフスプリング)はお取り扱いできません。 コイルスプリング専門です。 二輪車用のスプリングのお尋ねも可能です。 四輪用と同じ設計手順が必要ですので、ご希望をお伝えください。 ● お問い合わせ方法 電話・Fax・E-mail・下記に設けるお問い合わせリンクからご連絡をお願いします。 改造内容、改造車輌をいくつかの角度から撮影した写真の添付もあると大変助かります。 ご連絡をいただきしだい、ご希望の連絡方法でご連絡いたします。 執拗な売り込み・営業電話を何度もするようなことは絶対にありませんので、安心してお問い合わせください。和やかな対応を心がけております。 自動車用バネのご相談は下記へどうぞ 各種加工、各種ご相談専用問い合わせフォーム 電話 090-5820-6873 担当・三星 Fax 027-382-3296 メリオス有限責任事業組合 群馬事務所:三星 oms_pcs@amail.plala.or.jp お急ぎの方は、090-5820-6873 三星までご連絡ください。出張多数につきお急ぎの場合は上の携帯番号へどうぞ 作業や移動などの関係で電話を取れない場合もあります。つながらない場合は少し時間を変えてお試しください。 |
||
Copyright (C) メリオス有限責任事業組合. All Rights Reserved. |