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2010年11月17、23、26日に放映
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「さて、問題です。
この人は何をしている人でしょうか?
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答えは、ふすまを張る職人さんでした。」
てな感じの放映でしたが、自宅仕事場で二時間・NHKのスタジオで一時間ちょっとの撮影でした。 結構緊張しますね・・・
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当店スタッフ美濃部克幸が、第26回技能グランプリ「壁装」の部に出場しました。
幕張メッセでの本番は、回りの雰囲気にやや飲み込まれ、緊張の連続・・・。
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参加選手中一番早く仕上がり、特に布壁紙の出来はダントツでしたが、総合では僅差の第二位。25名の全国の技能士の中での準優勝、まずまずでした。なにより貴重ないい経験となりました。
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イメージの力、衝撃の一点―上田風子展
文●ワシオ・トシヒコ Toshihiko Washio 美術評論家
風子と表記して、「ふうこ」と読ませる。名付け親の存在を想像して見たくなる風変わりな名前をもつこの作家は、現在、大学院のグラフィック・デザイン研究科に籍を置く。初個展のその時、まだ学生だった。しかし、個々の作品の技術的レヴェルがとてもしっかりしていて、早や学校など卒業しているかのように思われた。
出品作は、『向日葵の家』8点、『学校シリーズ』9点、『おあづけ』4点、『おでかけU』など、全部で29点。いずれもアクリル絵具で描き、イラストレーションふうなタッチが特徴だ。現代社会の暗部の投影ともいうべき、少女たちの移ろう深層心理の襞を鋭利に描写し、形象化している。
てんぴょう8号より抜粋
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11/20より12/1まで銀座スパンアートギャラリーで開催されました。
ふすまという和のテイストに描かかれた上田さん独自の世界は、予想通りの感性豊かなものに溢れていました。
襖16面に描かれた作品は、内側8面・外側8面が物語としてつながっています。
その作品の一部をご紹介させて頂きます。
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高橋さんのお孫さんよりご依頼で二曲屏風一双の保存のご協力をいたしました。
保存状態は良く、時間を経ているのに今だ鮮やかな顔料の風合いが素敵な屏風でした。
高橋五山は京都生まれ、明治43年(1910)東京美術学校図案課を卒業、幼児向け出版社に入社し、自ら全甲社を起こしています。今井よねに刺激を受け「仏教紙芝居」も作りましたが、街頭紙芝居は、演じるおじさんと子供たちの人間的な結びつき、仲間の皆で見る、聞く、楽しさを認め、これに芸術性を盛り込んだら、楽しさはさらに深まると考えました。こうして昭和10年(1935)「幼稚園紙芝居」と銘うって、全十巻の出版を開始しました。
「赤ヅキンチャン」「金のさかな」「ピーター兎」「花咲ぢぢい」などです。
しかし、紙芝居は街頭紙芝居の影響から、品のないもの、教育には向かないものという考えが一般的でしたので、最初は大変苦労しました。
高橋五山は、戦時中、用紙が少なくなると、折り紙や貼り絵の紙芝居を考案し、初めて観客参加型紙芝居を世に出しました。高橋五山の偉大な業績です。
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一年に一度、出版された紙芝居に送られる高橋五山賞。その授賞式はほぼ、東京の子どもの文化研究所で行われるが、今回は紙芝居の展示「紙芝居がやってきたU」にあわせて、群馬の土屋文明記念文学館でおこなわれた。
膝痛のため、諦めていたが行く予定だったセッチャンがキャンセルすると言うので、急遽、夫に運転を頼み込んで、出席。
まず、展示室でスライドのような写し絵、立ち絵、そして戦前からの様々な紙芝居、また、高橋五山さんおご遺族からの提供で五山さんの作品の数々、屏風絵も展示されていた。
「紙芝居は楽しいよ!」2007 7/31より
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「ふのり」は海藻の一種で、春から夏にかけて外海に面する岩礁土や潮間帯に繁茂する一年草です。
「ふのり」は紅紫色で表面は粘滑光沢があり、管状で不規則に分岐した長さ10センチ位の枝が出ており、枝の基部は細くくびれています。
このようなふのりの原藻を水洗し脱塩して天日にて漂白処理したものが「板ふのり」で、古来からこれを煮て糊として用いられています。
ふのり原藻
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少し昔には、「ふのり」は「柱巻き」という柱の養生として造作が出来上がるまでに日焼けを防ぐ為にハトロン紙を張る際や、布壁紙のほつれ止め、茶室の腰張り等に盛んに使われていましたが、最近では使用頻度も減り、また売っている所も無くなって来ました。
近くの金物屋さんに在庫があり、頼りにしていましたが、一昨年の水害で駄目になったとのこと。
いっそのことと、ネットで検索し福井の株式会社八木熊さんより取り寄せました。
結構巨大なので(中央の白い箱はタバコ)当分は使えそう。 結構いい値段です。
ということで、紙は土佐紺と美濃で今年初の茶室の腰張りを施工いたしました。
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