瀬戸貝の鮮度変化比較実験
食品加工業者必見
56万円の紫外線殺菌装置に5980円のセラミックチップが勝った
瀬戸貝を事務所に置いての鮮度変化、比較実験
「か」と書いてあるのが神岡さん(周防大島町町会議員でもある)。「な」がNさんの出荷された瀬戸貝。
神岡さんはこれまで海水に出荷前日の夕方6時頃詰めて出荷されていたが、海水温も高いため出荷時には
既に水が濁っていた。
Nさんは56万円もするF社の紫外線殺菌装置を使い、海水温も低く当日朝5時過ぎに詰めるため濁っていないので
神岡さんより常に2割位高い値が付いていた。Hさんも殺菌装置を使っておられるが、いつも濁っている。
聞いたところ前日14時頃詰めていると言われた。
私はいつも海水の中にセラミックチップを入れ、それを使うと濁らないし、味も良く、長持ちすると説得していたが、
神岡さんがようやく試された。05年10月31日これを見てくれにこにこしながら瀬戸貝を持って来られた。
早速神岡さんとNさんの瀬戸貝を買って実験を開始した。(温度を同じにするため17時迄冷蔵庫に入れた)瀬戸
貝は朝日が差し込む机の上に置いたため日に当たる時間にも差が出ないように気をつけた。
下の実験結果から、この機械には殺菌能力はあっても鮮度保持能力はない(雑菌が増殖する)ことになる。
山口県仙崎のO蒲鉾は6年位前から製造工程にシートとチップを使用されていた。
使用前は一年に数回必ずカビやヌメリのクレームがあったが使用を始められてから全くクレームが無くなった。
10月31日18時23分この時点でもKさんの方
がやや透明度が高い。泡の大きさもややNさん
が大きい。
11月2日20時38分Nさんの瀬戸貝の
方が明らかに濁りがひどく、瀬戸貝も沈
んできている。これはタンパク質の腐敗
が進み弾力が無くなっているためと思わ
れる。Nさんの泡は大きくなり、神岡さんの
は小さいまま。
11月3日19時51分Nさんの瀬戸貝は
更に濁り沈んでいる。
11月4日15時19分事務所が臭いので実験
中止。嗅覚が鋭いと自慢のNさんに臭いをか
いでもらったところ、神岡さんの方は発酵臭が
する。Nさんのは腐った臭いという事だった。泡
の大きさもKさんの方が小さい。水に粘りが出て
大きな泡が出来ているのではと思う。泡のこと
はホームページを作る段階で気が付いたもので、
撮影時に片方を揺するというようなことはしてい
ない。又、揺すると濁りが出るので泡は小さくなっ
ても濁らすことになる。Kさんのセラミックチップは
5000円だが、56万の機械より明らかに優れて
いるし、故障もしないし、維持費も要らず効果も半
永久。どちらが得か考えるまでもない。袋詰めの
時間を同じにしたら結果は更に違ったものにな
る。