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◇コラム
『コラム2 火天大有について』
 昨年の暮れから、ご縁があり養神館の講師という大任に与りました。私のつまらない講義も、養神館の諸氏は真摯な態度で学んで下さっています。おかげさまで評判もよく、会の機関紙「養神」にも紹介していただきました。
 養紳館会長の山田英雄先生 館長の井上強一先生、塩田泰久先生、並びに、もうおやめになりましたが、いつも目をかけて下さっていた石原榮元事務局長に心よりお礼を申し上げます。記事の内容の素晴らしさに身に余る光栄を感じました。

 今までほとんど脚光を浴びたことのない私の武術がこのように取り上げられることは、大変な幸運と言えるかもしれません。このように運が回ってくることを易の言葉で火天大有といいます。
 日が天上にあって照りわたるような勢いを有するということでしょうか。新井白蛾師の易学小センを見ると「窓を穿って明を開くの象」「深谷に花を発くの意」と書かれてありますが。

 このようなチャンス到来の時にこそ、前に述べた「地山謙」の精神が必要ではないでしょうか。新井白蛾師は更に次のように述べておられます。「この卦は日の天上に有て照わたる意にして人も時を得たるの卦なり。然れども此れも位負のする意あり。満ば欠くると云うが如くにて金銀等全て損失あるべし。又親類朋友或いは婦人など全て人との事に付て苦労するるあるべし。」

 勢いに乗っている時、人はつい傲慢になり、その結果大きなやけどをすることがあります。そのことを戒めているのでしょう。
 王樹金老師に教えを賜ったとはいえ、私はふつつかな一介の弟子にすぎません。記事には「唯一の継承者」とご紹介いただきましたが、台湾の黄淑春師姉など立派な先輩がおられますし、私は老師の弟子として末席を汚しているに過ぎません。
 多くの人たちに支えられチャンスが回ってきたこと(このように人が集まって助けてくれることことを、易では「天火同人」といいます)に感謝をし、しかも自惚れる事のないように「地山謙」の精神を忘れず、今後も修行に励みたいと思います。

                                               河野義勝

>>コラム1地山謙の精神(新井白蛾師の書物を読んで)
>>コラム2火天大有について
>>コラム3山澤損について
>>コラム4未だ奥座敷にいたらずの精神
>>コラム5「闇乃あけぼの」読書要語について
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