2006年 NEWS & 徒然日記


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2005/2006 シーズン・スケジュール   2006/2007シーズン・スケジュール


1月5日(木)
みなさま、明けましておめでとうございます。
このサイトもいよいよ2年目に突入します。日本の友人、ドイツの友人、そしてこのサイトを訪れてくださるみなさまに支えられて、どうにかデータの更新を続けています。感謝。
現在のカンパニーの姿を伝えることも大切だとわかっていますが、過去の作品、公演にどういうダンサーが踊っていたのかぜひ伝えたいと思っています。

元旦のウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートのバレエ・シーンの詳細を書きとめておきますね。

ヨハン・シュトラウス:新ピチカート・ポルカ op. 449
 ティアゴ・ボーディン、アレクサンドル・リアブコ、シルヴィア・アッツォーニ(出演順)
ヨハン・シュトラウス:親しい仲 op. 367
 イヴァン・ウルバン、アンナ・ポリカルポヴァ(出演順)、他にウィーン州立オペラ座バレエ、フォルクス・オーパー・ウィーンのダンサーのみなさん。

Johann Strauss: "Neue Pizzicato-Polka", op. 449
   Thiago Bordin, Alexandre Riabko, Silvia Azzoni
Johann Strauss: "Du und Du", Walzer, op. 367
   Ivan Urban, Anna Polikarpova, Dancers of Volks Oper Wien and Wiener Staatsopernballet

プレス発表時に挿入されたリハーサル・シーンでアップになっていたのはアレクサンドル・リアブコ。

黒田恭一氏は、放送時に録画されたバレエ・シーンを挿入するといわれていたので、これはチェックしなくてはと思っています。

ウィーン州立オペラのサイトでは、今日(5日)にノイマイヤーの“お気に召すまま”のヴィデオ・クリップを見ることができます。自宅のPCで画像を見ようとするとフリーズしてしまうので、私はまだ見ていません。

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1月7日(土)
アマゾン・ジャパンの売上の報告を致します。
2005年第4四半期の総売上は73,307円で紹介料は3,324円になりました。売上の一番多くを占めたのは“シルヴィア”のDVDで8枚お買い上げいただきました。その他にシルヴィ・ギエムの“Invitation”は2冊ですが単価が高いので、750円近くになりました。その他様々なジャンルの本、DVDをお買い上げいただきありがとうございました。第3四半期の1,764円と合わせて5088円をお預かりしています。この第1四半期の分を合わせて、バレエ学校に寄付することをもう一度お約束いたします。端数は上乗せしてキリのいい金額しようと思っています。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

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1月8日(日)
やっと、2002年のニジンスキー・ガラのプログラムを載せました。これでニジンスキー・ガラ関係はとりあえず終了です。
日本公演のデータも入れていこうかと思っています。
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1月12日(木)

手元にあったので、友人から提供された2003年のバレエ・ワークショップのプログラムを掲載しました。What I have seen... の2003年をクリックしてワークショップの項をクリックしていただくか、またはダイレクトにこちらを。
また、昨年11月に行われたワークショップのプログラムも掲載しています。上記と同じように2005年をクリックしてワークショップの項をクリックしてください。共同執筆者の感想が入ってから公表しようと思っていましたが、とりあえずプログラムだけです。ダイレクトにはこちら
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1月14日(土)

ワークショップつながりといいましょうか、2004年11月のワークショップのプログラムを掲載しました。
前ロマン派の時代のダンスはフォルクローレで庶民が主人公というのには、なるほどと納得(プログラムからそういう風に読み取れる)。ロマン派バレエで王子様、お姫様の登場となるのですねえ。
“ラ・フィーユ・マル・ガルデ”はどうやらダブル・キャストを見ることができるみたいですね。私にとってはあまり興味をそそられない作品ですが、ノイマイヤーの考察を聞いてみたかったです(もっとも聴き取れないでしょうけど)。
ちなみに、エリザベス・ロスカヴィオ引退の時に踊られた“エリザベスに”をエレーヌ・ブシェーとアレクサンドル・リアブコが踊っています。エリザベスとサーシャのパートナーシップはとても素敵でしたが、この二人のパ・ド・ドゥはまだ観たことがないので、いつか是非みたいものです。
ショートカット・クリックはこちら
これは一昨年、ハンブルク特派員のKさんから送られていたのですがそのままにしていました。Kさん、申し訳ない。
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1月22日(日)
いよいよ今週からカンパニーのイタリア・カリアリ・ツアーが始まります。マッシモ・ムッルの客演は1月25、27、29、31日ですから、カンパニーのロミオは1月26、28、 2月1日の3日間のみ。ちょっと寂しいです。ムッルのパートナーはシルヴィア・アッツォーニのようです。
このサイトはホームページ・ビルダーを使って書いているのですが、常々、行間の間隔に不満がありました。ブログの方のページのレイアウトを見て読みやすくていいなあ、と思っていました。しかし、やっと間隔を開ける方法がわかりました。多少は読み易くなると思います。レパートリーから順番に変えていく予定です。
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1月24日(火)

クイーンズランド・バレエのヨーロッパ公演に関連しているでしょうか、フランソワ・クラウスのプロフィールを掲載しました。他にマックス・ミディネットロイ・ヴィエルツビッキ(彼のプロフィール掲載したのはかなり前ですが)。ダンサー&スタッフのページ、ダンサーの入団年順の1975年以前のページです。ショートカット・クリックはこちら
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1月26日(木)
ケヴィン・ヘイゲンのプロフィールを掲載しました。このページには他にコリーン・スコット、イヴァン・リスカ、バレエ団のサイトを制作しているジャン・ジャック・デファーゴ氏のプロフィールも掲載しています。前ダンサーの紹介がおろそかになっていましたのでしばらくはダンサーのプロフィールを掲載していきます。ダンサー&スタッフのページ、ダンサーの入団年順の1976-1980のページです。ショートカット・クリックはこちら
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1月28日(土)
ダンサーの項にヤヌシュ・マゾンを追加。ダンサーの項の1981-1985です。ショートカット・クリックはこちら。どうも男性ダンサーが先になってしまいます。
ヤヌシュの印象は、オテロのキャシオが何といっても強烈ですし、シリアスな印象を受けていたのですが、退団の年、最後に踊った“十二夜”マルヴォーリオのお間抜け振りには大いに笑わされました。
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1月31日(火)

ダンサーの項にジジ・ハイアットのプロフィールを掲載しました。ダンサーの項の1981-1985です。ショートカット・クリックはこちら
彼女の退団の時には、“十二夜”の公演が終わった後、バレエ団の生徒たちが彼女の踊ってきた作品を少しづつ紹介し、観客は彼女との別れを惜しんで涙に包まれました。
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2月2日(木)
ダンサーの項にジャン・ラバン、エリック・ミオのプロフィールを掲載しました。ダンサーの項の1981-1985です。ショートカット・クリックはこちらこちら
ジャン・ラバンは怪我で最後の年を踊っていません。奥さんのベッティーナ・ベックマンもやはり怪我で退団しています。
他のカンパニーへ、または新しい可能性を求めて退団、または年齢的に限界(これにもいろいろ問題はありましょうが)なので退団ということでしたら、残念ですが、仕方のないことと、あきらめもつきます。しかし怪我による退団は本当に悲しく、ダンサーの方々の将来を祈らずにはおれません。
かつてプリ・ド・ローザンヌを主催していたブランシュワイク氏が引退後のダンサーのための財団を創設するということを聞いたことがあります。こういうことができるだけ多くのダンサーの方々のためになることを願っています。
と書いていましたら、バレエ団のサイトのオーパー・ジャーナルが最新号に更新されていました。
バレエ・ニュースとしては、真夏の夜の夢の公演(オベロンとティターニアの素敵なステージ写真)のこと、ウィーン・フィルのニュー・イヤ−・コンサートの準備の様子(アンナの衣裳には最初はストールがあったのですね。シルヴィアの衣裳のイメージはマレーネ・ディートリッヒだと、どこかに書いてあったように思います)、Focus on YOUth(学校での指導の様子写真が数枚。有吉さんは珍しく眼鏡を着用) のことが載っています。
バレエ団はイタリア公演の後、休暇だそうです。今月の25日はオープン・ハウスです。
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2月5日(日)

TVの番組欄を何気なく眺めていましたら、ノイマイヤーの文字に目が止まりました。
Surprise! 今晩のNHK教育の芸術劇場にノイマイヤーの新作が少し流れそうです。お見逃しなく。
2月6日(月)
下記のNHKの番組はもともと短いとは思っていましたが、新作とあるからには12月初演の“夜の歌”のことだとばかり思っていました。そうしたらなんと、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートのことでした。ちょっと肩透かしをくらった気分です。
ノイマイヤーのインタヴューつき録画の舞台裏、というところでしょうか。

ダンサーのプロフィールに関して、1975年以前に入団したダンサーのページが完成しました。ソリスト以上はプロフィールがイヤー・ブックに多少載っているのですが、アンサンブルに関しては出身地のみです。またバレエ団のサイトのほうに入団年が不明だったダンサーの入団年が記載されていましたのでそれを書き入れて、新しく入団年順に並べ替えました。ショートカット・クリックはこちら
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2月7日(火)

ダンサーの項に、ジェフリー・カーク、ベッティーナ・ベックマンのプロフィールを掲載しました。ショートカット・クリックはこちらこちら。感想を書きたいのですが、いろいろ思い出すことが多くて短い文章にするのは難しいので、またの機会に。
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2月9日(木)

ダンサーのプロフィールにガマル・グーダ、シャンタル・ルフェーヴルを追加。ショートカット・クリックはこちらこちら。またはダンサー&スタッフのページからお入りください。
ダンサーの方々のプロフィールを書いていると、今までに観たいろいろな舞台のことを思い出して、とても懐かしい気持ちになります。

また、嬉しいニュースが入りました。
来月発売のスワンマガジンに服部有吉氏のインタヴューが掲載されるそうです。
SAWAN MAGAZINE 2006春号 特集:パリ・オペラ座
B5版 998円
3月10日発売予定。
「安珠のPhotoEssay」というコーナーです。
楽しみですね。
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2月15日(水)

ダンサーの項にジャン・クリスフ・マイヨー、アンデルシュ・ヘルシュトレーム、キム・デイヴィッド・マッカーシーのプロフィールを追加しました。ショートカット・クリックは順番にこちらこちらこちらです。
段々と追記も長くなりました。
しばらくは更新はできないと思います。申し訳ありませんがよろしくお願いします。
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2月18日(土)

既にご存知の方もいらっしゃるでしょうが、1月9日午前6時1分に、二ウルカ・モレド、ロイド・リギンズ夫妻に女のお子さんが生まれたということです。ハンブルガー・アーベントブラットの記事はこちら。
お子さんの名前はヴィアンヌ・マーゴット(Vianne Margot)。約8ポンド、54センチメートルと、結構大きい赤ちゃんだったようです。
ニウルカはダンサーとして復帰するとのことです。現在、カンパニーにはママさんダンサーはいないと思いますので、大変でしょうけど、頑張って欲しいですね。出産という経験を経て、彼女の踊りがどう変わるか観るのが楽しみです。
ニウルカ、ロイド、おめでとう。
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2月23日(木)

ハンブルク現地特派員(久しぶりに登場です)のKさんから、“真夏の夜の夢”のキャストが発表されたとご連絡をいただきました。
早速シーズンの2005/2006の方に掲載しました。
エレーヌ・ブシェーが初ティターニア/ヒポリタ(多分)、イヴァン・ウルバンも初オベロン/シーシアス。
パック/フィロストレイトはアレクサンドル・リアブコと服部有吉。ついにロイド・リギンズはこの役を踊らなくなったのですね(勿論昨年はキャスティングされていたにもかかわらず踊らなかったわけですが、これは他に仕事があってのことでしたので)。特筆すべきは職人のキャスティングの中にケヴィン・へイゲンの名前が!!! 私としてはどうしてもここに一番反応してしまいます。観たいなあ・・・。

ところで、夏の服部有吉氏の公演のことですが、Sega(K)さんの“既にそこにない”に続報が掲載されていましたので、許可を得てここに掲載します。
まず、大阪、東京に続いて仙台公演の可能性がでてきました。
仙台公演(予定)
会場 : 仙台市民会館
2006年8月8日(火) 1回公演 
主催 : 仙台放送

あくまで予定とのことですが、実現されるといいですね。
またイープラスe+ではこの公演のプレオーダーの受付期間が発表されています。こちらをクリック。それと同時にe+ Theatrixでは写真撮影中の首藤康之氏、服部有吉氏に取材。その内容は近日公開されるとのことです。まずはこちらをご覧下さい。シャープで透明な感覚があって素敵です。

また長らくアクセスできなかったオフィス・クロコのアドレスが変わりました。こちらです。
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2月27日(月)
しばらく更新しないつもりでしたが、たまたま検索で前ダンサーのジョエル・アンリの所属するバレエ団が見つかったので、彼女のプロフィールを書き入れました。ショートカット・クリックはこちら
実は、彼女が“幻想-白鳥の湖のように”のカドリーユで踊っている女性のひとりだとずっと勘違いしていました。彼女でないとすると、誰だろう・・・。
少し暇になったら探してみます。
ハンブルク・バレエを離れてもこういう風に活躍しているダンサーを見つけると本当に嬉しいです。
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2月28日(火)
ハンブルクの友人がオープン・デイ・ハウスの様子を知らせてきました。
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カンパニーのダンサーの方々に関しては、
“ジュエルズ”、
“真夏の夜の夢”の村人達のシーン(リギンズ、ユング、ティル、エイトキン、クサノの5人)、
“真夏の夜の夢”の結婚式のパドゥドゥ(イヴァン・ウルバンとジョエル・ブーローニュ)をほんのちょっとだけ観ることができました。
というのもどのスタジオもお客さんでいっぱいでしたのよ。

学生たちは、通常のクラス・レッスンのほか、ブリタ・アダムのフォークロア・クラスでは学校公演で上演する“ロミオとジュリエット”を見せてくれました。
このなかで、総合学校アラーメーエ(Gesamtschule Allermoehe)の生徒たちが踊るようです。

またバレエ・センターの内部のあちこちには、“ロミオとジュリエット”の衣装が飾られ、シルヴィア・アッツォーニのものと思われるその衣装はとても細く小さいの。また正面玄関の螺旋階段には使い古しのトウ・シューズ、バレエ・シューズが最上段まで並べられていました。

TV局も来ていましたよ。

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ステージ衣装については昨年、民音の博物館(?)で椿姫の衣装を見ましたが、思った以上に小さいサイズだったのにはびっくりしました。ステージでは大きく見えますものねえ。
正面玄関の螺旋階段というのは、建物の円筒部分の階段のことでしょう。1990年のイヤー・ブックのカヴァーに写っている円筒形の部分です。
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3月2日(木)

下記で紹介したe+Theatrixに服部有吉、首藤康之両氏からの動画メッセージ、およびインタヴューが掲載されました。こちらをクリック。
作品の大まかなコンセプトについても語られていて、なかなか興味深いです。でもねずみの親子は出て来ないのね。まさかビントリー風のかぶりものを期待していたわけではないのですが・・・。
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3月4日(土)
英語版のBBSにハンブルク・バレエのカリアリ・ツアーの様子をシルヴィア・ポレッティさんが寄稿してくださいました。とても感動的な様子がレポートされています。シルヴィアさんへのコメントもよろしくお願いします。
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3月10日(金)
シルヴィアさんから再度、ハンブルク・バレエのカリアリ公演についての彼女のレヴューとシルヴィア・アッツォーニとマッシモ・ムッルの素晴らしい写真のご紹介がありました。シルヴィアさんを始め、ご投稿くださった、Shevaさん、maddieさん、gromitさん、感謝感謝です。
http://www.delteatro.it/hdoc/area_rec.asp?recensioneID=11963&startposition=11

さて、話題は変わって、梅田芸術劇場のサイトには服部有吉夏の公演(正式には、服部有吉<ハンブルクバレエ団>&首藤康之パートナーシップ・プロジェクト2006)の内容が詳しく掲載されていました(私の好きなねずみの親子が登場することも判明)。個性的な動物たちを誰が踊るのだろう。
それにしても、このページの有吉&首藤の写真の完成度は実際のパフォーマンス時に撮影されたもののように迫力がある。
(S)

3月16日(木)
嬉しいことが続きます。
予てより待ち望んでいたマタイ受難曲のTV放送が決定したそうです。4月14日です。WOW!!!!! あと1ヶ月・・・。友人が録画してくれるといっています。もう至福の時です。
(S)

3月17日(金)
たまに、ダンサーのその後を知るためにリンクしているカンパニーのサイトを訪問するのですが、リヨン・バレエのファースト・ソリストだったエマニュエル・ブロンサンの名前が無くなっていました。引退したのかなあ、年齢的なことにしては少し早い気がしますす。怪我でなければよいのですが。
それとは逆に、キム・デイヴィッド・マッカーシーが、2004年9月にナチョ・デュアトのカンパニーに教師兼バレエ・マスターとして復帰。その間、様々なカンパニーにデュアトの作品の振付指導、および東京の昭和アカデミーで主任講師として教えてもいます。また、オーストラリアのクイーンズランド・バレエでは自らの振付作品を初演しています。
(S)

3月25日(土)
バレエ団のサイトにオーパーのジャーナルの最新号が掲載されています。
バレエ関係としては、“モーツァルトの窓”の再演のこと、真夏の夜の夢、マタイ受難曲(TV放映のこと触れています。またDVD化されるだろうとも。)、ロミオとジュリエット。ロミオとジュリエットに関してはカリアリ・ツアーのことと、学校公演での新しいヴァージョンのことに触れています。
(S)

3月30日(木)
たまっていたダンスマガジン等の情報を更新しました(いずれもみなさんご存知のものばかりでしょう)。昨年のハンブルク・バレエの公演や、質の高い公演を夏の日本で行っている服部有吉氏の効果でしょう、雑誌に取り上げられることが多くなったように思います。一応ダンス関係の雑誌だけに限っているのですが、以前は年に2、3冊だったのに、昨年からすでに12冊です。うれしいなあ。
ダンスマガジンは創刊号から持っていますので、いずれは1998年以前発刊のものに関しても掲載したいと思っています。
(S)

4月5日(水)
“バレリーナへの道”を買いに行ったついでに“DDD”と“現代ドイツのパフォーミングアーツ”(三元社刊)も買ってしまいました。
“バレリーナへの道”はアンナ・ポリカルポヴァ、イヴァン・ウルバン夫妻のインタヴューとノイマイヤーが昨年ロイヤル・デー二ッシュ・バレエに振付けた“人魚姫”のことが掲載されています。
特にインタヴューのイヴァンのハンブルクへ来るまでの経緯は、映画のストーリーのようだわ、と思いました。
彼はプリ・ド・ローザンヌのセミ・ファイナルまでしか残れませんでしたが、スイスの財団から奨学金の援助とノイマイヤーからのハンブルク・バレエ学校への誘いがあったそうなのです。
ところが一緒に来ていたバレエ学校の校長は賞をとっていないので留学に猛反対。そこで二度と外国へ出られなくなる、と危機感を持ったイヴァンは夜半に審査員の滞在しているホテルを訪れて相談し、夜の3時ごろまでいろいろと状況を検討し、ヨーロッパに留まれるように環境を整えてもらったそうです。
自分の滞在しているホテルに帰って再度校長に話してもやはり留学には猛反対、そのうえ校長はイヴァンのパスポートを持っていたのです。それでイヴァンはその日の朝一番でベラルーシに連れて帰られてしまったのです。そのとき彼は財団の人たちの連絡先をメモした紙を下着に忍ばせていた、というのです。イヴァンは拷問も覚悟していた、といっていますから、まさに“ホワイト・ナイツ”の世界です。それで学校は強制退学処分、パスポートは彼の目の前で破り捨てられてしまいました。
その後、モスクワの文化省に打診し、やっとパスポートとビザを再発行してもらえることになり、秋からのハンブルク留学に備えて、モナコのマリカ・ベゾブラゾヴァのところでしばらくの間指導を受けていたそうです。
イヴァン、本当にすべてが上手く行って良かったですね。

“DDD”には服部有吉×首藤康之のこの夏の公演へ向けての対談ですが、素敵な写真も7枚。e+Theatrixに載っていた写真と同時期のものと思われますが、雑誌の方の色調はもっと白色が強調されています。

“現代ドイツのパフォーミングアーツ”(三元社刊、1800円)はドイツの舞台芸術を20人のドイツで活躍している舞台人へのインタヴューを通して探ろう、というものです。その20人の中に、ノイマイヤー、イリ・ブベニチェク、服部有吉がいればもう買わざるを得ません。
ちなみに、ダンス関係では、他にマラーホフ、ポリーナ・セミオノワ、フォーサイス(当然でしょうね)、安藤洋子、サシャ・ヴァルツなどのインタヴューもあります。

そして、4月からのTVのドイツ語講座に服部有吉氏が出演するのではないかとの情報がいろいろあったのですが、未だに不明なのです。が、今日講座でハンブルクの紹介があります。結果は追って報告いたします。ちなみに今日は午後11時30分からの放送で55分までです。
(S)

4月20日(木)
BBSの方にも書きましたが、ティアゴ・ボーディンがファースト・ソリスト(プリンシパル)に。ステファノ・パルミジャーノがソリストになったそうです。
ティアゴ、ステファノのソリスト昇進は来シーズンとのことです(4月30日訂正)。
知らせてくれた友人によると、アテネでの公演中のことだそうです(アテネ公演は、4月8日ー11日の4日間で、レクイエムを上演しています)。
ティアゴ・ボーディンのロミオはとても素晴らしいとのことですので、いつかは観たいものです。
ステファノ・パルミジャーノもなかなか味のあるダンサーなので、いろいろ楽しみです。
まだバレエ団のサイトには載っていませんが、いずれ載ることでしょう。ちょっとフライングかもしれませんが、いいニュースですものね。
BBSの方でmaddieさんがお知らせくださいましたが、6、7月のキャストが発表されました。
学校公演での新ヴァージョンの“ロミオとジュリエット”はバレット・ターゲでも上演されます。
“ロミオとジュリエット”ですがマッシモ・ムッルとシルヴィア・アッツォーニがタイトル・ロールを踊ります。英語版のBBSでシルヴィアさんがおっしゃっていたことはこのことだったんでしょうね。
またニジンスキー・ガラのテーマも発表されています。今回は“シンフォニック・バレエの側面”です。新作のマーラーの作品とバランシンも絡んでくるのかなあ。
ああ、いろいろと楽しみです。
(S)

4月25日(火)
ゴールデン・マスクのことを書こうと思っていましたら、とんでもない悲しいニュースが飛び込んできました。イリ・ブベニチェクが退団して、ドレスデン・バレエへ移籍するとのことです。
最初はシルヴィア・ポレッティさんがBBSで来年のドレスデン・バレエのメンバーにファースト・ソリストとしてイリ・ブベニチェクの名前が載っているが、事の真相はどうなのかしら、ということだったのです。すぐにハンブルクの友人たちにメールして、聞いたところ、本当だということでした。以下のサイトに詳しいことが載っています。
http://www.wams.de/data/2006/04/02/868385.html
ティアゴ・ボーディンがファースト・ソリストになったのはこういうことだったようです。
また、訂正ですが、ステファノ・パルミジャーノは来シーズン、ソリストになるとのことです。

さて、ゴールデン・マスクのことです。
データが交錯していてはっきりしないところもあるのですが、
2006年のバレエ/コンテンポラリー・ダンス部門のベスト・バレエ・プロダクションが
ノイマイヤーの“真夏の夜の夢”を上演したモスクワ・ベスト・コンテンポラリー・ダンス・プロダクションに。
そして男性のベスト・ダンサーに、パックを踊ったヤン・ゴドフスキーに与えられました。
すべての関係者のみなさま、おめでとうございます。
ノイマイヤーの“真夏の夜の夢”はヨーロッパではすでに6つのカンパニーが上演しているそうですから、スタンダードになる日も近いでしょうね。
詳しくは以下のサイトをご覧下さい。
http://www.goldenmask.ru/eng/fest.shtml
(S)

5月1日(月)
2006/2007シーズンのスケジュールが発表されました。

初演 パルツィファル・プロジェクト(仮題)
 2006年12月10、12、15、20日
 2007年1月4、6、10日、7月12日
人魚姫
 2007年7月1、3、13日
再演 アーサー王伝説
 2006年10月7、11、14日
 2007年3月7、9、15、24日、7月14日
シンデレラ・ストーリー
 2007年4月12、14、19、21日
 5月12日、7月4日
レパートリー 椿姫
 2006年10月16、17日
 2007年5月26日、6月11日
ヴェニスに死す
 2006年10月19、30日、11月3日
 2007年4月23日
ジュエルズ
 2006年10月21、28、29日
 2007年7月6日
くるみ割り人形
 2006年12月23、26、28、30、31日
 2007年1月1、2、9日
モーツァルトの窓
 2007年1月13、16、19、20日
ニジンスキー
 2007年3月17、20、27、29日
 7月5日
マタイ受難曲
 2007年4月1、6、9日
レクイエム
 2007年4月26日、5月5、8、9日
 7月8日
眠れる森の美女
 2007年5月17、18、23、30日、6月14日
 7月7日
夜の歌
 2007年6月2、6、8、9、12日

青色字の作品はバレット・ターゲで上演されるもの。
“真夏の夜の夢”がレパートリーから消えた! また観ることができなかったなあ。
“マタイ受難曲”は復活祭に合わせて上演されるのがここ数年定番となっている。
ノイマイヤーの新作は“パルツィファル・プロジェクト”(仮題)。ワーグナーのオペラにより“パルジファル”として広く知られていると思うが、あえて、その原典となったヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ(!)の叙事詩“パルツィファル”と“ティトレル”から、ノイマイヤーは“パルツィファル”の表記を採ったものと考えられる。聖杯伝説の世界をどのように表現するのかとても楽しみだ。

また来シーズンのツアーは以下の様になっている。

ウィーン
Theate an der Wien
レクイエム
2006年9月15、16、17日
バーデン・バーデン
Festapielhaus
レクイエム
2006年11月10、11、12日
パルツィヴァル・プロジェクト(仮題)
2006年11月24(初演)、25、26日
ニュー・ヨーク
BAM Brooklyn Academy of Music
ヴェニスに死す
2007年2月6、7、8、9、10日
ロサンゼルス
Ogange County Performing Arts Center
椿姫
2007年2月13、14、15日
ヴェニスに死す
2007年2月17、18日

2月のニュー・ヨークは寒いでしょうけどロサンゼルスの方は温暖でいいかも。

来シーズンの昇進と新入団のダンサーが発表になった。
ティアゴ・ボーディンとステファノ・パルミジャーノは来シーズンよりのファースト・ソリスト、ソリストということだ。ティアゴはアテネでファースト・ソリストに昇進したと聞いたのだが・・・。
さて新入団のダンサーはソリストが4人。
カロリナ・アゲロ(Carolina Agueero)  フィンランド国立バレエからの移籍。
クシャ・アレクシィ(Kusha Alexi) チューリッヒ・バレエからの移籍
ダリオ・フランコーニ(Dario Franconi) フィンランド国立バレエからの移籍
アミルカール・モレット・ゴンザレス(Amilcar Moret Gonzalez) チューリッヒ・バレエからの移籍
コール・ド・バレエ(アンサンブルという呼び方はやめたのね)に1人。
パトリシア・ティチィ(Patricia Tichy) ウィーン州立オペラ座バレエからの移籍
研修生が3人。
マリッサ・ヒメネス(Marissa Jimenez) ハンブルク・バレエ学校出身
アンナ・レナ・ヴィーク(Anna-Lena Wieg) ハンブルク・バレエ学校出身
マティアス・イアンコニアンニ(Matias Ianconianni) ハンブルク・バレエ学校出身
(S)

5月12日(金)
大変遅くなりましたが、アマゾンの売上のご報告を致します。
第1四半期の売上は31,160円で、紹介料は1,015円になりました。残念ながら1,500円以上でないとアマゾン・ギフト券で支払われませんので、第2四半期へ繰越となりました。バレエ学校への寄付は、第2四半期の結果前に寄付することになりそうですので、この金額はまた次の機会に、ということにします。
2005年の第3四半期が1,764円、同じく第4四半期は3,324円でしたので、計5,088円を寄付いたします。
結果はまた後ほどご報告いたします。みなさま、ご協力ありがとうございました。これからも引き続きよろしくお願い致します。

さて、バレエ団から昨年ソリストになったマリア・コウソウニの名前が消えていました。シーズン途中の退団ですので、どうしたのでしょうね。

目下、レパートリーの“モーツァルトの窓”と悪戦苦闘中です。自分を追い込むべくこうしてとうとうNEWSに書いてしまいました。
(S)

5月19日(金)
jadeさんからの情報です。日本のAMAZONで来年のハンブルク・バレエのカレンダーを予約・販売するのとことです。早速チェックして、上記にリンクを貼りました。
3910円ですから、ハンブルクから持って帰る煩雑さや送料のことを考えると安いと思います。みなさま、どうぞお買い上げの程よろしくお願い致します。
また、バレエ団のほうにはまだカレンダーのことは載っていませんが、もしやと思ってドイツのAMAZONを覗いてみると、なんと30オイロと載っていました。それからすると、日本のAMAZONは安いですよ。
(S)

5月29日(月)
オーパー・ジャーナルの第6号に今シーズン限りで退団するイリ・ブベニチェクと服部有吉両氏のコメントが掲載されていました。両氏の退団はとても寂しいですが、両氏ともに振付家としての更なるキャリアを積まれますことを祈っています。
さて、まず有吉さんのほうのコメントです。
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親愛なる観客のみなさま
ハンブルクは私にとって第2の故郷です。私は1994年8月に14歳でバレエ学校の生徒としてここにやってきて、バレエ学校であらゆることを初めて学びました。翌シーズン、ハンブルク州立オペラ座のステージに、“ロミオとジュリエット”の芝居一座の子供のセバスティアンの役で踊りました。1999年、私は第1回の将来性を認められた者に与えられるHapag-Lloyd 奨学金を受けることができ、カンパニーの研修生になれたことに感謝しています。また、このシーズン、ジョン・ノイマイヤーは私をニジンスキーの兄のスタニスラフに抜擢してくれました。
2001年の冬には、ジョンは私の“冬の旅”におけるさすらい人への理解を引き出してくれました。また私の初めての振付作品の第一歩をハンブルク・バレエの下で踏み出すこともできました。私のソロの作品は、ドン・ペリニヨン振付コンクールで、2001年には審査員賞、2003年には観客賞を受けました。
昨年の夏(2005年)には、“Schritt in die Zukunft”の中の一作品として、“Wege”のカンパニー全員へ振付けは楽しみながらできました。12シーズンを過ごしたところで、“自分の家”から自分自身を解放したいという思うようになりました。そしてここで学んだことをもとに、再構築できるどこか他の場所をさがします。
私はハンブルクの観客のみなさまのことを決して忘れません。
いろいろありがとうございました、そして再び会う日までさようなら。
服部有吉

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いつもながら拙い訳で申し訳ありません。間違い等に気付かれた方は御一報の程、よろしくお願い致します。
イリのコメントについては次回に。
(S)

6月3日(土)
オーパー・ジャーナルの第6号に掲載された退団、移籍するイリ・ブベニチェクのコメントです。
ちょっと時間がかかり申し訳ありません。
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親愛なる観客のみなさま
13年前に学んできたプラハのコンセルヴァトアールを卒業して、すぐにハンブルク・バレエに入団した第1日目から今日まで私はいつも何かを学んできました:ダンスのステップはもちろんですが、バレエにおいて演劇的表現をする時に、それがいかに重要であるか、また振付家が期待に満ちたダンサーを前にしているときに、振付家がどのように感じるか、ということですーすべては私自身に非常に関っているのです。
“ニジンスキー”を創っているときのことを私は決して忘れないでしょう:毎日ジョンは霊感を与えられたようにスタジオに入ってきて、私たちは一緒にヴァスラフ・ニジンスキーの役を創り出したのです。また私は幸運にも、カンパニーと共に、パリやアメリカ合衆国でこの作品を踊ることができました。
ハンブルク、それは私にとってすばらしい町というだけでなく、精神的に成長した町なのです。私の故郷がどこか、プラハなのかそれともここなのか?、それをいうのは難しいことです。おそらくドレスデンに住んでみてわかることでしょう。特に、ハンブルクの観客のみなさまを懐かしく思うでしょう。ステージにいる人が観客にエネルギーを与え、客席からもステージにいる人がエネルギーを貰っていると感じるのは素晴らしいことでした。
私はここで初めて振付をしようと思い、そしてその機会を得ることができ、不評にくじけることなく成長できたことに非常に感謝しています。そして、初めての大作をハンブルク・バレエに振付ける機会を得て私は本当に嬉しく思いました ー ダンサーと共に仕事をしたことや、また衣装やワークショップ、照明、舞台美術といった仕事を楽しく思い出すことができます。今、私は新しい挑戦をする時なのです。ジョンと共に仕事をした経験やハンブルク・バレエでの経験はいつも私の中の大切なものとしてあります。
イリ・ブベニチェク
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またまた拙い訳で申し訳ありません。直訳に近い部分もありますが、意味がわかるようにと、言葉を足したり、省いた部分もあります。どうも変だぞ、と思われた方は、どうぞご教示下さいませ。
ダンサーと観客との精神的な交換を感じた、という件には感動を覚えました。
(S)

6月7日(水)
イヴァン・ウルバンがWBF(世界バレエ・フェスティヴァル)に出演するという話は聞いていたのですが、A・Bプロではジョエル・ブーローニュとアレクサンドル・リアブコの名前しかないし、間違った情報なのか、または出演の話は消えてなくなったのねえ、と思っていましたら・・・、ありました。8月13日のガラにイヴァンとサーシャの名前が! その上、イヴァンの出演と聞いたときに、二人で“Opus100”というのもあるよね、と仲間内でいっていたのですが、まさにその作品が! もともとはケヴィン・へイゲンとイヴァン・リスカに振付けられたもので、私としては、彼らが踊ると作品よりも彼らに焦点が集まるので、冷静に観ることができないのですよ。
イヴァンは遊び心も多分にあるので、トウシューズをきっと持参するでしょう。
(S)

6月9日(金)
“Focus on YOUth”としてアラーメーエ・ゲザムトシューレの生徒たちが参加した学校公演の様子をWhat I have seen...に載せました。2006年をクリックしていただければ5月17日の学校公演がありますので、それをクリックしてください。またショートカット・クリックはこちらです。
バレエ学校、およびアラーメーエ・ゲザムトシューレの生徒たちの名前は時間の余裕ができたときに。
またunoさんにお知らせいただいてオフィス・クロコのサイトを見ていて気付いたのですが、かねてより噂のありました有吉さんのNHK教育TVのドイツ語講座へ出演する日は7月5日23:30〜23:55(再放送6:00〜6:25)とのことです。楽しみですね。
(S)

6月12日(月)
やっと、“モーツァルトの窓(Fenster zu Mozart)”のノイマイヤーのノートの翻訳が終りました。相も変わらず拙い訳ですが何かのご参考になれば幸いです。レパートリーの“モーツァルトの窓”をクリックしてください。ショートカットクリックはこちら
(S)

6月23日(金)
イリの退団コメントについて、間違い等のご指摘をいただきましたので早速訂正いたしました。赤字の部分が訂正したところです。
実は6月3日にメールをいただいていたのですが、様々なメールがゴチャゴチャしていて、今日まで気付きませんでした。申し訳ありませんでした。
また、シーズンの方に、残りのキャスト表も載せました。
(S)

7月13日(木)
昨日、ハンブルクからドゥバイ経由で戻ってきました。
7月5日(水)のゲスト・カンパニーから、7月9日(日)のニジンスキー・ガラまでの鑑賞でした。飛行機の予約がとれなくて、ハンブルク出発は11日(火)だったのですが、おかげでハンブルクのほかの魅力も楽しむことができました。公演内容は、後ほど、What I have seen...に掲載しますし、また他の方に投稿もお願いしていますので、いましばらくお待ちください。
シルヴィ・ギエムとニコラ・ル・リッシュの“椿姫”の第三幕のPDDはとても素晴らしかったです。WBFでご鑑賞予定の方はどうぞご期待の程を。彼らの全幕をぜひ観たいです。
また“7月9日”と題したベランガールの作品は間に合わなくて中止。WBFに間に合わせてタイトルも変えるのでしょうか、それとも来年再チャレンジになるのでしょうか?
ニジンスキー・ガラはいつものように6時の開幕で、途中2回の休憩を挟み、2演目(“バーンスタイン・ダンス”と”7月9日”)の上演中止があったにもかかわらず、終ったのは11時40分でした。
また、バレエ学校への寄付は、郵送で、50オイロ致しました。出発前に一応ツィ―クラ―さんとコンタクトを諮ったのですが、連絡をいただけないまま時間が過ぎてしまい、郵送という形になりました。皆さまのご協力、深く感謝致します。これからもよろしくお願い致します。
(S)

7月22日(土)
やっとニジンスキー・ガラの感想を掲載しました。今更ながら何を見てきたのだろうと、情けない思いをしています。What I have seen... の2006年のバレット・ターゲをクリックしていただくとバレット・ターゲのスケジュールがありますのその中のニジンスキー・ガラをクリックしてください。ショートカットクリックはこちら

今回ハンブルクでびっくりすることがありました。英語版に投稿してくださっているシルヴィアさんとは個人的にも何回かメールをやり取りしていて、昨年、バレット・ターゲでお会いしましょう、ということだったのですが、私がオーパーの中では携帯電話の電源を切っていたため会うことが叶わず。それで今年こそ、ということでしたが、彼女は飛行機のチケットもバレエのチケットも持っているのだけれど、用事があっていけないかもしれない、もし行けたら電話するということだったのです。彼女の到着日になっても連絡が入らないので、来れないのかなあ、と思っていました。ところが、“ジュウェルズ”の公演の日、わたしは端の席なので壁のところで中の席が埋まるのを待っていましたら、私の隣にイタリア語を喋るカップルが立ったのです。ハンブルクでイタリア語?、ダンサーのご両親かも知れないぞ、と思いつつも躊躇しながら話しかけたところ、BINGO!、シルヴィアさんご夫婦だったのです。到着したばかりだということでした。そして席は偶然にも隣同士だったのです。休憩時間は彼女は忙しくしていてあまりおしゃべりする時間が無かったのは残念でしたが、少しバレエのお話ができました。また彼女はパリ・オペラ座の“椿姫”の初演に行ったといっていました。
(S)

7月24日(月)
バレット・ターゲ中の公演については、観られた方に感想をお願いしています。そのおひとりのmoeさんからは早くに感想をお寄せいただいたのですが、今日やっと“椿姫”の感想を載せることができました。ショートカット・クリックはこちら。moeさん、ありがとうございます。
ハンブルク・バレエのファースト・ソリストとしての最後のアルマンをイリは踊ったのですねえ。
またニジンスキー・ガラの感想を一部訂正・加筆しました。

さあ、いよいよ今週末から服部有吉氏の公演が始まります。ヨハン・ステグリは21日に日本に来るといっていましたから、作品の最後の仕上げに余念がないでしょうね。もっともこの雨では観光どころではないでしょうけど。
楽しみだなあ。
(S)

7月27日(木)
バレット・ターゲ期間の公演の“真夏の夜の夢”のmoeさんの感想を掲載しました。ショートカット・クリックはこちら
moeさんもエレーヌ・ブシェーが素晴らしかった、と書いていらっしゃいますし、私も含めて、いろいろな人が同じ感想を持ったように思います。今週末の公演が楽しみです。
(S)

7月31日(月)
服部有吉 & 首藤康之 パートナーシップ・プロジェクト2006 公演の感想を更新しました。とてもいい公演でした。勘違いしているところも多々あると思います。その節はどうぞご教示くださいませ。新しいページを作る時間がないので、今回はショート・クリックのみ。こちらです。
(S)

8月4日(金)
hs06大阪公演にNHKのカメラが入っていたことについて、読者の方からメールをいただきました。(こういうときサイトをやっていてよかった、とつくづく思います。)
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お気付きかと思いますが、先日のHS06大阪公演では3公演ともカメラが入っていました。 勇気のある友がカメラマンに聞いたところ 海外向けNHKで放送があるそうです。(国内向け再放送も有り) 「ニッポン先端人」、15分と言う短めの番組ではありますが。 詳細は以下のサイトをご覧下さい。 http://www.nhk.or.jp/nhkworld/japanese/maverick_j.html
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私はまだ詳しくチェックできていませんが、国内向け再放送、というのがいいですね。
(S)

8月20日(日)
Opus 100 についてはレパートリーの方にでもそのうちにまとめるつもりですが、とりあえずはサイモンとガーファンクルの歌の歌詞についてはこちらを参照してください。ベジャール70歳の記念ガラに創られたものですので、Old Friends の方にはしっかり70歳という言葉が入っています。これを教えてくれたYはこの歌詞に思わず仰け反ったといっていました。
作品の中の朗読はイヨネスコの“椅子”からのもので、これはベジャールがマルシア・ハイデ、ジョン・ノイマイヤーに振付けた“椅子”(初演は彼らではないようなのですが・・・)でのノイマイヤーの台詞なのですが、それゆえにベジャールを思い出させるという二重構造になっています。(したがって Opus 100 には椅子が1脚置いてあるのです。)
また、ナレーションはノイマイヤーの声をコンピューター処理したものだということなのですが、ハンブルク・バレエの関係者以外の方からの情報なので、今一歩はっきりしません。

今回のWBF(世界バレエフェスティヴァル)はガラ公演のみでしたが、前日に東京に入って“若冲と江戸絵画展(?)”に行きました。若冲のコレクションそのものは数年前の京都展の方がはるかに充実していましたが、丸山応挙の絵画と、照明によって絵画の見え方が違ってくるという展示が、大変に興味深かったです。特に白色の素晴らしさは薄暗い明かりの中での効果をはっきりと画家たちは認識していたに違いないのです。
しかし、当日は土曜日でしたので、あまりの人の多さに早々に退散。
そして、午後は文化会館の4Fの資料館でDVD三昧となりました。
出発する前にチェックしていったので、まずは“ベルリン・フィルと子供たち”です。大変素晴らしい内容のドキュメンタリーで、身体で表現することを通して人生に自信を持ち始める子供たち、教えること、教わること、そして登場する人たちの真摯さ、大変感動いたしました。このプロジェクトは毎年行われていて、“春の祭典”、“ペレアスとメリザンド”、“火の鳥”の曲が使われています。
あとはマッツ・エクの“アパルトマン”と、今評判のフローレスの“セヴィリアの理髪師”の抜粋。
“セヴィリアの理髪師”を聴くのは久しぶりなのですが、序曲ですっかり懐かしい気持ちに。そしてフローレスのアルマヴィーア伯爵のなんと魅力的なこと。ラテン的でいいですねえ。

いやあ、盛り沢山の東京滞在でした。
(S)

9月11日(月)
更新のお知らせです。
レパートリーの“ヴェニスに死す”に音楽を書き入れました。
そこで初めて、“音楽の贈り物”のテーマがフリードリッヒ大王からバッハに与えられたものだということを知りました。だから、“音楽の贈り物”だったのですね。“ラ・バルバリーナ”のことといい、すべてがぴったりと収まるジグゾー・パズルのピースのようです。
また“音楽の贈り物”に関しては、少しクレジットが違うかな、というところもありましたがそのままにしてあります。大王から与えられた主題を演奏する楽器について、“オーボエ・ダ・カッチャ”という不思議な楽器を見つけました。早速検索にかけましたら、どういう楽器かわかりました。形はオーボエというよりはホルンに近いです。リンクを入れていますのでご興味のある方はどうぞ。
その他、ヴァーグナーについてもいくつか不明な点があります。
ポップ音楽については全くわかりませんでしたので、これもそのままの記述にしておきました。
ご存知の方はご教示をよろしくお願い致します。

また、レパートリーに“作品100 モーリスに”のページも付け加えました。

今年のバレット・ターゲの“夜の歌”のキャストを入れました。感想は2、3日内に。

jadeさんからお知らせをいただきました。今年のウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートのDVDにはバレエ・シーンも含まれているとのこと。映像書籍情報に掲載しました。
(S)

9月14日(木)
ドレスデン・ゼンパーオーパー・バレエ、アルバータ・バレエのリンクを加えました。
ドレスデン・バレエは、ファースト・ソリストにイリの名前が載っているだけで、他のダンサーに関してもそうですが、詳しいキャリアとか写真は載っていません。
アルバータ・バレエは、今シーズンに入団するダンサーとして、服部有吉、ゲイレン・ジョンストンの名前があり、簡単なキャリアが載っています。ただ、有吉さんのキャリアとして“冬の旅”、“ニジンスキー”が書かれていません。どうしてかなあ? 写真はまだ載っていませんが、在籍のダンサーは写真入りですからいずれは載るでしょう。アルバータ・バレエでは、ダンサーの方にメッセージを送ることができます。ただファン・メールとしてバレエ団に送られるようですから、ローマ字か英語がいいでしょうね。多分日本語だと文字化けしてしまうでしょう。
お二人とも新カンパニーでご自分の作品を発表されることがありますように。

ハンブルク・バレエのサイトにオーパーのジャーナルが更新されています。
バレエ関係では、今シーズンに再演される“アーサー王伝説”、“ジュウェルズ”、また昨シーズンの最後を飾ったバレット・ターゲ関係のもの。ニジンスキー・ガラのカーテン・コールの写真はアーベントブラットの写真と同じもののようです。
“アーサー王伝説”の写真は以前のロイド・リギンズがアーサー王の時のものです。今回は誰がアーサー王を踊るのでしょう? 
(S)

9月16日(土)
昨シーズン(すなわち今年の)バレット・ターゲのページを更新すべく、資料をいろいろ調べているのですが、モーツァルトの“レクイエム”のレコード(CDではありませんぞ。捨てがたくてしつこくレコードを持っているのです)を探していて、どこかにあるはずだった“ディーヴァ”のLD(これもDVDではありませんぞ。数十枚のLDも捨てがたく持っているのです)が見つかり、ついでに“音楽の捧げもの”のレコードも見つけてしまいました。そして“レクイエム”は未だに見つかりません。中途半端ではありますが、音楽に関してはコメントなしのキャスト表のみ付け加えておきます。
と思っていましたら、レコード・ジャケットが見つかりました。まだ一部ですが、歌詞をデータに入れておきます。
(S)

9月23日(土)
モーツァルトのレクイエムの歌詞を“What I have seen...”のデータ・ページに掲載しました。ショートカット・クリックはこちら。グレゴリオ聖歌のほうは目下検索中です。どなたかグレゴリオ聖歌にお詳しい方がいらっしゃいましたら、どうぞご教示ください。
(S)

9月28日(木)
読者の方から、アルバータ・バレエのサイトでゲイレン・ジョンストン、服部有吉さんの写真がアップされているとお知らせをいただきました。わたしも数日前に見て気付いていたのですが、忙しさにそのままにしていました。ダンサーの皆さんは同じようなポーズで、肩から上の写真ですが、肩には何も羽織っていないのでちょっとドキッとさせられます。有吉さんの印象も凛々しくて素敵です。これに比べるとハンブルク・バレエのサイトは何と牧歌的な、と思ってしまいます。
ドレスデン・バレエの方は、カンパニーのダンサーの名前と小さな集合写真があるだけで、イリ・ブベニチェクがどこにいるかわかりません。以前ウィーンのバレエ団についても感じたことですが、総じてヨーロッパのバレエ団のほうが不親切ですね。
(S)

10月7日(土)
先日(10月1日)のワークショップで、ティアゴ・ボーディンがアルマンを踊ったとのことです。マルグリットはへザー・ユルゲンセンとのこと。ティアゴがとても素晴らしかった(Fantastic)とのこと。
バレエ団のサイトでは10月、11月の演目のキャストも発表されていますが、今年入団のダンサーの方も重要な役にキャスティングされていて、興味深いことです。

まず、“アーサー王伝説”は従来のキャストに、もう一組はアーサー王にピーター・ディングル、グィネヴィアにジョエル・ブーローニュ、ランスロットにティアゴ・ボーディン(これはわたしのイメージに近いかな)、マーリンにセバスティアン・ティル、モードレッドにニューカマーのモレット・ゴンザレス(これもわたしのイメージに近いなあ)、エレインにブシェー、と全く違うキャスティング。ギャラハッドのヨハン・ステグリは両方にキャスティング。頑張ってね、ヨハン。
観れないけど、とても楽しみ。

“椿姫”は、ワークショップでのデビューのように、へザー・ユルゲンセン/ティアゴ・ボーディン組と昨シーズンデビューのアンナ・ポリカルポヴァ/イヴァン・ウルバン組。他のキャストもニューカマーを含め、めまぐるしい。ああ、そうだ、ナニーナでニウルカ・モレド舞台復帰ですぞ。嬉しいニュースだ。もっとも、“アーサー王伝説”には主要キャストに名前がないだけかもしれないが・・・。どちらにしろ、待っていましたよ、ニウルカ!

“ヴェニスに死す”では以前、代役でアッシェンバッハを踊ったイヴァン・ウルバンの名前が。彼は勿論、別の日にはフリードリッヒ大王も踊るのですよ。新しいタジオにはアルセン・メグラビアン、その日はヤチューにティアゴ・ボーディンと、意外な組み合わせ。アッシェンバッハの母にはラウラ・カッツァニガに加えて、へザー・ユルゲンセン。二人のさすらい人はステファノ・パルミジャーノ、モレット・ゴンザレス、もう一組はオットー・ブベニチェク、カーステン・ユング。こればかりは、イリ・ブベニチェクがいないのが寂しい。

ジュウェルズ? あまり興味がないのでこれにはコメントなしです。

バルボラ・コホウトコヴァの名前が見あたらない、怪我でなければよいのだが・・・。
(S)

10月14日(日)
What I have seen... のデータ・ページにレクイエムのデータをあまり付け加えるのもどうかと思って、レパートリーに、レクイエムのページを作りました。まだ作業は途中ですが、あらためて曲目の構成を見てみると、ノイマイヤーの考え抜かれた作品へのアプローチに目を見張ります。
(S)

10月19日(木)
ハンブルクのバレエ団のサイトにオーパーのジャーナルの最新版が載っていました。再演“アーサー王伝説”とありますが、これはなく、“ヴェニスに死す”と“ジュウェルズ”の写真、そして今シーズン入団のダンサーの写真と紹介が載っています。また昇進したティアゴ・ボーディンとステファノ・パルミジャーノの紹介も。
ところで、やっと来年のカレンダーが出来上がったみたいです。写真が小さくてあまり見分けがつきません。まだご注文でない方は、ぜひ上記のリンクからご注文の程を。
今シーズンの
スケジュールを書き入れました。ツアーも入れています。
“レクイエム”、“ヴェニスに死す”は音楽に関してまだわからないことが多いので、もう少し調べてからまた書き継いで行きます。

(S)

10月20日(金)
うっかりしてアマゾンの売上を報告することを忘れていました。売上金額が9109円(5点)で、紹介料が91円でした。ハンブルク・バレエのカレンダーは数点お買い上げいただいたのですが、まだ発売されていないので紹介料には反映されていません。したがって売上点数も少なかったために、紹介料率も1%にとどまりました(11点以上ですと3.25%になります)。今期はカレンダーの売上が反映されると思います。引き続きよろしくお願い致します。
(S)

10月25日(水)
バレエ団のサイトに“パルツィヴァル・プロジェクト”の創作現場の写真(エドウィン・レヴァツォフとアンナ・ポリカルポヴァ)が掲載されています。パルツィヴァルはレヴァツォフなのかしら? クンドリはアンナかしら? アンフォルタスはロイド・リギンズのイメージなのだが・・・。
現代への寓話として創られるのだろうから、ヴァーグナーの“パルジファル”と単純に対照できないだろうけど・・・。

ヴァーグナーの“パルジファル”については Wikipedia のこちらがよくまとまっていると思います。
(S)

10月29日(日)
ドイツの友人よりメールがありまして、とても残念なことには、ティアゴ・ボーディンが肩を傷めて、17日の“椿姫”アルマンを降板したそうです。その後の公演(“ヴェニスに死す”と“ジュウェルズ”)にはティアゴの名前は載っていましたから、リフトの連続がなければ大丈夫ということなのかしら?
どちらにしろ、早い回復を!!
ところで、彼らの降板で代わりに踊ったのは、ジョエル・ブーローニュとアレクサンドル・リアブコだったそうで、They were simply perfect! だったとのことです。
(S)

11月1日(水)
やっと、新メンバーの経歴を書き終えました。個人的なリンクはまだですが、2006年以降の入団のページにはリンクしています。またはこちらをどうぞ。他のダンサーの更新については後ほど。
“パルツィヴァル・プロジェクト”のタイトル・ロールはやはりエドウィン・レヴァツォフとのことです。

ルフトハンザからのメール・ニュースで以下のようなお知らせを受けました。
ルフトハンザを利用される方、または欧州系の航空会社を利用される方に関係すると思えますので転載しておきますね。
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機内持ち込みのお荷物に関して重要なお知らせです。

2006年11月6日より、EU諸国内ならびにノルウェー、アイスランドとスイスの空港を出発するすべての便(日本からドイツに到着した場合、その先の接続便を含む)では、機内にお持ち込みいただける液体類が制限さ
れます。
液体およびジェル状の化粧品や衛生用品などは以下の条件でのみ機内にお持ち込みいただけます。
・100mlまでの容器入りの製品のみ
 (容器に最大容量が記載されていること)
・それら液体類の容器全てを開閉式の透明ビニール袋1つにまとめる
 (例えばジップロックなど。最大容量1リットル以内の袋)
・お一人様につき、1リットル以内のビニール袋1袋分のみ

上記ビニール袋は、手荷物検査の際に他の手荷物とは別にご提示ください。

上記ビニール袋とは別でお持込いただける物は以下のとおりです。
・医薬品
・特別食(離乳食など)
・EU加盟国内の空港またはルフトハンザ便などEU加盟国の航空会社の機内で購入された免税品
 (同日発行のレシートをご提示ください。また、必ずご購入先にて封じ
 られた状態のままでお持ちください。)

これらの物も、手荷物検査の際にご提示いただく必要があります。
ご出発前にはwww.lufthansa.com で最新の規定をご確認ください。

上記の法的規定は当局の要請によるもので、ルフトハンザが影響を及ぼすものではありません。ご搭乗の皆様には、ご旅行前に規定内容をご確認いただき、機内持ち込み手荷物は必要最小限に抑えていただきますようお願い申し上げます。
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私は面倒なので化粧品を小分けにしないのですが、これでは小分けにせざるをえませんね。
(S)

11月3日(金)
とりあえず、新メンバーの個々のリンクをはりました。ソリストとして入団した4人の経歴は多彩。彼ら/彼女らは、それぞれに以前所属していたバレエ団でノイマイヤーの作品を踊っていて、彼らがどのようにノイマイヤー作品を表現するか興味深いです。
在籍メンバーの更新もしなくてはならないのですが、こちらは連休明けに。
(S)

11月6日(月)
先日、デジタル教育TV、NHKワールドTVで放送された番組の再放送があります。
Shevaさんが教えてくださいました。感謝、感謝!

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11/11(土) 26:20-26:35 NHK総合 Maverick Minds of Japan〜ニッポン先端人〜
「ジャンルを超えた踊りで世界に挑む」 
バレエダンサー…服部有吉

だそうです。
「バレエ関連テレビ情報」
http://www.theartsroom.com/ballet/tv-index.html
からの情報です!
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今週末です。お見逃しのなきよう!
(S)

11月10日(土)
ダンサーの更新がやっと終りました。退団したダンサーの経歴もできる限り入れていきたいのですが、こちらはまだまだ時間がかかりそうです。バレエ団のサイトには退団したダンサーの経歴は削除されているのですが、ページそのものはまだ残っていて、いくつかは当サイトのリンクから開くことができます。
(S)

11月16日(木)
バレエ団のツアー予定を見ていましたら、来シーズンのことですが、何と2007年12月にウィーンのアン・デア・ウィーン劇場でノイマイヤーの新作“クリスマス・オラトリオ”が初演されることになっていました。日程は12月12、13、14日。バッハのこの曲はまだ聴いたことがないのですが、音楽がバッハとあってとても楽しみ。そのまま音楽を使うか、また他の作曲家の作品を挿入してくるのだろうか? もっともクリスマス・オラトリオとあってはバレット・ターゲに上演してくれるだろうか?

今シーズンの新作“パルツィヴァル・プロジェクト”は正式にタイトルを“パルツィヴァル - エピソードとエコー”としていよいよ今月初演されます。原典主義のノイマイヤーのことですからどのような構成になっているのか興味津々。ちなみに音楽はジョン・アダムズ、アルヴォ・ペルト、リヒャルト・ヴァーグナー。ジョン・アダムズ?と思ってウィキペディアで調べると、英語版に載っていました。こちらです。

さて、年末恒例の“くるみ割り人形”ですが、なんと大晦日にはガラ・パフォーマンスと銘うって、トリオないしはダブル・キャストで上演される。ダンサーの方々は大変でしょうけど、観客は大喜びだろう、ただしチケットがとれれば。
(S)

11月25日(土)
“パルツィヴァル”の原本は何かないだろうか、と探していましたら、まず、アマゾンでエッシェンバッハの訳本を見つけました。
でもちょっと高価なので、図書館で探した方がいいかな。
誰かこの本について言及していないだろうかと思い、インターネットで検索にかけましたら、ありました。以下のサイトです。
無限∞空間”http://www5b.biglobe.ne.jp/~moonover/index.htm
このサイトの“2号館【サガと各国神話】”、さらに“ドイツ・フランスの中世騎士文学”とクリックを進めていくと、ストーリー・ダイジェストがありますので、とりあえずそれを参考にするといいと思います。またこのサイトは“アーサー王”や“ニーベルンゲンの歌”、はては“ベーオウルフ”にまで言及していて、原典を読むまではいかなくても、その内容に触れてみたかった私にとってはとてもありがたいサイトです。

さて、遅ればせながら、ハンブルク・バレエ団のカレンダーを入手しました。まだお買い求めになっていない方のために詳細を記しておきます。
1月 ジョン・ノイマイヤー、エレーヌ・ブシェー、へザー・ユルゲンセン、マリアナ・ザナットー
    “夜の歌”のリハーサル  2005年10月
2月 シルヴィア・アッツォーニ、ロイド・リギンズ
    “ノクターン”  2005年12月
3月 へザー・ユルゲンセン
    “真夏の夜の夢”  2006年3月
4月 セバスティアン・ティル、カトリーヌ・デュモン、ヨハン・ステグリ、カーステン・ユング、オットー・ブベニチェク、ラウラ・カッツァニガ
    “モーツァルトの窓”  2006年5月
5月 アンナ・ポリカルポヴァ、イヴァン・ウルバン
    “椿姫”  2005年9月
6月 アレクサンドル・リアブコ
    “ニジンスキー”  2005年11月
7月 エレーヌ・ブシェー、ティアゴ・ボーディン
    “夜の彷徨”  2005年12月
8月 ジョエル・ブーローニュ、アレクサンドル・リアブコ
    “夜の彷徨”  2005年12月
9月 オットー・ブベニチェク、バルボラ・コホウトコヴァ
    “ノクターン”  2005年12月
10月 ピーター・ディングル
    “マタイ受難曲”(ペテロ)  2005年3月
11月 カーステン・ユング、へザー・ユルゲンセン
    “アーサー王伝説”(ランスロットとグィネヴィア)  2006年10月
12月 アミカール・モレット・ゴンザレス、アンナ・ポリカルポヴァ
    “パルツィヴァル - エピソードとエコー”(ガハムレットとヘルツェロイデ、パルツィヴァルの父と母)のリハーサル  2006年9月
こうしてみると、“夜の歌”からのシーンが5枚も占めていて(“ノクターン”と“夜の彷徨”が“夜の歌”の2つのパートになっています)、多いですね。

ところで、ハンブルクの友人が7月のバレエ学校への寄付についてツィークラーさんからのお礼のハガキを私に転送してくれました。ハガキはスキャンしてまたこのページにでも載せますね。みなさまのご協力、感謝、感謝です。
(S)

11月28日(火)
お約束のツィークラーさんからの葉書です。

Thank you soo much for your kindness. I have a lot of students who need a little help!!

All the best wishes

Uschi Ziegler
24. 8. 06

私からも、みなさんに感謝です。これからもよろしくお願い致します。

さて、今月発売の“ダンスマガジン”の編集長インタヴューにジョエル・ブーローニュが登場してびっくり。いろいろ知らなかった事実もあり、大変興味深いインタヴューでした。それにしても三浦編集長はよくおしゃべりになられますなあ。
写真もすてきで、瀬戸秀美さんにも感謝。でも彼のところにはハンブルク・バレエの来日公演時の写真がまだまだたくさんあるんでしょうね。見たいなあ。

ところで、“パルツィヴァル”の表記ですが、下記のサイトによると、下記の書籍が発刊されてからは“パルチヴァール”の表記にまとまりつつあるらしいのですが、わたしはできるだけ発音上で区別できる場合はできるかぎりそうしようと思っていますので、“パルツィヴァル”の表記にしようと思っています。
発音表記については悩むことが多いです。例えば、“イリ”の発音もどうしよう、と思ったのですが、ハンブルクでは一般に“ジリ”と呼ばれていて、またチェコ語では“イルジ”が近い、ということも読んだこともあるのですが、ここは一般に膾炙されている“イリ”の表記にしていました。
“ジュウェルズ”も一般には“ジュエルズ”ですよね。字面からすると、“ジュウ”という表記が目に入るので読みにくいかなあ、とも思ったのですが、ここは“we”の発音を大切に、ということで。
一貫性がない発音表記ですが、まあ多少のこだわりを残している、というところです。

上記のハンブルク・バレエのカレンダーのアイコンにイメージがないのでシルヴィアDVDのアイコンの代わりにカレンダーを載せました。
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12月1日(金)
ちょうど新作の“パルツィヴァル”のページをレパートリーに付け加えようと思っていたところ、友人より、バーデン・バーデンでのパルツィヴァルのプログラムを貰ったので、前半のあらすじをレパートリーに載せました。英文のあらすじがあるので助かりました。ドイツ語文のチェックはほんの一部のみです。まだ手直しをするつもりです。また、意味がわかりやすいようにと思って手を加えたところもありますし、英文そのままではありません。
また登場人物名としては、英語つづりのものもあり、フランス語語源のものもありで、カタカナ表記にする場合に悩みました。この名前の表記も多少変わるかもしれません。
みなさんの多少の手がかりになれば幸いです。
またステファノ・パルミジャーノは怪我でキラン・ウェストが代わりに踊ったようです。
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12月9日(土)
バレエ団のサイトによると、2006年のニジンスキー賞をノイマイヤーが12月7日に受賞したとのことです。他にも、ジル・ロマン、アナ・ラグーナ、トリシャ・ブラウン、マルコ・ゲッケが受賞した模様です。
何しろ、モナコ・ダンス・フォーラムをみても何のことかわからないので、とりあえず前回(2004年)の分をダンス・キューブで参照すると、ニジンスキー賞は、女性ダンサー、男性ダンサー、振付家、振付作品、新人振付家に贈られるそうです。ノイマイヤーとトリシャ・ブラウンはバレエ団のサイトでは全作品に対してと書かれているので、振付家と振付作品のどちらの部門かはっきりしないのですが、まあ、順当に考えればノイマイヤーが振付家に対する賞を貰ったのでしょう。
おめでとうございます、ミスター・ノイマイヤー!!
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12月12日(火)
jade さんよりの情報です。
イリ&オットーの公演があるそうです。
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一昨年に札幌で行われた「融」の新作だそうです。
2007年3月11日札幌:札幌教育文化会館(プログラムA)
3月13日東京:新国立劇場(プログラムB)
3月14日東京:新国立劇場(プログラムA)
出演:イリ(振付・出演)、オットー(音楽編曲・出演)、マリ=アニエス・ジロー(パリオペラ座バレエ・出演)、ユミコ・タケシマ(ドレスデンバレエ・衣裳・出演)

内容
「プログラムA」ガラと春の祭典
「プログラムB」ガラとレクイエム〜愛のゆくえ〜

12月20日から各プレイガイドでチケットが発売されます。
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詳しい内容が待たれます。

さて、パルツィヴァルのあらすじの翻訳が終りましたが、エピソードの第三話から第八話まではドイツ語のチェックがまだです。他は一応チェック済みです。チェックした部分もまだ納得のいかないところは多いので、皆さんの助言を期待しています。ページはこちらです。
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12月20日(水)

イリ&オットーの公演のことについて何か書かれていないかと、彼らのサイトに久しぶりにアクセスしたところ、サイトの様子がすっかり変わっていて、イリのドレスデンでのリハーサル写真(ウィリアム・フォーサイスとのリハーサルできっと彼は多くのことを学んだでしょうね)、ステージ写真などがすでに掲載されていました。
彼の振付作品の写真の中に、北海道岩見沢の公演の写真もあり、とても懐かしく思い出しました。(このときのハンブルクのメンバーはイリ、オットー、へザー・ユルゲンセン、シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ、ピーター・ディングル、清水さくら、服部有吉と、とても豪華でした。ただしオットーは病上がりのため、ステージ中央に吊り下げられている役(!)、シルヴィアも来日はしたのですが、やはり怪我でステージに立つことはありませんでした)

ヴィデオもあったのですが、Quicktimeのため再生できなかったのでまだ見ていませんが、ファンの方は必見ですよ。
最初のページのオットーの言葉が縦書きになっていて、はっきりしないのですが、目下イリのページだけのようです。
イリのサイトはこちらです。http://www.bubenicek.net/
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12月23日(土)
来年のカンパニーのアメリカ・ツアーについて、wisさんから西海岸の情報をいただきましたので、ご紹介しますね。皆さんのお役に立てれば幸いです。
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【センターの場所】
ロスアンジェルス空港からサンディエゴ方面に車で約45分程南下したオレンジカウンティ郡コスタメサ市
http://www.ci.costa-mesa.ca.us/にあります。
近隣にはアーバイン、ニューポートビーチ等の富裕層も多く住む住宅エリアがあり、治安も良く、清潔で美しい街です。日系企業も多く進出しています。
センターについてはPerforming Art Center のHP http://www.ocpac.org/ に周辺のホテルや地図など含めて詳細がのっていますので、そちらを参照してください。

【コスタメサ市へのアクセス】
ロスアンジェルス、オレンジカウンティ郡は公共交通機関があまり発達していないので、日本からロスアンジェルス空港に到着した場合は、レンタカーかタクシーか民間の乗合バスを利用して、コスタメサ迄移動という事になります。バス、鉄道もあるようですが、さほど便利でないのと、安全面からもあまりお勧めできません。
或いは、日本からサンフランシスコ経由でオレンジカウンティにあるジョン・ウェイン・オレンジ・カウンティ空港に行くのも、良い方法です。空港からセンターまでは近いので(車で数分)、センター近辺のホテルに宿泊すれば、タクシーかホテルのシャトルバスサービスが利用できます。

【ホテル】
センター周辺のホテルに宿泊すれば、夜の公演後でも徒歩で「大勢の人が歩いている間」に帰れば安全です(勿論、注意は怠らないで下さい)。ウェスティン・サウスコースト・プラザはすぐ側です。このホテルに関しては日本語のサイトもあります。

【劇場】
座席は段差がついているので、何処からでも見やすい劇場です。
ただし数列目まではあまり段差がなく、前に大きい人が座ると見づらいです。

【レストラン】
センターに隣接して西海岸最大の高級ショッピングモール「サウスコーストプラザ」http://www.southcoastplaza.com/があります。ファーストフード店からお洒落なレストランまで大変充実しているので、お食事には困りません。

【コスタメサ市周辺】
ディズニーランドや風光明媚なニューポートビーチ、ラグナビーチなど日帰りできる観光スポットがあり楽しめます。ニューポートビーチhttp://newportbeach-cvb.com/ はコスタメサ市から車で2、30分位の距離で、文字通り、カリフォルニアの抜けるように青い空と素晴らしい海岸線、港近辺の可愛いお店等、お勧めスポットです。
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私はアメリカではシャトル・ヴァンかホテル・バスを利用します。いろいろ失敗はあるのですが、一人で移動する時はその方が何かと安心です。特にホテル・バスは安心です。
公演会場に近いホテルの料金はあまりリーズナブルではないかもしれませんが、アメリカでの宿泊は何といっても安全が第一ですし、交通手段のことを考えれば致し方ないかもしれません。多分チケット料金が日本公演と比べると安いので、ホテル代を多少はカヴァーできるかも。
サウスコーストプラザには行ったことがあります。もう10年以上も前なので記憶も朧ですが、3月下旬で風が強くて結構寒く、随分と広かったなあというのが私の感想です。ゴディヴァのクッキーくらいしか買わなかったので、お店の記憶はほとんどないですなあ。それにしてもセンターに隣接しているとは全く知りませんでした。
ニューヨーク公演に関してはまた。こちらの方の情報もご存知の方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。私はリンカーン・センターの方ならわかるのですが、BAMについては全く知りませんので。
(S)

12月26日(火)

NYのBAMについて何か情報を得ようと思ってサーチにかけていたら、BAMのサイトが見つかって、チケットの料金はいくらくらいかなあ、と調べようとしたら、チケットは全日ほぼソールド・アウト状態でした。ヤッタネ! おまけに、2月8日にはノイマイヤーのお話し付き! 羨ましいですぞ! 
ということで残念ですが、今からNY公演のチケットのお求めは無理のようです。
(S)

12月30日(土)
今年も1年間、みなさまに大変お世話になりました。
どんなみなさまの情報に助けられたかわかりませんし、みなさまの暖かいお言葉に支えられて、どうにかサイトの運営を続けています。これからもどうぞよろしくお願い致します。

今年もハンブルク・バレエ、ノイマイヤー作品はみなさまの心に何らかの感動をもたらせたことと思います。
7、8月のWBF、HS06の公演は大変めまぐるしくはありましたが、とても心を揺すぶられました。
ジョエル・ブーローニュ、アレクサンドル・リアブコによる“椿姫”の黒のパ・ド・ドゥ、“幻想ー白鳥の湖のように”からの第1幕の終わりのパ・ド・ドゥ、ガラ・パフォーマンスでのアレクサンドル・リアブコ、イヴァン・ウルバンの“Opus 100 モーリスに”、そして“椿姫”の競演は、ノイマイヤー・ファンである私たちの心を熱くしました。バレエ・ファンへの“椿姫”の浸透は、DVD、ヴィデオの発売もあるでしょうが、その大部分はマニュエル・ルグリが日本公演で踊ってくれたからではないかと思っています。本当に私たちも彼には功績賞を贈りたいくらいです。
もう一つは毎年恒例になった服部有吉氏の公演です。今年は首藤康之氏を迎えての公演、もうドキドキワクワクでした。公演の最後に、有吉さんは体調を崩されてたとのことでとても残念でしたが、それへの対応はとても誠意あるものだったと聞きました。来年はオーケストラとの競演ですね、とても楽しみです。

サイトの更新は4日までお休みです。
それではみなさま、よいお正月をお過ごしください。
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