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《ちょっと昔のお薦め本》 リスト 保存版

「ニュース&耳よりな情報」のページ(07年12月削除)に掲載した、「ちょっと昔のお薦め本」の過去のリストを再掲しました。


最近の本や最高級に好きな本は紹介する機会がありますが、発行から何年かを経過していて、ちょっと面白かったなと思う本は、その隙間に埋もれてしまいます。そんな本を、題名などの情報だけでも掲げてみようと思います(絶版・品切れ本を含む)。

※ 途中まで3冊を掲げてきましたが、それではたちまちネタがつきてしまうことに気づきました(好きな本は無限にあるような気がしていたのですが、無限というわけではなさそうです)。今は、1〜2冊ずつ挙げることにしています。


 リンドグレーン 『はるかな国の兄弟』 (岩波書店) 1970年代(?)刊

……賛否が分かれる本かも知れません。こういう設定でかなり夢中になって読ませるのはみごとだと思います。


 ヴィクトリア・ハンリー 『水晶玉と伝説の剣』 (徳間書店) 2002年刊

……いろんな国が登場して、ちょっと「十二国記」みたいな感覚で楽しみました。


 ピーター・ディキンソン 『青い鷹』 (偕成社) 1982年刊

 E・L・カニグズバーグ 『ジョコンダ夫人の肖像』 (岩波書店) 1975年刊

……どちらも、だいぶ前に発表された歴史もの。現時点で、それぞれの作者の一番好きな作品です。


 R.E.ハリス 『ヒルクレストの娘たち』1〜4 (偕成社) 1990〜1995年刊

(『丘の家のセーラ』〜『フランセスの青春』〜『海を渡るジュリア』〜『グウェンの旅だち』)

……巻が改まるたびに、できごとが4人姉妹のそれぞれの視点から語り直される、ユニークなシリーズ。全6巻のはずなのですが、続きはどうなったのでしょう。


 まつだのりよし 『チポリの国の物語』 (国土社) 1987年刊

 浜たかや 『火の王誕生』 (偕成社) 1986年刊

……ファンタジーがまだマイナーな存在だったころに発表された異世界ファンタジー。


 コルネーリア・フンケ 『どろぼうの神さま』 (WAVE出版) 2002年刊

 那須正幹 『さぎ師たちの空』 (ポプラ社) 1992年刊

 砂田弘 『東京のサンタクロース』 (理論社) 1961年刊

……どろぼう、詐欺師、スリと、面白くて温かい悪漢小説のそろい踏み。


 吉田とし 『小説の書き方 一子の創作ノート』 (あかね書房?) 1970年代刊?

 佐藤さとる 『豆つぶほどの小さないぬ』 (講談社) 1969年刊

 北杜夫 『船乗りクプクプの冒険』 (集英社) 1962年刊

……子どもから勧められて読んだ本。または、子ども同士で推薦し合った本。
『小説の書き方』は4年生のとき、私が出発点になって、同じクラスの女子で回し読みしました。『豆つぶほどの小さないぬ』は3〜5年生のいつか、クラスメイトから「これは面白いよ」と勧められて読みました。『船乗りクプクプの冒険』は、中学校に教育実習に行ったときに、受け持ったクラスの本好きの女の子から勧められ、古本屋で買って読みました。
(かなり前の本なので、どれも情報がつかみにくく、『豆いぬ』は初出の出版年ではないと思います。『小説の読み方』の書誌情報は調べきれませんでした。)


 デイヴィッド・クレメント・デイヴィーズ 『預言の子ラノッホ』 (徳間書店) 2001年刊

 斎藤惇夫 『冒険者たち』 (アリス館牧新社) 1972年刊

……動物の視点を通した動物の物語。『冒険者たち』は、今は岩波書店から刊行されていますが、初版はここからだったと思います。手元に本がないので、インターネットで確認しております。


 しかたしん 『国境』三部作 (理論社) 1986−89年刊

 赤木由子 『二つの国の物語』 (理論社) 1980−81年刊

……少年少女の目を通して語られる、日本と周辺諸国のあの時代(昭和初期)。彼らの行動半径の広さ、活動のダイナミックさには驚かされます。それまでの戦争児童文学の枠を超えて、冒険小説(?)としても面白い大長編。


 ゴッデン 『バレエダンサー 木曜日の子どもたち』上・下 (偕成社) 1991年刊

 ノエル・ストレトフィールド 『バレエ・シューズ』 (すぐ書房) 1979年刊

……タイトル通り、バレエ(&芸能)の道を進む子どもたちの物語。


 越水利江子 『フレンド 空人の森へ』 (教育画劇) 1999年刊

……なぜか知らないけど好きだったんです、これが。


 斉藤洋 『サマー・オブ・パールズ』 (講談社) 1990年刊

 那須正幹 『うわさのズッコケ株式会社』 (ポプラ社) 1986年刊

……とっても簡単に言うと、子どもが金儲けをたくらむ話です。


 斉藤洋 『ドローセルマイアーの人形劇場』 (講談社) 1997年刊

 シルヴィア・ウォー 『メニム一家の物語』1〜5 (講談社) 1995−97年刊

……人形が登場する、個性的な物語。


 村中李衣 『やまさきしょうてんひとくちもなか』 (大日本図書) 1998年刊

 小倉明 『トレモスのパン屋』 (くもん出版) 1993年刊

……味にこだわる職人の物語です。


 ビバリー・バーチ 『ブライユ』 (偕成社) 1992年刊

 市川信夫 『ふみ子の海』上・下 (理論社) 1989年刊

……共通点は「点字」です。読み物としても、おもしろい本でした。


 クラウス・コルドン 『ビンのなかの手紙』 (佑学社) 1989年刊

……那須田淳の『ペーターという名のオオカミ』を読んで、これを思い出しました。ドイツが東西に分裂していたころに書かれた本です。
日本で翻訳が出版されたのは、1989年の6月、ベルリンの壁崩壊は同年11月。


 カルボニエ 『床屋医者パレ』 (福武文庫) 1991年刊

(最初は福音館書店から1969年に刊行されたようですが、これは読んでいません。)

 R・サトクリフ 『思い出の青い丘』 (岩波書店) 1985年刊

 ひのまどか 『孤独な放浪者 シューベルト物語』 (リブリオ出版) 1983年刊

……伝記(サトクリフは自伝)でまとめてみました。 


 ヘニング・マンケル『炎の秘密』 (講談社) 2001年刊

 ハンス=ユルゲン・ペライ 『過去への扉を開けろ』 (佑学社) 1990年刊

 ベティ・グリーン 『ドイツ兵の夏』 (偕成社) 1978年刊

……今回は「8月」(我々日本人&日本在住の人々にとって、戦争や平和について考える季節)にこだわってみました。翻訳ばかりですが。


 キャサリン・ロバーツ 『ライアルと5つの魔法の歌』 (サンマーク出版) 2000年刊

 O.R.メリング 『歌う石』 (講談社) 1995年刊

 ピーター・カーター 『果てしなき戦い』 (ぬぷん児童図書出版) 1979年刊

……同じ作者の日本語に翻訳されている作品の中で、それぞれ一番好きな作品がこれです。


 トレーシー・バレット 『緋色の皇女アンナ』 (徳間書店) 2001年刊

 アヴィ 『シャーロット・ドイルの告白』 (偕成社) 1999年刊

 モニカ・ヒューズ 『リングライズ リングセット』 (佑学社) 1987年刊

……3冊とも、自分らしく生きようとする女の子の物語です。


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