押入れ上段には、太鼓貼りの四枚開きを作成。大きいサイズなのでなかなか難しかった。下の引き違いには、もえぎ色の「花霞」の刷り紋様の和紙を張りました。

奥の両開きは、右のふすまと高さを合わせて腰下に「花霞」を。銀の筋は太めにしました。

上には灰紫色の淡い紙を、銀の筋を太めに入れ、腰下には前述のもえぎ色の和紙を張りました。引き手は、シルバーの応用引き手を採用しました。ふすまの重なる部分に厚みを増す細工は斜めにして、互いの隙間を最小限にしています。

上部のふすまは、薄紫、下のふすまは、もえぎ色にしました。

取手は、突出がないように、応用引き手を使いました。

美濃の若手職人が漉いた、障子紙を二種類取り寄せ、その厚みからくる光の透過率と表情を味わって頂こうと、互い違いに張ってみました。

女性の個室には、淡いピンクのクロス。

窓には、オーダーカーテンを。

ショウルームが沿線沿いにあるので、リリカラのカーテンにしていただきました。

装飾レールとエコレール採用です。

ピンクのボーダーをあしらい、コーディネイト。

グリーンのボーダーをあしらいコーディネイト。一階のトイレの別色です。

 

和室の天井と壁に和紙を張る工事でした。

　

まずは石膏ボードのジョイントにパテで平滑にします。

次に廻りに色透けのしないように白い和紙を細く切って張ります。

石州という薄い和紙を袋状に下張りします。

 

今回は２尺×３尺判の薄臙脂色の和紙を六等分に切り裂いた状態で、和紙の耳もそのままにして張りこみました。