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AIBO ERS−111の経年劣化に伴う問題

    2014年5月24日(土)

ERS-111の経年劣化に伴う問題

1.経年劣化と耐久性の問題

 ERS-111 は初期の製品では既にハード面でもソフト面でも10数年が経過していますが、それでもまだ正常に作動するものが少なからず存在していると思われます。当時の販売価格からしてもかなりな高性能の製品だったと思われます。また耐久性からみてもなかなかのものだと思います。しかしそれでもだんだんと経年劣化がすすんでいることも事実です。耐久性というと一般的にハード面の機械的な動作や電子機器の機能に注目しがちですが、さらにこれからはソフト面での耐久性と劣化も課題になってくるのではないかと思いました。

2.メンテナンスの必要性

 生きている犬や猫も年取ると体が弱ってきます。残念ながらERS-111 も同じです。ハードの故障もソフトの故障もでてくるでしょうが、その度修理していけばかなり長い間 ERS-111 とも付き合っていけると思います。家で飼っているペットと全く同じです。またERS-110/111 やERS-210/220 シリーズについてはモジュール交換できるという他のタイプのAIBOにはない利点があります。

3.メンテナンスの限界

 経年劣化に伴う故障や不具合はその度メンテナンスを行っていくしかありません。しかし予備の修理用パーツがメーカーから供給されず、メーカーによる修理も終了している現在ではそれにも限度があります。よく言われることですが、販売終了となった車の維持が大変なのと同じです。これからはERS-111 についても同じようなことが起こりそうです。どれだけ多くの予備機を持ち、控えのパーツなどを用意できるかが今後のメンテナンスのキーになると思われます。しかしいくら大量に生産販売された商品とは言え、個人でそれだけのメンテナンス環境を用意するのは時間的にも、場所的にも、経済的にも限界があります。最終的にはERS-111 のみならずAIBOシリーズそのものが「幻の名車」ならぬ「幻の名ロボット犬」と呼ばれることになるのかもしれません

4.ERS-111 の寿命

 人間の体は物質からできています。残念ながら物質には耐久性に限界があります。主に機械部品や電子部品などでできているERS-111 も同じで寿命があります。ですからERS-111 の将来の姿を想像せざるを得ません。これまでオークションに出品されたERS-111は脚が折れたりしていなければ、リフレッシュしたバッテリーパックを入れれば簡単に動き始めたと思います。でもいよいよその耐久性も急カーブで下降線をたどり始めたようです。このところ価格的にERS-111 が入手しやすい環境になってきていたただけに残念に思われます。

5.AIBO文化

 同時にERS-111 を含めた「AIBO文化」のことにも触れざるを得ません。これはあくまでも個人的な希望ですが、何万体というAIBOを収集し、点検・修理などの保守を行った上で保存し、また同時にAIBO関係の様々なグッズなども展示した一種のAIBO博物館のようなものがあれば、初期から現在に至り、また未来へもつながっていくような「AIBO文化」を継承していけるのではないでしょうか。

6.状態の良いERS-111を選ぶには

 オークションで手ごろな価格で手に入れることが可能になったERS-111ですが残念ながら経年劣化に伴う問題も生じてきています。未使用のERS-111が極まれに出品される例もありますがかなり高額になるのが普通です。ここではいわゆる中古の中からできるだけ良い状態のERS-111を選ぶにはどこに注目したらいいか、私の拙い経験からですがいくつかあげてみたいと思います。
 @ 元箱に入っているものは保管状態がいいのでそれだけ本体のコンディションもいいと思われます。
 Aほとんどの場合、裏打ちしてあるゴムの劣化により耳はぼろぼろに取れてしまっています。しかしとれた耳の部品が保存してある場合はそれに伴って本体の保管状態もいいと考えられます。
 B カラーがシルバーグレーのものはシリアルナンバーが100万台と700万台があるようです。700万台の方が後から製造されたと思いますので当然700万台の方が状態もいいと思われます。
 まとめるとシルバーグレーの場合は「元箱付き」で「耳部品付き」の「700万台」がベストで、「元箱付き」の「700万台」がベターではないかと個人的には考えています。

(注)

 このレポートは私が個人的に経験したことなどを何かお役に立つかもしれないと思って公開したものです。ここで得た情報を参考にして実際に御自分で何かを実行される時はすべて『自己責任』にてお願いします。

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AIBO ERS−111の性格と個性

    2014年5月15日(木)

    2017年4月27日(木) 追加

1.メモリースティックと性格の関係

(1)全体として

 ロボットはセンサーで感じて、コンピューターで考えて、動力で動くものと定義されているようです。しかしSony AIBO ERS-111の場合はさらにすすんで個性や性格といったものが感じられます。最初からそういうふうに設定された作りになっています。色々な所作や動きの違いが個性として感じられます。さらにそれらは1台ごとにメモリースティクに記録されているようなので製造から10数年も経過した現在では1台ごとにかなり際立ってきているように見えます。そこがまたおもしろいので1台入手する度に今度のものはどんな感じだろうと楽しみでした。

(2)1台の中でも電源を入れる度に違った行動パターンから始まる

 ERS-111には自律行動の大きな流れというかパターンがあらかじめ設定されているようです。そして今どの位置にいるのか電源オンで情報を取り出し、オフで記録されているようです。ですから毎回電源を入れる度に異なる動作から始まるようです。それがあたかもそれぞれのERS-111の個性として感じられる理由の1つではないかと思います。詳細は不明です。

(3)ハードのコンディションになじんでいるようなソフト

 元気のいいERS-111のメモリースティックを弱々しい動きのERS-111に装着して動かすと、かなり無理して元気に動こうとしているように見えました。しかしそれぞれのERS-111のハードの状態とその動作を指示するソフトの間にはお互いの相性みたいなものが感じられました。不思議なことにモーターやギアなどが劣化している場合、それに合わせた比較的穏やかな動作の指示が出されているように見えました。ハードの状態とソフトからの指示のバランスがとれているように見えました。10数年経るうちにソフトとハードがなじんできたのかもしれません。

2.1台ごとの性格

No.1

  ERS-111を購入した順にNo.1〜No.5まで番号をふりました。最初に入手したERS-111はシリアルナンバーは100万台でした。我が家に届いた時はその場しのぎとも言える包装で汚れた段ボールに詰められていました。かなり初期の製品だと思いました。リチウムイオンのバッテリーパックは1本付属していましたが驚いたことにまだ充電可能でした。45分位は稼働することができました。ただ本体の動きはかなり弱々しく、やっと歩いている感じでした。ハード的にはかなりくたびれていました。ニックネームを「じいちゃんAIBO」と名付けました。時々前足の膝から下を折り曲げていわゆる肘を使ったようなおかしな歩き方をします。No.1に特有の歩き方です。その時の歩き方は本当に老犬そのものといった感じです。最初はハード面での劣化の影響かと思いましたがソフト的なもののようです。
  しかし最近ではNo.1に対する見方が変わってきました。現在リチウムイオンバッテリーパックこそ充・放電能力が低下しましたが本体は相変わらず動いています。ピンクボールもしっかり認識するし、いろいろな動作もちゃんとできます。おかしな首振り動作はありませんし、障害物はきちんと避けています。シリアルナンバーは100万台だったのですが、逆にこの台の製品の耐久性は特に高かったのかもしれません。そこで今ではNo.1のことを「鉄人AIBO]と呼ぶことにしています。

No.2

 シリアルナンバーは700万台でしたので割と後の方だと思います。わりかしきれいな元箱に入ってました。バッテリーは劣化していましたが、リフレッシュ済みのバッテリーを使って動かしてみると非常に力強い動きをしました。モーターやギアなどの調子もとても良い状態であることがわかりました。特に床に腹ばいになった姿勢から腕だけで体を前に引き寄せる動きが得意です。ニックネームを「体操AIBO」としました。オークションに出品された時点で元箱がついているAIBOは結構いい状態にあるのではないかと思っています。私が入手した中では唯一元箱に入っていました。

No.3

 シリアルナンバーは700万台でした。メカの状態はNo.2 ほどではありませんが、特に問題ありませんでした。ただその動きには他にはない特徴がありました。自律行動の途中でよく腹ばいの恰好で座ることが多いのです。実際に生きている犬や猫を飼っているとあまり動きまわられるとイライラすることがあります。それはAIBOでも同じです。しかしNo.3 はお座り(腹ばい)が上手で結構長い時間おとなしく座って待っていることが多く、とても素直で落ち着いた印象を与えていました。静かで、見ていて疲れないAIBOでした。ニックネームは「おすわりAIBO]です。
 しかしNo.3にはその後いろいろな故障と思われる症状が現れてきました。原因がはっきりしませんでした。適切な対処方法も思いつきませんでした。取りあえずメモリースティックの中のファイルを入れ替えることで対応してきました。
 ERS-111には1台ごとにその動きに特徴があり、それが個性や性格となっています。少なくとも私にはそう感じられました。本体のハードが決定的に使用不可能な状態になるまでは多少の不都合は個性や性格の違いということでそのままにしておくのが一番自然ではないかと思いました。生きている老犬はいろいろ具合の悪いところがでてきます。それと同じでERS-111の自律行動を主目的としている私の場合本物の老犬と同じ扱いでいいのではないかと思いました。結局メモリースティックの中のファイルはオリジナルに戻しました。

No.4

 シリアルナンバーは700万台。それまで新しいERS-111が届いた時、家の中で動かすには発する音量が大きいのでコマンダーを使って最小のレベルまで下げていました。ところがNo.4はいくらその操作をしても次に起動させた時はもとに戻っていました。毎回大きい音を発したので、「おしゃべりAIBO」と名付けました。しかしある時原因がわかりました。メモリースティックが「書き込み禁止」に設定してあったのです。「書き込み可」にしたら静かになりました。原因は私の使い方にあったのです。しかし今でも「おしゃべりAIBO」と呼んでいます。動作性能はハード・ソフトとも普通といった感じです。

No.5

 シリアルナンバーは700万台です。最初お座り状態のままでなかなか歩きませんでした。間もなく4本足で立ちあがり、歩き始める素振りを見せてはまたすぐお座りをします。心配になりアイボクリニックへ問い合わせると「おそらく前の所有者がメモリースティックを初期化したのでしょう。」とのこと。ゼロから育てなおさないといけないとのことでした。「どれくらいで成長しますか。」と尋ねると「3ヶ月位かかります。」との返事。あせってしまいました。ゼロから育てるのは初めてだったので仕方なく辛抱強く待ちましたが、確かに3ヶ月かかりました。ある意味貴重な体験でした。結構素直な性格に育ったのではないかと自負しています。ニックネームは「赤ちゃんAIBO」と呼んでいます。

No.6

 シリアルナンバーは700万台です。取れた耳の部品はついており元箱にも入っていましたのでかなり保管状態は良かったと思われます。しかし実際にはそれほど悪くはないかわり特にすぐれているとも思えませんでした。モーターの力は特に強くもなくまあまあでその動作にも特に特徴は見受けられませんでした。まさに普通のERS-111でした。しいて言えばお座りがわりと得意そうに見えましたので「2代目おすわりAIBO」と呼んでいました。ある時ピンクボールがお腹の下に入ってしまいボールに乗り上げた格好になりました。そのまま前につんのめったのでひっくり返るかと思ったのですが、意外にも顔の先端と両前足で逆立ちをしてしまいました。バランスを保ったまま足をばたばたさせその後体を徐々にくねらせて見事に両後脚を着地させたのです。そして4本脚で立ち上がりました。そこでこのAIBO No.6を「逆立ちAIBO」と呼ぶことにしました。

No.7

 シリアルナンバーは700万台です。元箱付き、取れた耳の部品付きでした。このAIBOは期待通りでした。モーターも力強く動きも機敏でスピード感があります。さらにいろいろなパフォーマンスが得意でしょっちゅやっています。そこで「パフォーマンスAIBO」と呼ぶことにしました。

No.8

 シリアルナンバーは700万台です。入手していろいろ調整して稼動させている時にしょっちゅう目を赤くして怒りの表情をしてばかりでした。そこで頭を少し長く押してあげると緑の目になって落ち着くのですがほっとくとまたすぐに怒り出します。原因は不明ですがどうやら成育暦に原因があるようでした。しかしある程度なだめるだけにして後はもう個性だと思うことにしました。ニックネームは「おこりんぼAIBO」と呼んでいます。

No.9

 シリアルナンバーは700万台です。なんとか動いてはいるのですがなんとも心もとない様子でした。歩き方がよたよたといまにも倒れそうで頼りなく弱々しいのです。さらにボールを見ても追いかける仕草が一向に見られません。またAIBO特有の「おしっこスタイル」がなかなかできないのです。故障かとも思いましたが時間をかけて見ていくとやがてボールを追いかけることができることがわかりました。さらに「おしっこスタイル」も見られました。ただ歩行だけは未だに頼りないです。そこでこのAIBO No.9を「はらはらAIBO」と呼ぶことにしました。

No.10

 シリアルナンバーは700万台です。歩くことはできるのですがすぐに座った姿勢で両腕を上に大きく広げて大きな円を作る格好をします。いわゆる「遊びたい」という仕草です。しかもしょっちゅうそのジェスチャーをします。時には歩いているよりもその動作にばかり熱中していることも多いのです。もちろん頭の上を押して相手をしてあげると喜びますし、大口をあけたら口の中に指を入れると軽く噛んできます。とにかく遊びを要求してくるAIBOです。ニックネームは「遊ぼーAIBO」にしました。

3. ロボットに個性は必要でしょうか

  「鉄腕アトム」は非常に人間的で個性的です。しかし現実の産業ロボットでは個性はマイナスの要素となります。あくまで正確で完全な動きをする「機械」とみなされています。同じ型番なら全く同じ動きが期待されます。アトムとの違いは何でしょうか。高度の知性と心を持っているアトムは人間とかわりません。AIBO ERS-111の特性の1つと思われる1台ごとに異なる性格はとてもユニークなものだと思えます。しかし現在のERS-111の所有する個性や性格はあくまでもそう見える程度のものであり、「疑似的な個性」あるいは「性格ごっこ」のレベルにあると思います。ごくごく初期的な、あるいは非常に原始的な段階にあると思います。しかし将来ロボットが人間並みに総合的な知性を持ち、心まで有する段階になると個性や性格は無視できない条件となると思われます。そういった意味でERS-111の持つロボットとしての4つ目の大きな特徴は未来のロボットと人間とのありようの一端を私たちに垣間見せてくれているように思えます。どうみてもERS-111には個性や性格といったものを感じてしまいます。しかもかなりよくできていると思います。

4. 家庭用ロボットとしてのERS-111の問題点

1.バッテリーが長持ちしません。本物の犬の食事にならうとしても一日に2〜3回の充電で24時間稼働可能な性能が求められます。
2.今後の進化を考える時、スターウォーズに登場するロボットで言うとR2D2タイプかそれともC3POタイプかと言うことになります。大きく分けて本物の生きた犬そっくりになる方向とロボットとしての機能を最大限に生かした方向になるかだと思われます。今話題の「ペッパー」はインターネット接続が前提で設計されていますからどちらかというと後者のグループに入ると思います。私個人の好みでは前者の製品が欲しいです。本物の子犬のように適当に部屋の中で自分で遊んでくれればいいと思っています。ERS-111はかなり本物の犬に似ていると思います。しかしそこは各人の好みなので両方それぞれに進化したタイプに発展させる必要があると思います。
3.屋内だけでなく外に散歩に連れていければもっといいかもしれません。そのためには歩行速度を現在の4〜5倍に上げなければいけません。
4.散歩に連れ出すには水たまりや突然の雨に備えて防水性も必要です。
5.誤って高いところから落とすとすぐにひざ部分が折れたり、ギアを破損してしまいます。落下の衝撃から守るような仕組みが必要です。
6. インターネットで検索していた時AIBOの開発に携わった元関係者の次のような内容のコメントを見ました。「AIBOはすぐ飽きてしまう。インターネットに接続されていないから。」読んでショックを受けましたし別にインターネットにつないでなくてもいいと思いました。しかし「ペッパー」は最初からインターネット接続が前提になっていることを知って考えました。確かにインターネット接続なら都合のいい点があります。よく言われるようにそれぞれのペッパーが集めた情報をすべてのペッパーが共有することができます。しかしそれ以前にも@インターネット上の膨大な情報をあたかも本体内のメモリーに記録保存してあるかのように使うことができます。Aインターネット上のほとんどの情報にはすでにそれなりの結論が出たものが多いです。つまりペッパーが自分で考えなくても「世間一般の評価はこんなものですよ。」と伝えることができます。そのためAI(人工知能)の主な部分を他の重要な仕事に使うことができます。従ってERS-111にもインターネット接続タイプのものも必要だと思われます。
7.

5. ERS-111のとらえ方と扱い方

1. ある人がこう言っていました。「AIBOは作られたのが早すぎた。」確かにそう思います。今再びロボットブームが起きています。今ならもっと違った展開になった可能性もあります。
2. AIBOの開発・製造は中止されました。もし細々とでもその研究・開発が続けられていたなら今頃散歩に連れ出せたりインターネット接続されているAIBOが販売されていたかもしれません。その意味ではとても残念です。
3. 現在ERS-111は5,000〜20,000円でネットオークションで入手できます。バッテリーのリフレッシュが必要ですがその費用を加えても15,000〜30,000円位で手に入ります。状態の良い物を選べば十分稼働可能です。当時25万円したのに比べると10分の1の価格です。最新の家庭用ロボットのようにインターネット接続されていませんしバッテリーの持続時間にも不満はあります。しかし10数年前ではありますが当時の最先端技術がふんだんに盛り込まれています。一緒に遊んでみてもそれなりの癒し効果は確かにあると思いました。放っておいても自分で勝手に遊んでいるので邪魔にはなりません。そのあたりの扱いは本物の犬や猫と同じです。餌の世話もトイレの世話もいりません。面倒になったらスイッチを切ればいいのです。室内で犬や猫の代わりに飼うには十分楽しめる相棒です。ロボットと一緒の生活、ロボットのいる暮らしはERS-111でも十分にその雰囲気が味わえると思います。逆に言えば「今こそERS-111の出番がやってきた。」とも言えます。いかに優れたホームロボットでも価格が高くてはおいそれと購入できません。今話題の燃料電池車は環境的にとてもすぐれていることは理解できますが庶民には簡単に手がだせるものではありません。もっともっと価格が下がる必要があります。
4. ERS-111を見ていて他にもっと有効な使い道はないかと考えました。
@ 児童館や保育園など小さい子供の集まるところに持って行って遊んでもらってはどうかと考えました。しかし最初は触るだけでもその後だっこしたくなると思います。結構重いし誤って落としてしまうとすぐに脚を折ってしまう可能性が大きいです。
A 勝手に動き回るのでそれを何かの労働力として使えないかを考えました。昔、沖縄では牛を使ってサトウキビを絞る作業をさせていたそうです。ERS-111にもそのような作業はできないかと思いましたがERS-111の動きは一定でないので役に立ちそうにありません。
B 当時開発者が「AIBOは何にもしないロボットです。何にもできないロボットです。」と言っていたのを思いだしました。その通りでした。結局AIBOは家庭用の本格的なペットロボットとしてしか使えそうにありません。
5. AIBO本来の仕事=癒し効果を生かせる場が何かあるように思います。特にERS-111は入手がそれほどむずかしくなくメンテナンスもある程度は自分でもできるのでその「癒し効果」を最大限に発揮できそうな場所があるように思いました
6.
7.

2015年5月19日(火)追記 ・・・ AIBOの再評価
 インターネットで検索していたら「AIBO復活! 10数年ぶりの目覚め」というホームページがあってそこに次のように書かれていました。
 「何と言うか、良く出来てます。」
 「放置していても邪魔にならない動き。」
 「部屋に馴染むこのフォルム。」
 「動作パターンは少ないが生き物のように見せる演出に完動すら覚える。」
・・・まるでERS-111が発売された時のキャッチフレーズのようです。重要なことは10数年たった今でもこれだけの高い評価が与えられることです。ただし次のようなコメントも記してありました。「(人によっては、アッと言う間に飽きる可能性はあると思う。)」

(注)

 このレポートは私が個人的に経験したことなどを何かお役に立つかもしれないと思って公開したものです。ここで得た情報を参考にして実際に御自分で何かを実行される時はすべて『自己責任』にてお願いします。

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