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■第十一回 ビール

北京もだんだん気温があがり30度から35度ほどです。この暑さでビールが恋しくなってきます。日本では、もうビアガーデンで利用できる頃ではないでしょうか。こちら北京では、下記の3種類がお店でよく見られる商品です。
以前の中国では、レストランで冷えたビールがなかなかありませんでした。最近は、コンビニなどでも手軽に冷えたビールを購入することができるようになってます。            
青島ビール 3.5元(約46円)

清政府から膠州湾一帯の租借権を得たドイツ人が1903年にドイツ資本のビール工場を青島につくり中国のビール発祥の地となりました。        
日本人にとって一番知名度があるビール。麦芽のいい香りが特徴、飲んだ感じ多少の苦味があるが、他のビールと比べても香りの面で抜きん出ているので、北京でも非常に人気があります。        
商品名のラベルに「Tsingtao」と書かれていますが、青島をピーイン(中国語の発音表記)であらわすと「Qingdao」となります。当時のドイツ人がドイツ語の「Tsigtau」とミックスさせて現在の商品名になったようです。

燕京ビールhttp://www.yanjing.com.cn/index2.html 3.2元

北京の地ビール。青島ビールと同様、人気がある。香りの面では多少劣るが、口当たりが爽やかで、殆ど苦味が感じられない。

北京ビールhttp://www.beijingbeer.com.cn/ 2.8元

去年くらいからアサヒビールが現地で発売しているビール。まだ一部の商店でしか見ることが出来ないが、いずれ広まると思われます。        
香りは燕京ビールと大差なく、苦味はほぼゼロに近いです。女性向きなビールのような気がします。中国で売れるかどうかは未知数です。

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