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■第九回 『春 節』 中国のお正月は旧暦で祝う。 |
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おめでたい春節がやってきました。
中国では旧暦でお正月(春節)を祝います。今年は、2月9日が旧暦の1月1日にあたり街は春節ムード一色になります。
大晦日(2月8日)には、↑の絵のような赤い紙に文字を書いたものを玄関の両脇、窓や壁などに貼る風習があります。この風習は、その昔、桃の木の濃い赤い部分に仙気が宿るとされ、板をつくり縁起のよい言葉を書いて、魔除けや幸福をよぶものとして家に飾ったことから由来しています。
書かれる字は縁起の良い「福」「富」「寿」「春」などの文字です。↑のように逆さまに貼られているのもよく見かけます。中国語で倒すという発音が、到るという漢字の発音と同じなので、「福」を倒すと「福」が来るという意味になるからです。
大晦日には、帰省した親族一同で「餃子」を作って食べます。中国語の発音が、「交子(子供を授ける)」や「角子(紙幣)」と同じことから縁起がよいとされてお祝いごとがあるときに、よく食べられます。また、形が昔の貨幣と似ているので、餃子を食べると一年間、お金が貯まるといわれています。
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日本と同じで春節には帰省をする人たちで、交通機関は混雑します。2月9日〜15日までの春節休暇の間、民族大移動をするわけです。
北京では、元日からデパートなどは開いており街は賑やかです。公園では、←の写真のように飾りつけがされ、人々が集まっています。
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この公園は天安門広場の北東にある地壇公園です。春節の今日は、食品、本、CD、おもちゃ、骨董、縁起物等々の出店があります。ちょっとしたイベントのような物もやっていました。 |