札幌 西18丁目、円山公園、大通でぎっくり腰(急性腰痛)にお困りの方へ
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰とは、ふとした動作で起きる急性腰痛の総称。
ドイツ語で「魔女の一撃」とも呼ばれるように、突然の激痛が特徴です。
重いものを持ち上げたり、急に腰を捻ったりする動作だけでなく、顔を洗おうと前屈みになった、クシャミや咳をした、靴下を履こうとした、これらの何気ない動作で起きることもあります。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の症状として特徴である激痛の他に、体を動かす事が困難になります。
通常は前かがみの姿勢をとると楽で、体を後ろに反らすことが出来ません。
重症の場合、坐骨神経痛症状を呈し、、下肢のシビレや違和感が出る場合もあります。
日常生活制限を要する状態は、数日間から数週間で改善するものの、腰痛自体は長期間持続することがあり、数カ月間持続したり、ぎっくり腰の再発を繰り返す場合もあります。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因は主に、「大腰筋」という腰の奥にある筋肉の急激な収縮・ケイレンによるものです。
普段から腰を酷使する仕事やスポーツをしたり、長時間腰に負担のかかる生活を続ける事で
大腰筋に疲労が蓄積され、筋疲労がピークになった時に、筋肉が急激に収縮・ケイレンを起こした状態がぎっくり腰なのです。
(長時間歩いたり、マラソンの最中にふくらはぎの筋肉が疲労し、脚が攣るのと原理は同じです。)
このため、腰の状態が悪いと、普段は何ともない動作も、ぎっくり腰の原因となるのです。
大腰筋が原因のぎっくり腰とは?
大腰筋は上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉であり、内臓よりも深部にある代表的な「インナーマッスル」の一つです。
体の中で最も長い筋肉で、股関節の屈曲(脚を上げる)や上体を前屈させる作用があります。
特徴
①前屈みの姿勢が楽で、後ろに反らすと痛みが悪化する
⇒大腰筋は腰椎前面~足の付け根(大腿骨の前部)を結ぶ筋肉で、大腰筋が収縮すると体が前方に引っ張られます。ぎっくり腰は大腰筋が収縮している状態なので、前屈みの姿勢が楽で、体を後ろに反らすことが出来ません。
②クシャミや咳をすると痛い
⇒大腰筋は横隔膜と接しているためクシャミや咳で痛みが悪化する。
③押しても圧痛点が無い、痛む部位が漠然としている
⇒大腰筋はとても深い部分にある筋肉なので、押しても大腰筋まで力が伝わらないため、圧痛点がありません。痛む部位もハッキリせず、奥の方が漠然と痛いと感じます。
ぎっくり腰の鍼灸治療
当院ではぎっくり腰の原因である、収縮・ケイレンしている大腰筋を鍼で直接緩め症状を改善します。
大腰筋はとても深い部分にあり、マッサージや電気治療では刺激が届かないため、あまり効果がありません。
大腰筋はこれだけ深部にあります
鍼治療は、大腰筋を直接緩める事ができる唯一の手段なので、ぎっくり腰には大変効果的です。
大腰筋のような深部の筋肉が原因の場合、通常の長さの鍼では届きませんので、3寸(9cm)程度の長さが必要ですが、このような長鍼を扱うには、特殊な技術と知識が必要です。
鍼灸師であれば誰でも大腰筋刺鍼が出来るというわけではありません。
他の治療や鍼灸も試したけど、なかなか良くならないぎっくり腰は、当院の大腰筋刺鍼を一度お試し下さい。
Q&A
Q.ぎっくり腰になった場合、すぐ鍼治療を受けても構いませんか?
A.構いません。すぐ鍼をする事で、早期に筋肉のケイレンが解け、回復も早いです。
Q.ぎっくり腰を何度も繰り返し癖になっているのですが、それは何故ですか?
A.ぎっくり腰は、特に何もしなくても数日間安静にしていれば大腰筋のケイレンが治まり、一時的に回復します。
しかし、筋肉自体は緩んだわけではなく、まだ固い状態は続いているので、ふとした動作でぎっくり腰が再発します。
これを防ぐには、当院のような鍼灸治療で根本的な治療をしなければいけません。
Q.ぎっくり腰になった時は冷やした方がいいですか?それとも温めた方がいいですか?
A.よくある質問です。これは、正直どちらとも言えません。何故なら、大腰筋は奥深い場所にあるので温めても冷やしても
刺激が届かないからです。冷やしたり温めるよりもすぐに大腰筋に鍼を打ってもらいましょう。
Q.気を付けたほうがいい、ぎっくり腰の症状はありますか?
A.良い質問です。ぎっくり腰とよく勘違いされる症状に、「尿管結石」と骨粗しょう症による「腰椎圧迫骨折」があります。
尿管結石・・・きっかけが無く、激しい痛みが突然生じる。血尿。
圧迫骨折・・・お年寄りで腰痛の前に転んだりした。少し動くだけでも激しく痛む。身長が縮んだ気がする。
これらは鍼灸の適応外ですので、当てはまる場合は病院で検査を受けて下さい。