児玉教育研究所-力動的心理療セミナー

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力動的心理療法セミナー


目的
「力動的心理療法」は、「力動的精神医学」を基礎とする方法で、bio(生物)、psycho(心理)、social(社会)、の3つの視点からクライアントの状態を分析し、最も適切な援助方法を見い出していく、臨床的技法で、アメリカでは広く普及している心理療法です。本技法ではクライアントが、セラピストとの交流を通じて人格的成長を図り、自らの力で困難な課題や対人間関係の問題を解決できるよう「自律的自己」の確立を目指して、分析作業を進めてゆきます。この方法は、精神科医療をはじめ、教育、福祉、産業、など幅広い分野への応用が可能です。ゼミの進め方としては、理論学習と実技を平行して行います。精神医学、精神分析学、心理療法、等の各分野に関連する理論学習と同時に、力動的心理療法の技法を実際のロールプレイを通して習得することを目指します。

本講座は1年間のコースとし、心理学、精神医学のみならず心理療法の基礎となる脳神経科学、生命科学の基礎についても学習してゆきます。実際には以下の4つの領域についての学習を行います。
各年度毎のテーマは変わりますので、興味のある年度をお選びいただけます。

講座内容
<4領域>
1 力動的心理療法の理論と技法
2 精神医学及び精神病理学の基礎
3 個体発生と成育、乳幼児精神保健、発達障害 
4 脳神経科学、生命科学、エピジェネティクス

具体的には、前期10回、後期10回のセメスター制とし、各学期ごとに上記の3分野から特定のテーマを選び、関連した教科書を中心に学習を進めて行きます。併せてメンバー同士でロールプレイを行い、それについてのグループスーパーヴィジョンを行います。

2024年度の講座内容
<テーマ>
今期は「エピジェネティクス」の基礎を学習します
テキスト ゼミ開始時に指定します
参考書 「精神障害と心理療法」(高橋豊著、河出書房新社)
「はじめの一歩の生化学、分子生物学」(前野正夫、磯川桂太郎、羊土社)


講師:高橋豊
元飛鳥病院(精神科単科)心理室長、元中央大学法学部兼任講師、臨床心理士、精神保健福祉士 グループサイコセラピスト(日本集団精神療法学会認定)、日本精神医学史学会評議員、当研究所所長

応募要項、資格
現在、心理臨床に携わっている方又は大学院生等それを目指している方。

募集人数:定員12名
今回は若干名の募集となります。

資格認定
臨床心理士の方は受講により更新時のポイントが4ポイントつきます。
一定の期間と必要な単位を取得された場合には当研究所の「心理療法士」名簿に登録し、「認定証書」を授与します。

日程:原則第一、第三火曜日 午後6時20分~8時35分 全20回
前期
4月16日 5月7日、21日 6月18日 7月2日、16日、30日 9月3日、17日 10月1日
後期
10月15日、11月5日、19日、12月3日、17日
2025年1月21日 2月4日、18日 3月4日、18日

受講料
年間受講料:¥100,000円+消費税10%=¥110,000
(2回に分納可、後期納入期限 8月30日)

申込方法
参加申込書に必要事項を記入の上、期限内にメール、郵送又はFAXでお申込下さい。
電話でのお申込は受け付けておりません。

pdficon_large.gif「力動的心理療法セミナー」参加申込書PDF

申込受付
受講の可否については、こちらからご連絡致します。その際に、受講料の振込先をお知らせ致します。 
納入された受講料の払い戻しはできません。

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