児玉教育研究所-症状別の心理療法 うつ病

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症状別の心理療法

うつ病
食欲がない、意欲が湧かない、眠れない、将来を考えると不安でたまらない、希望や喜びが全く感じられない、といった「うつ状態」や更に進んだ「うつ病」にかかる人が増えています。企業の過度なノルマや成果主義の重圧に耐え切れずにこの病にかかるサラリーマンの方々が最近特に目立つようです。こうした「うつ」はできるだけ早く発見して、軽いうちに解消することが大切です。重くなれば自殺に到るケースさえも見られます。

元々「うつ」になりやすい人は几帳面で、秩序に束縛され、一度思い込むと柔軟性に欠ける「メランコリー親和型」の性格の人が多く、何事も一人で抱え込んで、処理しょうとする性癖があります。そのため「うつ状態」になっても、自分をムチ打って無理に活動し、更に病を悪化させてしまう傾向があります。抗うつ薬を飲む程ではないという程度でも、「抑うつ気分」が続くようであれば、一度心理カウンセリングを受けてみて下さい。早期発見、早期治療がこの病の一番の「鍵」です。「抑うつ状態」の段階で、自分が抱えている仕事の辛さや人間関係の悩みなどをセラピストに率直に話してください。それだけでも多少心が晴れるはずです。

もし「うつ病」の状態になっても、最近は効果的な抗うつ薬(三環系・四環系抗うつ薬、SSIR、SNRI等)も揃っていますので、きちんと治療すれば心配はありません。もし薬物療法が必要な場合には、信頼できる提携先のクリニックまたは病院を紹介することも可能です。

「うつ」は適切な処置をすれば回復する病ですし、人格的な対処能力をつけて行けば再発を防ぐことも可能です。何か重大な病にかかってしまったと、絶望的になる前に気軽にご相談ください。