お弁当によせて
2011年

お弁当・・・って、
誰でも、必ず思い出にまつわるエピソードがあるものですよね。

私の幼い頃、勿論、小学校時代から給食でしたが、土曜日だけはお弁当持参だったように記憶しております。
アルマイトのお弁当箱に、ご飯が染まるほど真っ赤なウィンナーが入っているのが、あの頃の流行でした。

小学校の運動会といったら、地域をあげての大イベントのひとつでした。
(敢えて、言わせて頂きますが)子供たちの成長を、地域がらみで応援していた・・・そんな時代でした。
運動会の早朝、母親の作るお弁当は、
米俵のようにゴロンゴロンしたお稲荷さんが、重箱にぎっしりと詰め込まれていました。
煮物や焼き物、漬物、ゆで栗や梨、青みかん・・・
子供は、兄と二人なのに、何故こんなに沢山作るのだろうかと不思議でした。

さてランチタイムになり、両親のところに直行すると…
あちこちのシートが繋がり、ご近所の人達が集まっての大宴会になっていたものです。
あんなにあったお稲荷さんは、あっという間になくなっておりました。

大人になって、お弁当を自分で作るようになると、朝昼晩、3食とも同じものを食べていました。
誰かと一緒に食べたいな・・・、ちょっぴり人恋しさも味わいました。
そんな寂しかった思いから、、私の胸の中に、何か執念の種みたいなものが蒔かれたのでしょうね。

家庭を持ち、今度は夫の為に、そして歳月と共に、子供の分も加わってまいりました。

お弁当作りは、なるべく季節感のある食材を取り入れたり、
味が染込む時間を考慮したり、冷えても美味しいと感じる調理の工夫をする楽しみが有ります。
蓋を開けた時の顔や友達とどんな会話が弾むのだろうかと、想像しながら作る楽しみがあります。

でも、夫は違っていたようです。(最近、知ったのですが)昼食に対しての思い入れは無いそうです。
・・・がっかり・・・、
私は、自分で作ったお弁当でも、皆とお喋りしながら食べる時間が楽しみだったのですが。。。

長い歴史の中には、思いっきり失敗したお弁当もありました。
愛情が感じられないものや、寝坊して、冷蔵庫に残った物を無造作に詰め込んだだけの時もありました。
でも、そろそろ、私のお弁当作りもお役御免になる頃ですね。


そこで、今更ですが、記録として残そうと思い、新コーナーの設置です!!


****  2011  ****
****  2012  ****
****  2013  ****
July
August
September
October
November
December
January
February
March
April
May
June
July
August
September
October
November
December
January
February
March
April
May
June
July
August
September
October
November
December

戻る  top pageに戻る