被害者が精神に受けた影響は、身体にも影響を及ぼす。
■精神と肉体への影響について■
『精神状態と典型的な症状』
- 「不安」:通常の心配というレベルではなく、思考と睡眠そして行動まで大きな影響を及ぼす。
- 「疲労」:休息をとっても、回復されない慢性的な疲労。
- 「集中力の欠如」:1つの目的や題材に対して注意を向けられないために合理的思考ができない。
- 「無感動」:被害者特有のショック状態に陥ると精神的に外界から引きこもり無関心になる。
- 「体温への影響」:周囲の気温や気候に関係なく、暑さや寒さを感じることが普通に起こる。
- 「内臓への影響」:被害を受け続けると腸や膀胱の筋肉調整ができなくなり失禁や下痢を起こす。
- 「吐き気・嘔吐」:危険が去った状態や食事の時に、突然吐き気や嘔吐を催すために摂食が難しくなる。
- 「飲食障害」:飲食に興味がなくなり、体重減少・疲労・病気に陥る。
- 「緊張病」:被害者特有の緊張状態が続くと通常の身体動作ができずに固まってしまう。
- 「震え」:特に手足に出ることが多いがひどい場合は全身に至る。
- 「鬱」:被害者は慢性の鬱病を伴うことが多い。自己批判・悲観主義・将来への不安・疲労。
- 「移り気」:深刻な鬱から異常に多幸な状態まで気分が変わり続ける。
- 「強迫的行動」:目的もない行動を繰り返したり、1つの話題を継続的に話す。
- 「無謀」:自分や周りの人の安全をかえりみず身勝手な行動を起こす。
- 「攻撃性・短気」:時に攻撃性を抑制できず、突然周りの人や物にまで怒りをぶつける。
- 「自己嫌悪」:自分自身を無価値だと強く思い込み、他人と比較して卑下する。
- 「現実逃避」:自己に引きこもり、完全な無力症を呈するか、想像や幻想の世界にこもる。
- 「薬物などの依存」:壮絶な記憶を忘れようとしてアルコールや麻薬を摂取しその量も増加する。
- 「言語障害」:発音が不明瞭になると共に意思伝達能力が著しく衰える。
- 「記憶喪失」:深刻なストレスのもとでは短期間の記憶も失われる。
『環境』は「精神」と「肉体」へ様々な『影響』を与える。
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