それに伴い犠牲者も増え、またそのほとんどはごく普通の生活を送っている一般市民です。社会経済も悪化し犯罪検挙率も低下していく中で、苦しみと不安の中での生活を強いられている人々に、追い打ちをかける数々の犯罪。
法の整備と行政の対応にも期待できないことが、救いの道をも断っています。残念ながら、政治家・官僚・警察などを含めて、国家としての政府機関に威厳がない以上、必然的に犯罪への抑止力もほとんどないのが現状です。私共は「日々の安全」と「生きることへの安心感・生きることの意義」を提供できるように日々努力を重ねています。危機管理メンバーは、「可能な限りの安全度」と「ユーザーニーズ」を両立するために、ケースバイケースでのコンサルティングからかかわることも多く、各自の専門性、経験から得られた知識と臨機応変の対応力、瞬時の判断力を持って、依頼主と接することができる高いコミュニケーション技術も持ち合わせています。
私共の目的は「犯罪犠牲者を救助する」ことです。依頼主の御要望にこたえるべく、全力を傾けて対応していくことが使命だと考えています。
現状でも被害者の中には、経済的な問題のために依頼を断念する方もいます。この現状を少しでも打破し活動をまい進していくために、個人・法人を問わず御理解と御支援を求めています。私共の趣旨や活動内容に御賛同していただける方々からの御連絡をお待ちしています。「人はなぜ、自己の欲望を満たすために他人を犠牲にするのか?」他人の生命・感情・財産・家族・生活・目標・夢・意志……ひとりの人間にまつわるすべてのことを奪い取っていく悪意に満ちた行動。憎むべき犯罪。
それぞれの人間が生まれ育ってきた環境に違いがあっても、相手の存在に敬意を持ちながら人間社会の中で生きていくこと。その気持ちがたとえ小さくても、尊い気持ちであることに変わりはありません。寿命や不慮の事故の場合、納得したりある種の諦めもあると思います。しかし、犯罪の犠牲になってしまった場合はどうでしょうか。ある人は家族を奪われ、ある人は障害を背負わされ、ある人は泣き寝入りの日々。その気持ちのままで生涯を生きていかなければなりません。
この国から、ある程度の補償を受けている人はほんの一握りです。国の在り方や法律の在り方、政治家の考えや行動にも疑念があります。この国の政治にはあまりにも問題が多過ぎる上に根深いものがあります。ほかの国であればとっくに暴動が起きていてもおかしくない状況です。そして、こういうふうに思うのです。「果たして国民の(生命、財産、権利を守る)ために存在しているのかどうか」と。答えは「No」です。(正義感にあふれた政治家、代議士、弁護士や警察官も少なからず存在します)
私共は、「自分自身でできることはないか」「何かないのか」……そういう「純粋で単純な気持ち」が、活動のきっかけなのです。それは、だれでも心の奥に秘めている……根底にある同じ気持ちです。時には、「私共の活動は、それほど意味がないのかもしれない」とか「活動を続けても、根本的には何も変わらない」という思いが、脳裏をかすめることもあります。しかし、被害者の気持ちが、私共をとどめている理由の1つになっています。
日々メディアから流れる事件には必ず犠牲者が存在します。また、流される事件はほんの一部に過ぎません。解決された事件や未解決事件……そして凶悪な事件。人は、凶悪事件の内容を、メディアを通して見たり聞いたり読んだりします。最初に受けた悲惨な衝撃は、時間の経過と共に小さくなり、そして消えていきます。それは、何度も見たり聞いたり読んだりすることで慣れてしまうからです。では、なぜそうなってしまうのでしょう。
いくつかの理由が挙げられます。ある人は、心に受ける衝撃から自分自身を守るために。ある人は、襲ってくる恐怖感を避けるために。ある人は、全くの人事として無関心を装ったり。ある人は、最初から無関心であったり。ある人は、万一の事態に備えて危険を回避する準備のために。ある人は、何らかの形でかかわり合いになったために、被害を受けてしまう可能性を避けるために。
しかし、その風潮が犯罪者の温床にもつながっています。ひとりひとりの気持ちが強ければ強いほど、環境を大きく変えられるのです。
私共は、これからも被害者のために活動を続けて行きます。それは、使命・運命だと思っています。テレビ番組への出演など毛頭無理であり、諸君らの「視聴率アップ」のために出演することなど金輪際ない。その昔はほかの形で出演したことがあったものの、今後は一切ないものと考えてもらいたい。
もし、「志のある」制作関係者が、物事の追究のためにどうしても意見が欲しいという場合に限り、メールだけでの受け答えであれば考えない訳でもないが、その時のやり取りを行う担当者は「最高責任者のみ」に限らせてもらう。それは、我々への「ファーストコンタクト」の時点から「発生している条件」とさせてもらう。もちろんこちらが協力できる場合に限られる。
また、やり取りの内容を「好き勝手に編集することは許可しない」。必要な場合は、その条件を伝えてもらい、その上でこちらが編集を行う。または、共同で編集を行うこととする。
その条件が最低ラインであるが、やり取りの中で不適切な人物と判断した場合には、その時点ですべてをなかったことにすると同時に、それまでのやり取り内容を抹消してもらい、一切を使用しないことが条件である。いずれの場合にもやり取りした内容は、サーバー上からもパソコン上からも抹消してもらう。
Status:1998-05-01〜作成
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