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 ど素人のアドエス導入記

【第3回】 使い勝手を向上させるために   
〜フリーソフトの導入:前編

カスタマイズしないと使いにくい、という予備知識は事前にたっぷり受け取っていましたので、買ったときから早くもフリーソフトを探すつもりになっていました。
この時点で、フリーソフトの知識はほとんどありませんでしたが、IT関係の情報を扱っているサイトを見ていると、自然に情報が集まってきました。
大いに参考にしたのは、下の各サイトです。

窓の杜“Advanced/W-ZERO3[es]”対応ソフト特集 第1回  第2回  第3回

【特集】Advanced/W-ZERO3 [es](第7回)これぞ醍醐味!「究極カスタマイズ」テクニック

ウィルコムファン W-ZERO3 (ソフト)

そのほか、ここからリンクをたどっていけるサイト、インターネットで検索してめぐりあった有志の方々による情報にも非常に助けられました。

(1) キーロックですぐに画面OFF 〜「KeyLockSuspendder」

先ず、最初の切実な問題として、キーロックしても画面がいつまでも明るく煌々と照り、無駄にバッテリーを消費しているということがありました。これを何とかしたいと思っていたところで、そういうフリーソフトが紹介されているのを見つけました。mozurin/mizukiさん作成の「KeyLockSuspendder」です。今でもこれは私にとって欠かせないソフトの一つになっています。側面のキーロックスイッチを動かしただけで、ただちに画面OFFができます。

初めのころは、リセットするたびに常駐解除されて、ファイルを開いてはまた起動し直さなくてはなりませんでした。そのうちようやく知恵が付いて、「Windows」フォルダの中にショートカットを貼り付けたら、リセットしても解除しなくなりました。たぶん、それが解決の理由だと思いますが、なにぶん、知識が乏しい人間なので断言はできません。

(2) 「My Documents」の枠から脱出したい 〜「gsGetFile.dll」を探して

上記にリンクしたようなサイトに紹介されているフリーソフトの中で、まっ先にインストールしてみたのがヨシヲさん作の「YTaskMgr」でした。なんて便利なんだろうと感激しました。画面の縦横の向きを四方向に変更でき、音量も明るさも調整でき、電源オフやリセットも物理的な操作無しに簡単にでき、ランチャーとしても使えます。

ところが、そのランチャーにたびたび使いそうなアプリケーションを登録しようとすると、マイドキュメントの中しか見ることができないという壁にぶち当たりました。情報を検索してみると、どうやらY.Nagamidoriさん作の「gsGetFile.dll」というものがない限り、マイドキュメントの枠を超えて外に出ることができないようです。
「dll」とはどういう種類のものなのか分からないままに、さっそく「gsGetFile.dll」がダウンロードできる場所を探しにかかりました。が、単体では発見できません。

情報収集するうち、現在入手しやすいものとしてはホーミンさん作の「gsgetfile-i」(インターナショナル版)またはごりぽんさんの「GSFinder-W03」の中に含まれているということ、もうひとつ、「FileDialogChanger」(ホーミンさん作)というのもいっしょにインストールするべきだということを知りました。
どうしてそうなるのか理屈は分かりませんが、信用できそうな賢い人がそう言っているのなら、ど素人はただ素直に従うのみです。
「gsgetfile-i」も「GSFinder-W03」も複数の作者の手が入って、機能を高められてきたソフトウェアです。ついつい両方をダウンロードしてしまいましたが、使い易いファイラはどちらにせよ必要になるので、「GSFinder-W03」を使うことにしました。
さっそく「gsGetFile.dll」と「FileDialogChanger」をアドエスの「Windows」フォルダに移動させると、みごとに全体を見渡せるようになりました。
これは、以後、活用することになった他のソフトウェアでも欠かせないものでしたから、何をするにも「gsGetFile.dll」は欠かせないものでした。もしもマイドキュメントの枠に閉じこめられたままだったら、アドエスの使い道は半分どころか、10分の1くらいに狭められていたでしょう。

アプリケーションの起動については、あとから導入した他のフリーソフトで使えるようになったので、「YTaskMgr」はよく見るファイルを呼び出すのに使うことにしました。
たとえば、私はパソコンのエクセルで「貸出図書」の返却期限一覧表を作っています。複数の図書館で同時に10数冊もの本を借りているとき、どの本がどこの図書館の蔵書で、期限がいつだったか、全部は頭に入りきらないことがあります。家のパソコンに一覧表で整理して期限を間違えないよう管理しているのですが、これを持ち歩けたら便利なのに、とずっと前から思い続けていました。図書館で借りてみたい本を目の前にして、あと何冊借りられるのだったか、今借りている本の期限がいつまでだったか、アドエスに登録しておけば、「YTaskMgr」からすぐに確かめることができます。

(3) 素早く起動し、素早く終了 〜「WkTASK」は万能選手

「YTaskMgr」を使い始めた頃は、世の中にこれほど便利なものはないと思い、それだけでじゅうぶん満足していましたが、「WkTask」(wakuさん作)を使ってみると、もう手放せなくなりました。
そもそも、アドエスは(…というよりも、WindosMobileは、ということなのでしょうが)アプリケーションを終了したつもりでも、まだ陰で起動していて、メモリを無駄食いしてくれます。パソコンのように、終わらせたつもりのアプリにはさっさと終わってもらいたい。それを解決してくれるソフトウェアはいくつかありましたが、最終的に選んだのは「WkTask」でした。

アプリケーションの終了が確実にできるというのは「WkTask」の機能のほんの一部で、ランチャーとしても便利に使えます。私としては、こちらの機能の方が気に入っています。事前に登録しておけば、テンキーを使って起動させたいアプリを速やかに選ぶことができます。
私がインストールしたあとも、このソフトはどんどんバージョンアップを重ねていて、12のテンキーのほかにキーボード(AとかBとか)にも割り当てができるようになりました。使い方によっては、次のページ(NEXT)に送って、テンキー縦画面のまま使いつづけることもできます。該当のアイコンにカーソルを持って行かなくてはなりませんが。
キーボードの方には横向きで入力するであろうエディタやメモ等を割り当てました。テンキーの方の割り当てには、電卓だの地図だのカレンダーだの、縦画面で使いそうなものを置きました。
今では、リセットもアプリの終了も大抵の場合は「WkTask」を使ってやっています。

(4) 自分好みのボタンに割り当て 〜「SortInchKey」の初歩的な使い方

先代のW-ZERO3 [es]までは、本体にスタイラスペンが収納されていましたが、アドエスは小さくなったこともあって、スタイラスペンが付いていません。スタイラスと言うにはあまりに使い勝手の悪い、小さな付属品が付いています。これをストラップに取り付けてタップせよというのが、取扱説明書の記述でした。

できればタップせずに使いたいものだと思いました。が、先代や初代のように割り当てのできるボタンがたくさんあればそれも可能でしょうが、アドエスは自由に使えるボタンが少なすぎます。
たった一つ、どうにでも融通のききそうな文字キーの長押しに最初は「YTaskMgr」を割り当て、次には「YTaskMgr」を「WkTask」で起動させることとして、「WkTask」を割り当てました。でも、まだまだ足りません。

よく閲覧していたウィルコム機種変更感想データベースで、しばしば「フリーソフトを投入してやっと片手で操作できるようになった」という記述に出会いましたが、こういうことだったのかと実感しました。

「SortInchKey」(シアノンさん作)という非常に有効なフリーソフトがあって、しかもなかなか奥が深いというのは、情報として得ていました。使いこなしが難しいのだ、とも。
別に使いこなす必要はないのです。せめて「クリア」キーの長押しに、よく使うユーティリティソフトをあてられたら、それだけでどんなに助かるか。

セッティングの画面に出てくるキーの名前には、利用できそうなものもあれば、利用できないものもありました。以前のW-ZERO3にあってアドエスではなくなってしまったキーがあるという理由もありますが、現在使えるものであっても私には「app5」とか「app6」とかいうのがなんだか理解できませんでした。(アプリケーションの略かな、と思ったりもしましたが、そうだとしても意味がわかりません)。キーコードというのもどんなふうに決まるのか、仕組みが分かりません。
有志の皆さんのサイトを閲覧すると、どのようにキーの割り当てをしたかという情報は見ることができましたが、こういうことについての具体的な説明には出会えませんでした。きっと分かる人にはあたりまえすぎて説明する必要のないことなのでしょう。完全に私の知識不足です。
分からないものはそのまま置いて、分かるものだけを活用することにしました。Hyperモードは初心者向きではなさそうでしたので、使えるものは極めて限られてきました。

先ずBack(クリア)の長押しに「WkTask」の起動をあてました。upの長押しにはPageup、downの長押しにPagedown。あとはそれほど切実に必要ではなかったのですが、Rightの長押しにHomeを、Leftの長押しにTabをあてました。
WinキーとOKキーは本体の設定でソフトキー1、2に割り当てることができますが、これは「ソフトキーの割り当てをしない」を選択して、改めて「SortInchKey」で設定しました。なぜかというと、本体では長押しのタイミングを3段階にしか設定できず、「SortInchKey」で設定したボタンのタイミングと違うために、押し間違えてばかりいたからです。
一時はActionキーの長押しも設定していたのですが、力をこめて押すと長押しになってしまって、意図しないアプリが立ち上がったりしたので、設定をはずしました。
もう何もかもが「長押し」一辺倒です。これが一番確実で、簡単でした。

最終的に、文字キーの長押しには「easyDial」(KOTETUさん作)が収まりました。他のランチャを経ることで生じるロスタイム無しに、すばやく回線を切ったり入れたりしたい、ということで。

(5) 「コピー」「貼り付け」etc.をスタートアップで 〜「KeyInputEmulator」

こういう機能が使えたらいいのになあ、とイメージしていたそのままのソフトが見つかりました。「KeyInputEmulator」(392 ◆vjnDkXAOさん作)がそれです。これも本格的に使い始めたら奥深い使い方がいくらでもありそうですが、私としては、まず「やり直し」のCtrl+Zを簡単に使いたい、そしてできればShift+Tabだのコピーだのが使えると便利だ、というくらいの願望を持っていました。「KeyInputEmulator」はそれを実現してくれるソフトウェアでしたが、何と組み合わせて使うかが問題でした。エクセルやエディタを開いているときにさっと利用できなければ面白くありません。

当初の有力候補は「Runner_es」(553 ◆oP90.ZbBZさん作)でした。テンキー9個分×4ページで36個のアイコンを表示することができます。アプリケーションの起動は「WkTask」で事足りるので、「Runner_es」にはこういう使い方を当てはめるとちょうど良いと思われました。
しかし、取り立ててアイコンを用意していない場合はアプリケーションでも、そうですが、表示されるのはすべて白い四角です。どれがどれだか区別がつきません。そこにカーソルを持って行って初めて、下の方に説明が文字で表示されます。これでは少々使い勝手が悪いので、「Runner_es」との組み合わせは諦めました。
加えて、たぶん導入したときの私の置き場所が悪かったせいなのでしょうが、再起動するたびに「Runner_es」が読み込めないというメッセージが出て挙動がおかしいという難点もあり、結局「Runner_es」はアンインストールしました。役割に共通点のあるソフトウェアは、どこかで取捨選択するべきなのでしょう。私はちょっと欲張っていろいろ入れすぎていたかも知れません。

「Runner_es」と組み合わせて使うという案は作者も提案されていますし、このソフトを紹介したページにも解説してありました。これをヒントに、「Lode」(Nord_jpさん作)を使うという方法を考えてみました。「Lode」は文字で表示されるので、何のアイコンか分からなくなることはありません。アイコンを表示しないこともできます。機能も使い勝手も気に入ったのですが、「Runner_es」と違って画面全体を覆ってしまうところが残念でした。その下の画面を見ながら作業をしたいので。
数に制限がないところがメリットですが、そんなにたくさんの登録をすることは、私の場合はないだろうと思いました。結局「Lode」はアンインストールしました。もう少し早い段階で導入していたら、使いつづけていたかもしれないと思います。

最終的には、スタートアップから呼び出すことにしました。これも、上記の紹介サイトからもらってきた知恵です。たとえ7つしか設定できなくても、私にはそれでじゅうぶんです。どうしても使いたいと思うものは、種類が限られています。作者がサンプルで用意していたもショートカットの他には、「やり直し」を作ったくらいのものでした。

ところで、「KeyInputEmulator」を利用した「範囲選択開始」と「範囲選択終了」(いずれもサンプルで用意されていたもの)には、意外な使い道がありました。
キーボードで大文字のAを打ちたいとき、ShiftとAが近すぎて、同時に押すのがやりづらくてしかたありませんでした。でも、「範囲選択開始」ということはShiftを押しっぱなしにしたということだから、これを選んでAをクリックすれば、大文字を出せます。大文字が続くときにはそのままにして、終わったら「範囲選択終了」を選べばOKです。A以外のアルファベットだったら、あたりまえにShiftを押しても指が交差しないので問題ないですが。

(6) これ一つですべてが解決しそうな「KTPocketLauch」

ある程度の月日が経ってから導入したものですが、KOTETUさん作の「KTPocketLauch」に出会ったときには驚喜しました。とても簡単で、しかも便利です。
はじめのうちは初期設定の順番に並んでいるプログラムが、次第によく使うプログラムから順に並ぶようになります。9個ずつページ送りされて、それぞれテンキーの数字で選べるので、何度もキイを押し続ける必要がありません。使いこめば使いこむほど、楽になります。

これを使うために初めは「SortInchKey」でWinキーの2度押しに割り当ててみたのですが、親指でダブルクリックというのはマウスと勝手が違ってちょっとやりづらいものでした。それに、あんまり同じボタンばかりに過剰な負担をかけるというのも気に入りませんでした。1年以上が経ったころ、本体も他のボタンも支障がないのに、Winボタンだけが使いすぎで感度が鈍くなってしまった、というような事態は避けたいものです。すべてのキーに均等に負担を分担したい、というのが私の方針でした。そこで、新たに「HookKeyHook」(oriさん作)を導入することにしました。

「HookKeyHook」は発話キーと終話キーとキーボードの開閉に割り当てることができますが、今のところ私が使っているのは発話キーだけです。ほとんど電話しない人間なので、発話キーの出番は少なく、こういうところで酷使してもだいじょうぶだろうと思いました。一方、終話キーは他の場面でも使うことが多いので、これは温存しておきたいと思いました。
キーボードの開閉は、キーボードが活躍することの多いエディタの起動にあてるというような使い方も考えられるのでしょうが、いつも同じことをするとは限りません。やっぱりここはデフォルトのままがいいと思いました。
というわけで、せっかく入れた「HookKeyHook」も、たった一つのアプリケーションを立ち上げるためだけに使うことになりました。でも、その一つが重要なのです。すばやく押すことができて、とても快適です。

使用頻度の高いアプリはふだん「KTPocketLauch」で起動させ、使用頻度は低くても使うときにはすばやく起動させたいタイプのアプリは「WkTASK」に設定しています。たとえば、ブラウザやファイラなどは「KTPocketLauch」で、電卓や地図や辞書などは「WkTASK」で起動させています。また、病院や講演会場などのように電源を切らなくてはいけない場所に行ったとき、すばやく切ることができるように、W-SIMを制御するソフトも「WkTASK」に割り当てています。

(7) 見えないところで活躍 〜「MultiKeyHook」と「zm_helper」

初代W-ZERO3から使っていた人に比べ、とても恵まれたことだと思いますが、アドエスが1台目であった私の場合、「キーフック系の常駐アプリケーションは共存できない」という情報とほぼ同時に「その問題を解消してくれるのが、ホーミン氏の『MultiKeyHook』である」という情報が入ってきました。
2007年の1月に紹介されたページでは「未だ人柱版」などと怖いことが書いてあったので少々怯みましたが、9月6日に書かれた作者のブログには「アップデートはそろそろ打ち止め?」とあったので、完成の域に近づいているという意味だろうと解釈して、導入に踏み切りました。

インストールしたはずなのに、「プログラム」のどこを探しても見つからないので面くらいましたが、「設定」のほうに入っていました。そういうものなんですね。素人にはそういう区別がすんなりと分かりません。どれが該当のアプリケーションか確信が持てないものだから、「SortInchKey」や「HookKeyHook」はもちろんのこと、「もしかしたらこれもかな?」と思ったものはみんな登録しました。登録しすぎても害はなかったようで、おかげさまで、どれもちゃんと使えています。ふだんはあまり存在を意識しませんが、まさに「MultiKeyHook」様々です。

ケータイであるにも関わらずメールや電話はめったに使わないので、導入するフリーソフトも、その方面のものは少なめです。ただ、メールに関して言えば、Ediさん、kobayasuさんの「zm_helper」を早い時期から導入しました。これも地味な存在ですが、入っていないと非常に面倒です。

シャープQ&Aの案内に従って「sent from W-ZERO3」をせっかく消しても(前述:第2回の記事)、リセットすると再び出てくるようになりました。たびたびリセットする人間にとっては非常に面倒くさいことです。ところが「zm_helper」が入っていると、リセットしても煩わしい文句が復活しません。返信するときにも、勝手に仕込まれてしまう意図しないフレーズを自動的に消してくれます。

(8) 今も悪戦苦闘中 〜必須のはずの「XcrawlEx」

かなり初期に導入しておきながら、なかなか活かせなかったのが、XcrawlEx(H.Makabeさん作)でした。Xcrawlはたいへん便利であるにもかかわらず、動作が不安定で、使用者の意図に反して暴走してしまう傾向があります。それを抑えて制御し易くしてくれるXcrawlExは、アドエスでは必須のソフトです。
ところが、どうやら私の当初の設定ができていなかったらしく、インストールしてもちっとも効き目が現れませんでした。クリックした瞬間、ずるっとすべってすぐ下に表示されたアイコンのアプリケーションが立ち上がったことも、数え切れないほどあります。
こんなものかと諦めて、誤作動を我慢しながら使っていましたが、最近になって、もう一度設定画面を出してから常駐させると、見違えるように使い易くなりました。押したいところでピタリと止まり、アクションキーをクリックしたとたんに一段下にずれてしまった、というようなことは起きません。もっと早くやり直しておけば良かったと後悔しました。
にもかかわらず、また一時すると、前ほどではないけれど誤作動が出るようになりました。これは私の指の動きの問題だったのかもしれません。
そういうこともあって、テンキーで指定できるランチャーなどは手放せません。

(9) 古いアプリをキーで操作するために 〜「MenuKeyHelper」

情報としては知っているけれども、自分にはあまり必要がないと思って、興味を示さなかったものもあります。たとえば「MenuKeyHelper」(ホーミンさん作)は、それまで使っていた人が手放せないソフトウェアだということを小耳にはさんで、新規参入の自分には関係のないものだと思っていました。ところが、古い時期から使いつづけられているソフトを使うには、これがとても便利だと言うことが分かりました。いちいちスタイラスペンを採り上げて、タップしなくてもすみます。
Ver.1とVer.2が同時に出ていて、ふつうに考えれば「2」の方が進歩しているはずだけれども、それならなぜ「1」も配布しているのだろう、と疑問がわいて、立ち止まってしまいました。が、どなたかのサイト(忘れてしまいましたが)で、どちらを選ぶかは好みの違いだと明快に説明してあったので、安心して「1」を導入しました。

使い始めは良かったのですが、まもなく下の方に現れるはずの黒い枠が出たり出なかったするようになりました。どの操作がアクティブになっているのか分からないときがあります(多いです)。見当でソフトキーを押してみると、意図と違う動作をします。

そこで、今度は「2」を試してみることにしました。Ver.1はソフトキー二つの操作でしたが、「2」の方はカーソルキーとアクションキーのソフトキーを組み合わせた形です。今度は必ず枠が出てくれるので、間違えることもありません。私にとっては、こちらの方が使い易いと感じられました。

次回で述べる予定の「UKTenki」(UK-taniyamaさん作)などで活躍しています。

(10) 色々お世話になりました

途中でアンインストールしましたが、「EXぱんだ」(ひろちさん作)もありがたく利用させてもらいました。これをアンインストールしたのは、解凍するものはもう解凍してしまったから少しでもメモリを軽くしようという意図であって、ソフトウェアそのものが気に入らなかったからではありません。zipはアドエス本体でも解凍できるようになっていますし。

「Pocket の手」(Mikio Fukushimaさん作)というソフトも、ネーミングに惹かれてインストールしてみました。ウィンドウズでいうところの「窓の手」のような働きをします。素人には手を出せないような変更を比較的安全に実行できます。
これについては、もう少し後の記事でまた触れる機会があると思います。当初はただ入れてみただけで、とてもとても、「Pocket の手」のお世話になるような大胆な操作はできませんでした。今だって、たびたび「Pocket の手」を活用するほど、レベルの高い使い方をしているわけではありませんが。初めて起動したとき、バックアップをとるように促され、まだたいしたものは入っていないけど……と思いながらも言われるがままに従いました。このときのデータが、じつはあとで大いに役立ちました(後述)。

どうしても導入したかったのに不調に終わったのが、ホーミンさんの「FakeCursorPPC」です。キーボードからマウスのような操作ができるというので期待したのですが、起動させて矢印が出てきたとたん、そのままフリーズしてしまいました。どうにもなりません。ソフトウェアを使ったリセットもできないので、結局は、キーボードを引っ張り出して、物理的にリセットの穴をつつく羽目に……。何か相性の悪いソフトでもあったのかと思い、いろいろ環境を換えながら3回くらい挑戦しましたが、本体に不具合が起きても困るので、ついにあきらめました。かなり残念でした。

(つづく)

monokobo

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