シ リ ー ズ − 【 美 術 と 岩 内 】


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  【コ ラ ム】

No.50/2007.10
ど ん ざ 丸50 号 発 刊 に む け て
(50号発刊に際しIT部会メンバーの感想を紹介)
 顧みて最初の頃はまさに暗中模索。「 HP練習版」という特殊性もあり異次元の世界に足を踏み入れたようだった。15年8月、軌道に乗る。メンバーの結束は固く順調に号を重ねる。
  役場職員、美術協会会員、木田の絵を愛する人、振興協会会員、ポプラの会員と幅広く助言や原稿を戴いた。長丁場には体調問題がつきものだがお互いカバーし合った。
とにかく休刊なしに50号を迎える。うれしいね。仕事は人。人は結びつき。私はこのすばらしい仲間と「群暉」とは一味違う美術館情報を発信できたことに深い喜びを感ずる。   (編集長 O.Y)

 『どんざ丸』 50号。より身近に、高い頻度で美術館情報の発信をと、回を重ねて50号。季刊の『群暉』との情報を住み分けて、多彩な発信を重ねてきたと思います。生まれた時期は違えど、『群暉』も次号が50号。そんな不思議な偶然にも、感慨を深くします。
  決して大きくはない、しかも地方の美術館で、これだけ発信し続けてこられたのも、ここが「みんなで創る美術館」だから。かなり手前味噌ですが、私はここを「日本一の美術館」だと思っています。発信し続ける美術館、これからもよろしくお願いします。   (学芸員 岡部 卓)

 H16年、小回りがきき、美術館情報や地域情報など多くのメッセージをタイムリーに発信する事を目的に、「情報ホームページ、どんざ丸」が誕生しました。これに先立ち、H15年9月「ペーパーによるどんざ丸」創刊号が刊行されました。その後4年余の歳月が過ぎ、愈々50号の発刊となりました。この間、この仕事に携わった仲間達の努力と情熱によって「ペーパー、どんざ丸」は立派にその使命を果して来ました。
  H16年発行のNo.8号の誌面に、今後に向けて抱負を語る「スタッフから一言」のコラム欄がありました。大森編集長は“新鮮情報、発信熱望、同志統合、論議白熱、大願成就、本日好日”と記しました。私は“大切な事は続けること。ガンバロウ!”と書きました。仲間達の頑張りで50号まで到達しました。皆さんありがとう!そして、オメデトウ!    (美振協会員 M.T)

『どんざ丸』50号、おめでとうございます。
 毎月1回発行される『どんざ丸』ですので、第1号の発行から計算すると、丸5年が経過していることになります。5年というと短いようにも感じるかもしれませんが、実に長い年月だと思います。よく50号も継続できたなぁと感心させられます。
 この『どんざ丸』の良いところは、美術館スタッフと大勢のボランティアの方々が一緒になって手作りしているところではないでしょうか。毎月集まっては、“あぁ〜でもない”“こ〜でもない”と知恵を出し合い、そしてひとつの形にしていく。決して豪華な外見ではないですが、1号1号が燦然と輝いています。
 これは、木田の絵だけでなく岩内文化をも後世に残していきたいという強い想いの現れではないでしょうか。今後は、どういった形で『どんざ丸』が継続していくかわかりませんが、この木田の絵や岩内文化に対する想いを、これまで以上に多くの人々と共有することができればなぁとしみじみ感じてなりません。   (役場元観光担当 Y.Y)

人が支える美術館
  美術館開設当時、私は仕事で関わっていたが、その頃から木田金次郎を語るみんなの口調は熱かった。そして人が集まる美術館になるといいねと話し合っていた。いまのナイトミュージアムの賑わいを誰が想像していただろう。
  指定管理者制度など、何度も曲がり角を向かえボランティアの方たちも転勤などで少しずつ顔ぶれを変えながら、それでもこの美術館を支えているのはみんなの気持ちとパワーであることに変わりはない。これからも形を変えながら人が支える美術館であってほしい。    (美振協会員 H.Y)

 「木田金次郎美術館のことを、全国の人により知ってもうために、インターネットを活用して情報提供できないものか」少しだけパソコンに詳しいということで、私にもお声がかかり参加させていただきました。準備期間を経て平成 15年9月から誌面として発行され、あっという間の50号到達に私も驚いています。掲載された情報量で、岩内の文化レベルの高さを改めて実感しました。
  時代により情報発信のかたちは変遷するでしょうが、「中身の濃さ・熱さ」で岩内の文化魂を伝える「どんざ丸」の存在は、町・美術館・そしてスタッフ、私自身にとっても大きな宝物。参加できたことは本当に嬉しく誇りに思っています。    (美振協会員 O.Y)

 発信班内限定のどんざ丸 NO.0は平成15年8月、美振協発行となっている。そして、船出をした時の意気込みが感じられる編集後記「課題山積、迷走もあろうが・・・・」の文。50号を迎えるにあたり、さて、どんな気持ちかと自問自答してみた時、馴れすぎた感じがあるなぁと思った。どんなに新鮮なものでも時が過ぎると古くなるのは当たり前。しかし、船出というものは1度きりではない。再び「出航・・・」の声が聞かれるかも。   (ポプラの会 T.T)

どんざ丸50号発行はみんなの力を結集したから
 
「どんざ丸」はホームページと紙面の二本立てで、携わる私たち部員は情報発信の先端と古典的様式の両立をこの50号までつづけてきました。美術館に来て帰るだけではなく、岩内の町の魅力を感じて欲しいという願いがあり、町内のお知らせを拾い集める作業が思いの外大変でした。
  文化活動にまつわる情報はパソコンを武器にして最新で伝えたいという目標があり、月一度発行する紙面のどんざ丸はその手慣らしというか修行の場でありながら、ペーパーならではの役割も大きくなっていったとの感があります。
  愛着は十二分にあるけれど、成長期にある「どんざ丸」が中身の濃い内容を背負えるように、骨組みを整えて再出発する準備が必要とも思います。古くて新しい町岩内のランドマーク、木田美術館の牽引をつづけるために・・・・・・。    (ポプラの会 S.K)

『どんざ丸』という名の木田金次郎美術館情報運搬船
  毎月、紙面版とホームページ版。 2つの航路を同時に進めてきました。
  若干ハタチで乗船し、これまでに記者・カメラマン・印刷屋・配達屋。そして時には、依頼者へ鬼の原稿取り立て屋!?
  乗組員としての仕事は本当に多岐に渡っており、大変に思うこともありました。たくさんの方の協力あって、各号が発行されてきましたね。私はいくつになったのかと、指折り数えている場合ではなく、重ねた月の数だけ、情報発信してきたことを振り返り「 50号、おめでとう!どんざ丸」お祝いの気持ちいっぱいです。    (美術館職員 M.K)

 途中乗船してから早 4年。このペーパー版「どんざ丸」は希望者に送付する形ではなく、配布という形態をとっているため、はたしてどれくらいの読者がいて、どれくらいの必要性があるのか、という答えが見えない疑問を抱きつつ編集作業を続けてきました。心底は愛読していただいていたと信じたいところ・・・。なにはともあれ続けてこられたことと仲間に感謝。そして50号万歳!   (美術館職員 S.T)



No.49/2007.9
町民のみなさまのご協力に感謝 !!
5 月 26 日  阿部由松氏:玄関前草刈り
6 月 1 日   高橋工務店様:駐車場草刈り
6 月 2 日   駅前通り町内会様:駐車場及び美術館周辺清掃
6 月 2 日   おもない通り町内会様:駐車場及び美術館周辺清掃
6 月 2 日   岩内ロータリークラブ様:駐車場及び美術館周辺清掃
6 月 3 日   フジヤ様:ガラスショーケース寄贈
6 月 24 日  北岩電業社様:美術館高所窓清掃
8 月 25 日  阿部由松氏:中庭・玄関前・外回り草刈り
  春から夏にかけて上記の岩内町民の方々のご協力をいただきました。みなさんのあたたかい美術館へのご支援に心より感謝いたします。

 

 
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45号3月16日町議会 41号どんざ忌・アンケート当選
44号「ハコの牧場」紹介 40号振興協会とボランティア懇談会
43号入館者30万人達成
39号振興協会への期待・講座感想
42号山田IT部会長ご逝去・どんざ忌講話
38号館長抱負を語る(指定管理制度)
47号美振協新会長
38号インターンシップ・講座感想3
 
37号第3回ナイトオープン

No.46/2007.6
他館レポート
          絵 画 と 衣 装                    
美 の 名 品 展

 京都文化博物館において、通常非公開の丸紅コレクションの展覧会があるというので、ゴールデンウイークの旅途中のぞいてみることにしました。
 呉服の意匠研究のために収集した小袖などの着物は桃山時代の淀君の物も展示してあり、傷んで色あせた小袖裂は当時の作り方を忠実に再現し鮮やかな新品に仕立て上げられていました。「昔のお姫様は、こんな立派な芸術品を身に付けていたのか。」と驚くばかり。いにしえの高貴な女性のおしゃれな衣装にため息の連続でした。

  もう一方の西洋画のコレクションでは、特筆すべきボティッチェリ作『美しきシモネッタ』をじっくり鑑賞できました。赤い衣装をまとい金髪を群青色のスカーフでまとめた横顔。美しい女性の姿は、人間ばなれした輝きを放つものかと感じる展示でした。最高の技術で女性を飾ること、それは崇高な仕事かもしれないとの思いが浮かんで来ました。

S.K
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44号ペルシャ文明展

42号藤田嗣治展
41号金沢21世紀美術館
35号福井爽人の世界
34号ギョレメ・オープン・ミュージアム
32号浮世絵美人画の魅力


No50/2007.10
編集後記

    (ペーパー版では)2ページにわたってIT部会メンバーの 50号感想がありました。おそらく狭いスペースでは書きつくせなかったことと思います。そして、このIT部会で50号を機会にHPのコンテンツなど改築したほうがいいという結論に達し、ペーパー版“どんざ丸”はしばらく休刊することとなりました。ご愛読いただきました皆様に心よりお礼申し上げます。なお、HPはブログ形式でリニューアル予定です。今後ともよろしくお願いいたします。

S.T