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―梨の効用について!―

 

 坂一園では古谷厚二さんのアイデアと陣頭指揮のもとに、棚網のワイヤー張替えと支柱にキャップ被せ作業で会員の皆さんが奮闘し、ほぼ完成しました。見事な出来映えです。

ところで、年明けから、古谷さん、隈井裕之さん、そして佐藤園の佐藤英明さんから、梨の剪定作業の方法等、また、梨に限らず果物全般について大変有意義な、興味深い本が何冊かご紹介されました。そこで、今回は果物全般についての本「果物の真実」(佐藤さんからご紹介)から、「梨の効用について」、私の感想も含めまして纏めてみました。既に本を読まれた方、また良くご存知の方には大変失礼申上げます。(下記の本も参考しました)

まず、意外でしたのは「日本人の果物消費」が少ないことでした。普段お店等で色々な種類をみていますので多いと思っていました。資料によれば、欧米諸国の半分以下、161g(一日当り)で、アジアの中でも韓国、フィリピンなどより少ないです。これは、「果物は美味しいけど、太るのではないか」等の根拠ない誤解が一つの原因ではないかと言われています。果物はカロリーが少なく、決してそんなことはないとのことです。

次に、「梨の効用」についてはいくつか挙げられています。

  1.   不溶性食物繊維が多く便秘に効く

  2.  カリウム成分が多く血圧を下げる作用がある

  3.  喘息・気管支炎などの予防効果がある

  4.  糖尿病の食事療法の必須食品の一つ

  5.  梨の葉をもみ、浴料とすれば湿疹などに効用ある

 また、梨を食べるためのことわざも紹介しています。

  1. ナシ尻カキ頭

  2. ナシは大名にむかせろ

最後に、「カンキツ色付けば医者青ざめる」とう格言が昔から有りますように、「果物は健康と美容に良い」ことから、色々な果物をバランスよく一日200g以上食べることを勧めています

今年も梨を沢山食べ、元気でいたいものですね

以上

資料

  1. 果物の真実」間苧谷徹編著 今月の農業編集室 化学工業日報社発行

  2. クスリになる野菜・くだもの」大塚滋著 創元社発行

  3. その他、「農文協図書館」蔵書本から何冊か参考

(隈井さんより、「農文協図書館」をご紹介されました。梨に限らず、農業、果物全版についての蔵書が多いです。(練馬区立野町15−45 TEL03-3928-7440))

 

2005年2月27日

『くにたち・梨園ボランティア』

事務局 遠藤 常吉(文責)


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最終更新日 : 2010/09/04