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―梨の“生け花”に挑戦!―
今年の三月は冬と春が入れ替わった様な寒い日が続いていましたが、東京では20日に桜の開花宣言が出されました。平年より8日早いとのことです。私たちの最大の関心事であります梨の開花は何時になるのでしょうか。今年も多くの方々に体験ボランティアに応募して頂いています。応募者の参加可能日と花穏付け作梨がマッチすると良いのですが。なにせ猫の手も借りたい程忙しい、短期集中型であり、天候にも影響されます。何れにしましても、ご参加の皆さんと、白く、清楚に咲く梨の花を楽しみながら花粉付け作梨に参加したいものです。 ところで、梨の“生け花”に挑戦して見ました。剪定の結果、処分されることになっている枝を2〜3本頂戴し、花瓶に押してやって見ました。実は昨年も挑戦したのでしたが、物も見事に失敗してしまいました。佐藤園の佐藤茂さんにお聞きしました所、「梨は乾燥に弱い、ビニール袋を被せると良い」とアドバイスを頂き、そこで、今年はその様にして、やって見ました。その結果、見事に咲かせることが出来たのです。その経過を概略スケッチで下図の様に画いてみます。蕾の先が割れだし、花房が出て来た時は、昨年はその段階で失敗でしたから、期待と不安で一杯でした。そして一輪咲いた時は感動しました。その後満開となりました。途中は水をまめに交換する程度で(液体肥料はやりませんでした)、また、花を多く咲かせない方が良いと思い、蕾の状況を見て摘み、最終的には一枝に2個の蕾となりました。 しかし、残念といいますか、当然かもしれませんが、花は梨園で咲くような、元気さ、艶は無い様に思いました。これは今後の課題としたいと思います。
元々、私が梨の“生け花”に挑戦したいと思いましたのは、蕾が付いている剪定された枝を何とか有効活用出来ないものかとの思いでした。今年の結果を踏まえ来年もまた、もっと色々な条件で、試行錯誤をしたいと考えています。皆さんも挑戦して見ませんか。そして何か良い方法を探りませんか。 以上 《概略スケッチ》
2007年3月22日 『くにたち・梨園ボランティア』 事務局 遠藤 常吉(文責・イラストも) |
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