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―剪定講習会に参加して!―

 

寒い日が続いていますが、梨の芽にとってはどう影響するのでしょうか。

さて、梨剪定講習会ですが、北島正雄にお手数をお掛けして幹事にご連絡頂き、そして当日は佐藤英明さんにご案内頂き、参加してきました。その結果の概略をご報告しますと共に、私の感想を述べて みます。

  1. 12月19日(月)午後1時半頃より約1時間 森梨園(稲城市)
    森梨園は多摩地区の2005年度最優秀賞農林大臣賞受賞梨園とのことです。

  2. 多数の熱心な梨園の方々が参加されていました。国立からは北島正雄さん、佐藤英明さん、そしてボランティアから、稲松さん、古谷さん、由比ヶ浜さん、遠藤が参加しました。

  3. 森梨園についての私の感想は、@梨の木に勢いがある A花芽が非常に多い B梨園に若木が多く、世代交代を進めている Cよく手入れされている等です。

  4. 剪定講習会の剪定対象は「稲城」でした。森さんが剪定し、それに対して、試験所のくぼたさん、やざわさんがコメント、講評する形で進め、最後に参加者との質疑応答でした。森さんは剪定を3段階に分けて行うとのことでした。

剪定の方法は私たちが佐藤さん、関さんより教わって来ましたことと基本的には同じと思いました。講習会での森さん剪定の中から、何点かを挙げてみます。

@長果枝は3年以上の物を切断し更新する。A長果枝の切断は主枝より少し出た所で切断(本件は講師と意見が少し違う感じでした)。B主枝の側面より下から出ているものを予備枝として用意する。C側枝は必ず一本にし、枝を出さない。そして、1年ものの太いものを用意する。D亜主枝の抜きは計画的に。E主枝はなるべく平行になるように伸ばす。F主枝の先端は棚より20cm程上げる。側枝の先端は固定する。G1本に、枝が約50本、その枝に約4個で、全体で約200個の実を付ける。

上記の内容を略図で描いてみます。

今回の参加は大変勉強になりました。私は剪定について、改めて予備枝を用意し、大胆に世代交代を進めることの大事さを感じました。その為には、葉のある夏場から準備し、 その木の剪定方針的なものを、何らかの形で作業記録的に残す必要があると思いました。

剪定作業について皆さんのご意見をお寄せ頂ければ幸いです。

 

以上

 

2005年12月22日

『くにたち・梨園ボランティア』

事務局 遠藤 常吉(文責・イラストも)


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最終更新日 : 2010/09/04