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―摘果作業に参加して!―
くにたちの桜の若葉が随分色濃くなって来ました。気持ちの良い季節になりました。 今、梨園では摘果作業の真最中です。4月4日からの花粉付け作業のお手伝いが 10日に終わりました。そして、僅か十日余りの後の22日に寿園で午前中は外柵の補修のお手伝いをし、午後から関さんにご指導頂きながら摘果をしました。摘果は花粉付け後10日と言うそうですが、まだ、果柄が柔らかく指先で簡単に折り曲げて切ることが出来まして、果実を取り除く作業でした。鋏でなく指先での作業のため大切な葉を切断してしまうこともなく、また、両手で摘果が可能であり、能率的な作業でした。葉が随分出てきていましたが、果実は比較的見やすく、十日の意味が分かる感じでした。それが、4月26日に北島義昭さんの梨園で、お手伝いしました時はもう果柄を指先での折り曲げての摘果は困難のものが多くなり、そして、5月1日に澤井さんのところでは、完全に摘果鋏による作業になりました。葉が一杯に茂り、葉を掻き分けての作業になりました。毎年のことながら、改めて梨の成長の早さ、力強さに感動します。私は余り作業に参加していませんことからか、変化の速さが梨園を訪れる度に一層強く感じられ、驚いているしだいです。 今年は澤井さんの梨園で「摘蕾作業」を行いました。平塚さんが関さんから教わり、それを私たちが平塚さんから教わっての作業でした。「摘蕾作業」については、梨作りの本では、その作業の大事さ、重要さが書いてあります。予てから、私はその作業に強い感心がありましたので、本当に良い機会となりました(4月1日参加)。枝先の花芽の中で、葉を残し、花の蕾だけを摘む作業でした。葉が養分を吸い上げる重要な働きをするためです。そして、その結果がどうなっているか興味を持って、5月1日に澤井さんの梨園の摘果作業に行きました。全ての木を見た分けではありませんが、私個人としては、「効果あった」と感じました。果実も昨年よりは大きく感じられ、また、枝先の摘果が不要になり、作業の効率が上がったように思いました。時間が取れればもっと「摘蕾作業」をすべきでしょうが、私たちボランティアの現状では困難な面もあると思います。 梨園主からの作業支援要請の範囲も増えて来ています。体験ボランティアの方々には、花粉付け作業のみならず、今は摘果作業に、そして今後は袋掛け作業などでご支援頂く予定です。その間の、梨園主、参加者との連絡調整に、平塚さんは夜遅くまで大忙しです。本当にお疲れさまです。私には作業範囲が増えて楽しみが多くなって来ています。そんなことかも、これからも時間の許す限り参加し、園主さん、皆さんとの会話を楽しみながら汗をかきたいと思います。 まだまだ忙しい状況が続きます。皆さんお体にはくれぐれも気を付けられましてご参加下さい。
以上
2006年5月5日 『くにたち・梨園ボランティア』 事務局 遠藤 常吉(文責) |
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